の質問についての返答です。個人的な見解ですし、いろいろな方法があると思います。親の拘束の度合いにもよると思いますので、他の毒親系の本なども読んでみてくださいね


*「毒親」との関係は改善できるか?

→イエスでありノーです

子ども側が変わることはできます。でも、ご両親が反省したり、変わったりということを求めることは非常に困難です。また、親に「この気持ちをわかってもらうこと」も非常に困難です。なぜなら、自分の非を認めること=彼らにとって自分を「全否定」することになってしまう可能性があるからです。毒親の多くは、自身の親との関係も複雑です。そして、ギリギリの精神状態で自分を保っています。私自身、母に「あなたが悪い」と言いたかったのではなく「私の気持ちをわかって」と伝えたつもりでしたが、「私が辛かった体験」を伝えようとすると、母はパニックになり過呼吸になりました。「息が苦しい」「私はこんなにがんばったのに」と、自分を承認してもらうことを優先します。

自己犠牲を払っているように子どもをマインドコントロールしているだけで、実は、「有無を言わさない」「ありがたいと思え」という一方的なコミュニケーションしかできない(ゆるさない)、とても幼い親なのです。我慢強い「オトナ」見える親って、実は、ある一面は、とっても子どもなんです。ゆえに、私は「この世に大人なんていない」と思っています。みんな子どもで、価値観や見せ方が違うだけなのではないでしょうか。

私自身、母が亡くなるときに謝罪してくれたものの、彼女が謝ってくれたことって、やっぱり私の嫌だったこととはズレていました。つまり、「私がなぜ嫌なのか」について、彼女は理解できないわけです。理解できないのだから、彼女がどれだけ考えてもわからないのです。それでも、私は「ごめんね」という言葉が聞けただけでもうれしかったし、癌になったことで、私を「わかろう」としてくれたことについては、本当に感謝しています。カンペキな理解は、無理なのです。だからこそ、どれだけ批判されても物理的な距離が必要です。


*親が子どもの「犠牲」になること

→ある意味「ありがた迷惑」です。そう望んだのは「親自身」なのですから

「あなたのために」という言葉は、ある意味、子どもへの強迫だと思います。「あなたのために我慢している」のだとしても、子どもはそれを望んだわけではありません。「あなたのために我慢すること」を選択したのは「親」のほうです。私たちには「選択する権利」があります。

「良い親になる」という選択をしたのも、親自身です。

子どもは「それほど良い親じゃなくていいから、もっと私に自由を」と思っているかもしれないのに、勝手に「良い親でいること」を選んでいるわけです。そのことを、子どもは「感謝」とともに、遠慮なく「拒否」してもいいと思います。あ、「要らない!」っていうのではなく、なるべく「距離を置く」ことでの拒否を。



「毒親」だと気づいた今、どうすればいいのか


→とにかく距離を置くことを考える

まずは、物理的に距離を置く方法を考えてみましょう。とはいえ、学生の間は養ってもらっているだけに、非常に難しいと思います。まず、穏便に卒業して就職すること。そこから少しずつ親元を離れていくように、静かに計画を立てることを、私はお勧めします。

勝手な行動がゆるされない(就職先にも口出しされる)場合、できれば一度は、親の希望通りに就職することで、「一度は親のいうことにも応じたよ」という姿勢を取ります。そのうえで、お金を貯めて家を出ましょう。最低100万円以上貯金すれば、ひとり暮らしはできます。ややこしい親ほど、親元を計画的に離れたほうがいいです。反対されるかもしれませんが、そのときには「私の人生は、私が決める」という意志を伝えたらいいのです。

ドラマのように親がいつかわかってくれることは無いかもしれません。それでも、親に対して罪悪感を感じることはありません。とはいえ、結構大変です。私自身、母にすごく責められました。「話を聞いてくれない」「最近、あなたは何を考えているのかわからない」「宗教のように○○に影響されているんじゃないか」など。どれも違います。親が「親子だからわかり合えるはず」と思い込んでいるので、「子どもが違う価値観」ということがゆるせないし、理解できないのだろうと思います。でも、ゆるせないのは、親自身が「承認欲求」が強過ぎるからであり、親が「異なる価値観」を認められない幼い人間である……とも考えられます。

何よりも、ただ寂しいのです。親は、子どもに理解されたいものなのです。

親が子どもを育てるのは、親の義務です。毒親の場合、その親が「子どもの自由に生きる権利を奪う」という罪を犯してきたのも事実。育ててくれたことに感謝もすべきですが、だからといって、親の奴隷になる必要はありません。とにかく距離を置くことが大切です。でなければ、一生、親のコントロールから逃れられない人生を送ることになるかもしれません。


*一番の理解者は「親」ではないかもしれません

私は親からの理解には恵まれませんでしたが、友人や恋人など、他人とのコミュニケーションをあきらめませんでした。そして、血が繋がっていない人のほうが、実は気が合うのだ……ということがよくわかりました。そんな友達のことを「魂の友達」と呼んでいます。たまにしか話せなくても、お互いの環境尾しっかい支え合える友達です。「運命の人」と、この苦しさを共有したこともあります。

「わかる人」は、わかってくれる。それは血縁関係だとは限らない。そう思っています。



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