今回はみんな気になる”体重”について。
多くの場合、摂食障害の始まりは無理なダイエットによる「拒食」から。
そこから「過食」になり、「過食嘔吐」になり、また拒食を繰り返すと言われています。
(わたしもそうでした)詳しくはこちら
「拒食」「過食」「過食嘔吐」どんな状態の時でも、気になるのが「体重」
それぞれの状態の体重の推移と、今。なぜわたしが「体重」にこだわることをやめられたのか。
毎日体重計とにらめっこして一喜一憂するのは、もうやめませんか?
1.摂食障害を知らなかったとき
あのころはストレスからとにかく食べていたかった。
会社ではサロンの店長としての毎日。スタッフたちとのミーティングを兼ねた食事会、それから社長とのミーティングランチ、居酒屋勤務の彼との生活で深夜にラーメンとか食べてたなぁ・・・笑
そんな摂食障害と無縁の、自由な食生活をしていた時の体重はなんと53kg。
お正月に当時付き合っていた彼と撮った写真を見た彼の家族の
「まんまるでかわいいね」
の一言で、ダイエットしよう!と。最初は軽い気持ちだった。
お弁当をキャベツを炒めたり、レンジでチンしてドレッシングかけたり。
でもだんだん、炒める油が気になった。ドレッシングのカロリーが気になった。
千切りにしても、固形物を体に入れることすら、怖くなった。
そこから、わたしの「拒食期」が始まります。
2.拒食期
固形物を食べるのを拒否し始めたわたしは、500mlのお茶でお腹を満たすようになりました。
その時の体重は43.5kg。
周りからは「やせたね」と言われ、お客さんからも「ダイエットしてるんですか?」ってよく聞かれたなぁ。
でも、そこまでだった。
上半身はどんどん痩せてくのに下半身はむくんで太ったまま。
仕事柄座りっぱなしってこともあったし、運動なんて体力的にする余裕もなかった。(だって食べてないからね)
毎日毎日体重計とにらめっこ。
でもね、体重は43.5kgから落ちることがなくなった。それどころか増えるようになったの!
食べてないのになんで?ってわけが分からなかった。
停滞する体重と、それと同時に増える食べ物への欲求。
そんなとき、冷凍庫のフランスパンが目に飛び込んできた。
3.過食嘔吐
過食嘔吐になってから、体重はさらに落ちた。
だって、吐いた後の体重が朝計った体重より減ってないと嫌だったから。
1gでも増えてたら追加して食べて徹底的に吐いた。
3日間は全く食べず、休みの日は過食嘔吐で体重を減らして、35kgまで落とした。
でも、頭の中は食べ物と体重でいっぱい。
そして食べ物に使うお金は際限なくて、割引のものばかり買ったり。
誰かの食べかけだって気にせず食べてた。
減った体重には喜んだけど、それがしあわせだったかと聞かれると決してそうではなかったな・・・
彼とデートの日。
ショーウィンドウに映る自分を何度も見た。試着で今まで履けなかった58cmのパンツに足が通る。
「ここまで落ちたから食べても平気」「今日は普通に食べよう」
と、思ってたでも、食べだすと止まらない。
食べることに必死で、相手の話なんて正直どうでもよかった、むしろ、話しかけないでとすら思った(最低ですよね笑)
そして、その後私を待っていたのは食べたことへの罪悪感。
「食べてしまった!太る!」
軽く吐いたけど、まだお腹は苦しくて。でもまだ食べたくて。
デートどころじゃない、頭はやっぱり体重と、さらに食べたいという欲求ばかり。
普通じゃないよね、でも、悲しいけど、それがわたしにとって普通になっていました。
家に帰って体重を計ると驚きの40kg!自分が豚に見えた。
急いでつめて、必死で吐いても減らない。イライラして悔しくて彼の前で泣きわめいた。
せっかくのデートだったのに。
次の日の朝は39kg。
せっかく減った体重も一日でこの通り。
もう普通に食べることなんかできなくなってた。
それもそのはずだよね、体は栄養を欲しがってた。飢餓状態の体は乾いたスポンジと同じで普段足りない栄養をどんどん吸収しようとするんだから。
そのあとも、過食嘔吐の期間5年間はこれをずっと繰り返した。
体重の上下はすごく激しくて、35kgから42kgをさまよった。その度に一喜一憂して。
普通に食べられないことで、大切な人とのデートでも、家族と旅行に行っても、誰かと飲みに行っても純粋に楽しめなかった。
「体重、体重、体重!!!」
二度と来ない大切な20代の内の5年という時間を、わたしは無駄にしてしまった。
決して常に痩せているだけではない、体重の為だけに。
4.そして今。
155cm、わたしの体重は5年間で大きく上下しました。
53kgから始まり、43.5kg、そこから35kg、35kg~42kg。
そして今、体重は42kg。
最低体重よりもちろん増えました。でも、過食嘔吐におぼれていた時よりもっとからだはメリハリが出て「きれいになったね」と言ってもらえる。
体重なんか首から下げて歩いてるわけじゃない、35kgのときだって体重は私しか知らなかった、まさに自己満。誰かが褒めてくれたわけじゃない、むしろ哀れな目で私を見てた。
35kgのわたしに「ごめんね」と、そして、「42kgになっても大丈夫、あなたはとてもしあわせだよ」と伝えたい。
最後のダイエットと思って始めた無理なダイエット。
痩せることは出来たけど、どの時も決して心からしあわせではなかった。
いつも、体重と食べ物に振り回されて、過食嘔吐で食費はかさんで、捨てられるものまで手をだして。トイレに向かって「もう辞めたい」と何度も思っていました。
そして今。
「体重」をあきらめることで、大切なものを、そして、なにが本当にしあわせなのかを知ることができました。
体重計にはもうしばらく乗ってません。「もういっかなー」って思ってます。
それはなぜ?
だって、どれだけ体重が減っても、しあわせになんか、なれないよ。
自分が痩せることにどんな意味があるのかもう一度考えてみてください。
それは、しあわせに到達できそうな形ですか?
あなたが、体重という自分だけの価値観で悲しむ日が減りますように。そして笑顔で過ごせる日が多くなりますようにと願って。