ワキガとアポクリン腺|手術で除去すればワキガは治る?
ワキガの原因であるアポクリン腺(アポクリン汗腺)。私は20年以上前にワキガの根本治療をする為にアポクリン腺を摘出する手術を受けています。
このアポクリン腺、ワキガの人だけでなく実はどんな人にも存在しています。ただワキガの人はアポクリン腺の数千個と数が多く、また1個1個が大きいといった特徴があります。
見た目はいくらの粒のようだと言われていますが、想像するとゲンナリしますね(´ω` ).... 沢山の大きいみっしり生えたアポクリン腺がずらっと並んでいるのかと思うと。
アポクリン腺が存在する場所は、脇の下、耳の外耳道、乳首、性器、肛門周り、おへそ周りで、アポクリン腺の多い箇所を触るとベタベタします。
アポクリン腺から出る汗は脂肪やタンパク質、アンモニア、尿素、鉄分などを含むからです。
アポクリン腺は異性をひきつけるフェロモンの役割もあるようですが、現代社会においては本当に迷惑な汗腺(><)!
アクリン腺を除去できるのは手術のみ
アポクリン腺を摘出し除去できるのは外科手術のみです。
手術方法は軽度ワキガ向けの吸引法や、重度なワキガ向けの剪除法(弁皮法)などがあります。
最も確実で効果的と言われているのが、アポクリン腺をドクターが1つ1つ目で確認しながら取り除く剪除法です。(皮弁法・反転剪除法・直視下剥離法とも呼ばれています。)剪除法手術のメリットとしては、アポクリン腺を摘出できるのでワキガ除去の確実性が高い事。
デメリットは大きな傷が出来る、固定期間が3~4日必要で1週間程度は身体を動かすのが大変といったものがあります。
剪除法手術でも100%アポクリン腺を除去するのは難しい
最も効果的と言われる剪除法手術でも、重度のワキガの人の場合は、100%完全に削除するのはほぼ不可能です。
というのも
- アポクリン腺が手術範囲よりも広範囲にわたっている
- 医師によるアポクリン腺の取り残し
という事があるからです。
私は20年以上前に剪除法手術を受けましたが、術後もワキガ臭がしました。
かなり広範囲でしっかり手術してもらった事は、脇の下の楕円形上に脇毛が全く生えなくなってきた事でわかったのですが、手術していない部分の脇毛はちょろちょろ生えてきているんですよね。
アポクリン腺は毛根の周囲にたくさんあり、剪除法手術の場合はアポクリン腺を除去する際に毛根も一緒に切除されるので、毛が生えてくる事はありません。
もしかしたら、本当はもっと広範囲でワキガ手術を出来たのかもしれませんが、今、インターネットでワキガ手術している人の施術範囲を見ると自分も同じような感じだったので、私のアポクリン腺の存在する範囲が広い気がしています。(自分の両脇で比較すると、左側よりも右側の方が広範囲に切除されたように感じます。)
かなり大量のアポクリン腺を除去したにもかかわらず、術後も臭いがするという事は、元々のワキガ臭が強いという事も考えられます。これはワキガ菌と言われるコリネバクテリウキセロシスの量が多い事や、皮脂から出てくる脂質が酸化してしまっている事などにもよるみたいです。
ちなみに脇の手術した範囲よりも外側、アポクリン腺がまだ存在して臭いが発生する場所を触るとべたつきを感じます。
でも私は手術してほんとうに良かったと思っています
臭いの程度は抑えられ、以前よりもお手入れがすごく楽になったので。
軽度~中度のワキガの人の場合、一度の手術で臭わなくなった人もいるので手術はワキガに大変有効だと思います。
私のように重度のワキガの人も、ワキガが軽くなるので手術は効果的ですが、100%完治しない可能性も頭に入れておいたほうが良いでしょう。
アポクリン腺が再発する事ってあるの?
一度除去したアポクリン腺が再発することはない、と言っている専門家もいます。しかし摘出手術後、数年たってワキガ臭が強くなるケースもあります。
正確には「再発」とは言えないかもしれないのですが、除去されていなかったアポクリン腺が大きくなった、眠っていたアポクリン腺が活性化されたという理由で再び臭う事があります。
除去されていなかったアポクリン腺が大きくなる
手術後、取り残しなどにより残っているアポクリン腺が大きくなるケースですが、これは無くなってしまったアポクリン腺の役目を補う為に、残りのアポクリン腺が頑張って大きくなってしまうからだそうです( ノД`) そこ、頑張らなくてもいい所なんですけれどね。
特に思春期などまだ身体が発達していないうちに手術をしてしまうと、残りのアポクリン腺が徐々に大きくなり、大人になってから再手術を必要とする人もいるようです。
我が家にも14歳のワキガの娘がいるので、本人が希望すれば手術を検討する予定ですが、再発の事を考えると20歳を過ぎるまで出来れば待ちたい所です。(今のところは娘はデオドラントで日常生活を過ごせています。)
眠っていたアポクリン腺が活性化する
アポクリン腺は自律神経と密接な関係にあり、ストレスを受けると活発化します。
私も緊張すると脇の下がジトっと嫌な汗をかきニオイがきつくなってしまうので、仕事のある日や学校関係の行事がある時は今でもデオドラントを入念に行っています。
またホルモンバランスの崩れで女性ホルモンが少なくなると、ワキガ臭がきつくなるようで、数年前から以前と比べてニオイが強くなったと自覚しています。(といっても中度レベルだと思います。)
アポクリン腺がなんだか頑張っちゃっているような感じです。
ただ、ワキガ手術後20年近くたってからの症状なので、手術をして良かったか、しない方が良かったかで言えば、100%手術をして良かったと思っています。
ワキガ臭は手術で格段に減りましたからね^^ 手術をしていなかったらもっとひどい事になっていた気もしますw
ワキガとアポクリン腺についてまとめると
- アポクリン腺は手術でのみ除去できる
- ワキガ重度の私は剪除法手術で中度レベルに
- 残ったアポクリン腺は大きくなる事がある
- ホルモンバランスの崩れやストレスなどで眠っていたアポクリン腺が活性化する事がある
- しかし手術で臭いが軽減された効果は非常に高く、ワキガ重度レベルの方は手術がおすすめ