10 Sep 2016
生理前になるとなんとなく体臭がキツくなった・・・。このように悩む方も多いですよね。
女性特有のニオイの問題で、生理前の黄体期のみとはいっても、黄体期は約2週間は続くわけですから、どうにかならないのか困ってしまいます。
実は生理前の体臭の原因は、黄体期のプロゲステロンによる問題があるのです。この時期の体臭の乗り切り方を紹介します!
免疫力を落とさない工夫が必要
生理前に体臭が強くなるのは、黄体期にプロゲステロン(黄体ホルモン)が増えるからで、この女性ホルモンは免疫力を低下させ、皮膚の常在菌の状態を変化させてしまいます。
現に、生理前になるとカンジダになる人が多く、常在菌でもあるカンジダが増殖しだし、膣炎を何度も繰り返す人もいるのです。
黄体期にはどうしても免疫力が低下するように体ができているため、できるだけ免疫力を低下させないように注意してください。ぜったいにやってはいけないのは次のような行為です。
・デリケートゾーンをゴシゴシ洗う
・ウォシュレットを使いすぎる
この2点です。石鹸を使いデリケートゾーンを洗う方法も、皮膚にあるよい働きをしてくれる善玉菌(常在菌)が減少し、悪玉菌が増加してデリケートゾーンの状況がかえって悪くなってしまいます。
デリケートゾーンのニオイ対策には、専用石鹸を使って洗いましょう。このように言われることがありますが、実はこの対策は間違った方法だったのです。
具体的な生理前の体臭対策とは?
免疫力を上げる対策といわれても、なかなかピンとこないはず。デリケートゾーンにいる善玉菌(常在菌)は、腸内細菌ともリンクしているといわれています。腸内細菌の状態をよくすると、皮膚にいる善玉菌の割合も高めることができます。
便秘がちな方は、ヨーグルトのようにビフィズス菌や乳酸菌を積極的にとるようにしたり、納豆や味噌など発酵食品で腸内環境を整えることもできます。生理前の体臭が強くなる時期だけでも、腸内環境を整える食品をとるようにしましょう。
難しいようならオリゴ糖や、乳酸菌サプリメントでも効果が期待できます。
プロゲステロンが増えるとニオイが強くなる理由
生理前にはプロゲステロンの分泌量が増え、それにより免疫力が低下しやすいと説明しましたが、それ以外にも理由があります。
プロゲステロンが分泌する時期というのは、受精卵の着床に備えるため普段より体温が高くなります。これにより汗をかきやすくなったり、雑菌が繁殖しやすい環境もできてしまいます。
同時にプロゲステロンが多い時期は皮脂の分泌が多いと感じるはず。生理前になると顔が脂っこい、胸の辺りがベタベタする、そう感じる女性は多いはずです。皮脂が多いからといって、デリケートゾーンをゴシゴシ洗うのは止めてくださいね。先ほど説明した皮膚にいる善玉菌が減少してしまうからです。
デリケートゾーンも同時に皮脂の量が多くなりますから、ぬるま湯で洗うようにしてください。善玉菌はぬるま湯で洗い流すだけでも落ちてしまい、もとの量にもどるには多少時間がかかります。
おりものが多くなりニオイが強くなる
生理前は物理的におりものの量が多くなり、ニオイがキツくなると感じられます。
生理の直前になると、普段よりもおりものの量が多くなり、そろそろ生理がはじまるとわかります。黄体期2週間の間全部におりものシートを使いましょうとはいいませんが、生理前の2日くらい前には使うことをおすすめします。こまめに取り替えることで、ニオイのもととなるおりものが取りのぞかれ、ニオイが軽くなります。
ショーツのままだとおりものが下着に付着し、それが長時間とどまることで、雑菌と合わさり、ニオイのもととなるため、生理前の2~3日前にはおりものシートを使いましょう。
生理やおりものは一種のデトックス
女性にとって生理により経血が出たり、おりものが増えるのは、一種のデトックスになります。男性より女性のほうが寿命が長いのは、女性には生理があるからともいわれています。
男性はどうしても長年蓄積した毒素を出すことができないのですが、女性の場合は生理や出産などを通して、体内に溜まった毒素をデトックスすることができるのです。出産も一種の毒素の排出といわれており、女性が長生きするためには毎月の生理やおりものの増加さえも、本来は体によいものなのです。
女性の加齢臭にも注意が必要
若い頃は生理前の体臭はあまり気にならなかったのに、年齢を重ねるごとに気になるようになったら、それは女性の加齢臭かもしれません。女性も男性と同じように男性ホルモンの影響を受けるためで、男性ホルモンのせいで皮脂の分泌量が多くなり、男性の加齢臭とニオイを発している人も少なくありません。
体臭の変化は、女性ホルモンの量が減少する更年期ころからはじまりやすく、年齢を重ねるごとに男性ホルモンの影響は受けやすくなります。
更年期による女性ホルモンの乱れが体臭の原因となっているなら、生理前に関わらず、全体を通して女性ホルモンのバランスを整えるようにしましょう。有名なのは大豆のイソフラボン、ザクロなどの食品です。
漢方薬では当帰芍薬散、加味逍遥散などが更年期対策として使われることがあります。
しかし、もともとの原因は加齢により女性ホルモンの量が減少し、皮脂が増えて酸化することですから、生活習慣を見直して体を酸化させない工夫も必要です。
・有酸素運動をする
・抗酸化作用が高い栄養補給
・アンチエイジング対策のサプリ
年齢を重ねてくると体内酵素が減少し抗酸化作用が低下してくるため、抗酸化作用が高いといわれるビタミンEやアスタキサンチン、ポリフェノール、プラセンタ、ラクトフェリンなどもおすすめです。
まとめ
生理前になると体臭が強くなるのは、
・皮脂が多くなる
・体温の上昇で雑菌が繁殖しやすい
・免疫力低下で常在菌が減る
これらの影響が出てきます。なかでも常在菌の善玉菌は、雑菌を食べてくれる皮膚にとって必要な菌ですから、生理前にはできるだけ減らさず、逆に腸内環境を整えて増やすくらいの対策をしてみてください。