体のニオイの悩みに応える体臭ブログ
わきが多汗症治療に長年携わってきた五味クリニック院長五味常明が、体臭対策、体臭予防をご紹介します。
これで口臭・体臭ともサヨウナラ におわない体をつくる生活習慣
いやな口臭や体臭は体の不調のサインです。
ということは、健康な体をキープすることで、においが気になることもなくなるはず。
におい予防は生活習慣病予防にもつながります。
食事でにおいを予防する
体のにおいは、どのようにものを食べ、どのような体質をつくっているかで決まります。
におわない体づくりの第一歩は食生活の見直しから始めましょう。
口臭を防ぐ食習慣
アルカリ性食品で代謝を促進
はたらき 体内をアルカリ傾向にする食品は、代謝を促進してにおいの少ない健康状態を保ちます。
食品例 緑黄色野菜や海藻類。青汁や野菜ジュースなどの葉緑素飲料。
繊維質の食品で唾液の分泌を促す
はたらき 唾液に含まれる酵素は雑菌の繁殖を抑え、口臭を予防。繊維質のものをかむことで唾液の分泌を促します。
食品例 ごぼう、きのこ類、ひじきなど。
デザートには果物を
はたらき クエン酸は口臭の原因になるたんぱく質を分解するので、これらを含む果物などを食後に。
食品例 りんごやパイナップル、みかんなどの柑橘類。
規則正しい食生活
栄養バランスを考え、なるべく多くの種類の食材をとること。腹八分目にとどめる。
就寝の2時間前からは何も食べないなど。胃に負担をかけないようにすることも重要。
食後30分以内に歯磨きを
高齢者は唾液が減少することもあり、食後30分もすると口の中の細菌が急激に繁殖して発酵臭が強くなります。
食後30分以内に歯磨きを。消臭作用のあるカテキンを含んだ濃いお茶でのうがいもおすすめです。
体のにおいを防ぐ食習慣
オリゴ糖で善玉菌を増やす
はたらき オリゴ糖にはビフィズス菌などの善玉菌を増やす作用が。
善玉菌が活性化すると悪玉菌が減少し、腸内環境を健康的に保てます。
食品例 ハチミツ、大豆、ごぼう、玉ねぎなど。
乳酸菌を補給する
はたらき 乳酸菌は腸内を健康に保ち、腸内でのにおい物質の発生を防ぎます。
食品例 ヨーグルト、浅漬け、ピクルス、みそ、しょうゆなど。
食物繊維で悪玉菌を掃除
はたらき 食物繊維には腸内の悪玉菌を掃除し、毒素や悪臭物質とともに便として排出する働きがあります
。便が腸内に長くとどまり、におい物質が体内に吸収されるのを防ぎます。
食品例 いんげん豆や大豆などの豆類。
抗酸化食品で加齢臭を予防
はたらき 抗酸化食品は加齢臭の原因ノネナールを作り出す活性酸素を抑制します。
食品例 緑黄色野菜、そば、海藻など。
オルニチンで疲労臭を予防
はたらき アンモニアを尿素に合成する肝臓のオルニチン回路の働きを高めることで、疲労臭を軽減します。
食品例 シジミ、ヒラメ、キハダマグロ、チーズなど。
クエン酸でオルニチン回路を活性化
はたらき エネルギー代謝をつかさどるクエン酸回路の働きを高めることで、オルニチン回路も活性化し、疲労臭を予防します。
食品例 お酢、梅干し。いちご、メロン、キウイフルーツなどの果物。
有酸素運動で日頃からよく汗をかく
汗がにおわないようにするには、日頃から適度に汗を流すことが大事。
汗によって皮脂腺や汗腺にたまった皮脂や汚れを排出することができます。
最近は夏でも冷房完備の環境下で汗をかく習慣が減ってしまっています。
ウォーキングやストレッチなどの有酸素運動で血流を良くして、日頃から汗をしっかりと流すとよいでしょう。
ウォーキング
ストレッチ 手足の血流が良くなるメニューを取り入れると効果的
×急激な運動はさほど汗が出ないのでNG
入浴にひと工夫でリラックスしながらにおいケア
入浴で、皮脂腺や汗腺にたまった皮脂や汚れなどを洗い流すことができます。
また、普段の入浴にひと工夫加えるだけで、におい予防効果がさらに高まります。
リラックスすることでストレスを軽減し、代謝が上がって血行が良くなり、有酸素運動と同じような効果も得られるので、夏でもきちんと湯船につかるようにしたいですね。
こんなものをプラスしても
漢方茶風呂 脂症の人におすすめ
脱臭効果のあるフラボノイドと脂肪分解酵素が含まれた雲南茶を入れる入浴法で、脂症の人におすすめ。
浴槽に茶渋がつきやすいので、入浴後は早めに浴槽を洗うようにしましょう。
酢入り風呂
酢に含まれるクエン酸が汗腺に吸収されると、においの原因となるアンモニアと乳酸の生成が抑えられ、汗のにおいを予防することができます。
笹風呂
熊笹の葉には殺菌・防腐作用のある葉緑素や多糖類が含まれているので、汗のにおいを軽減する効果があります。
更年期に起こる多汗予防にもおすすめ。
お風呂に入れないときは1日15分の手浴と足浴がおすすめ
熱めのお湯を洗面器に入れて、10~15分ほど手浴と足浴を行うだけでも、汗をかくことができます。
毎日運動したり入浴したりすることが難しい人におすすめです。
においを気にし過ぎないことも大切
加齢臭や疲労臭は、男女を問わず、誰にでも生じる老化現象です。
どんなに予防や対策を行っても、完全に「無臭」になることはありません。
「長年生きてきた証」だと考え、過度に気にし過ぎないことも大切です。
ただし、においが強い場合は、病気の疑いもありますので、病院で診察を受けたほうがいいでしょう。
えがおで元気 2013年8月号より
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医学博士・五味常明
1949年、長野県生まれ。一ツ橋大学商学部、昭和大学医学部卒業。昭和大学形成外科等で形成外科学、および多摩病院精神科等で精神医学を専攻。患者の心のケアを基本にしながら外科的手法を組み合わせる「心療外科」を新しい医学分野として提唱。ワキガ・体臭・多汗治療の現場で実践。わきがの治療法として、患者が手術結果を確認できる「直視下剥離法(五味法)」を確立。TVや雑誌でも活躍中。 99年からは、ケアマネージャー(介護支援専門員)として、デイケア事業や、高齢者介護の現場でのニオイのケアにも取り組む。
五味クリニック院長
流通経済大学 客員教授
日本心療外科研究会代表
体臭・多汗研究所所長
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