JRA、60周年記念イベント「馬と歌舞伎」を東京・日本橋三越本店で開催、競馬と歌舞伎の魅力を発信する案内人に市川海老蔵さんを起用

2014.10.22 23:07 更新

 日本中央競馬会(以下、JRA)は、10月22日~11月4日に東京・日本橋三越本店で、設立60周年記念「馬と歌舞伎」を開催する。同イベントでは、馬や競馬の魅力を発信する案内人として、歌舞伎界を代表する市川海老蔵さんを起用し、会場では競馬と歌舞伎の両方を楽しめるコンテンツを紹介する。10月22日に行われたオープニングセレモニーでは、JRAの井出道雄副理事長と日本橋三越本店の中陽次店長と共に、市川海老蔵さんがテープカットセレモニーを執り行った。

 「今年、設立60周年を迎えるJRAは、今年が“午年”ということもあり、この1年間、様々な記念事業を展開してきた」と、JRAの井出副理事長が挨拶。「そして、10月22日から11月4日までの約2週間、三越、松竹などの協力のもと、『馬と歌舞伎』を日本橋三越本店で開催する」と、「馬と歌舞伎」の開催概要について紹介。「このイベントの案内人には、歌舞伎界を代表する俳優の市川海老蔵さんを起用し、歌舞伎と競馬の双方が楽しめるコンテンツを用意した」と、歌舞伎ファンも競馬ファンも楽しめるイベントであるとアピールしていた。「期間中は、歌舞伎や競馬に関する貴重な品々の展示はもちろん、ワークショップや実際の馬に触れてもらう機会も設けている」など、触れ合える催しも用意しているとのこと。「『馬と歌舞伎』を見た後は、ぜひ競馬場にも足を運んで、競馬の魅力を肌で感じてほしい」と、今週と来週にはビッグレースもあるだけに、多くの人が競馬場に足を運んでもらうことに期待を寄せていた。

 続いて、JRAの井出副理事長、日本橋三越本店の中店長、そして案内人の市川海老蔵さんがステージ上でテープカットセレモニーを執り行った。海老蔵さんは、「日本の競馬界の名馬であるディープインパクト号の等身大と、9月に京都の南座で行った歌舞伎で使用した馬の大道具が展示されているのだが、そのスケールの大きさには眼を見張るものがある」と、「馬と歌舞伎」の見どころについて教えてくれた。

 


 「歌舞伎ゾーンと競馬ゾーンに分かれており、歌舞伎ゾーンでは、勧進帳で使う道具や、他の演目で使う印籠など、先祖代々大切にしているものを展示している」と、間近で見ることができない品々を見学できるようになっているという。「競馬ゾーンでは、ディープインパクト号などの名馬がクローズアップされており、ファンは必見といえる。さらに競馬場の歴史や、20年前の名馬のレース映像を見ることができるコーナーもあり、往年のファンにはたまらない内容となっている」と、競馬好きの海老蔵さんも満足できる内容であると話していた。

 


 歌舞伎と競馬には、一見接点がないように感じるのだが、海老蔵さん曰く、「歌舞伎は、日々違うお客様と接し、その都度微妙に演技などを変えている。競馬も馬それぞれの個性があり、ジョッキーはその馬に合わせて乗り方を変えていると思うので、そういう点では接点があるのではないか」と、競馬の騎手と歌舞伎俳優は、どこか似ている面があるのかもしれないと話していた。「また、競走馬は血統がとても大切。親の代で行われた名勝負を子どもたちが受け継ぐなど、ロマンがあって素晴らしい。歌舞伎も代々の伝統を受け継いで今日に至るが、血統というよりは従事する人間の環境面に対する順応さが大切になってくる」と、競馬と歌舞伎それぞれの奥の深さを教えてくれた。

 歌舞伎にしても競馬にしても、まだ体験したことがない人にとって、初めの一歩を踏み出すきっかけとして海老蔵さんがおすすめしていた点は、「歌舞伎では、歌舞伎好きの友人に劇場へ連れて行ってもらうと、すんなりその世界に入り込めてしまうと思う」とのこと。「競馬は、ギャンブル性を求めるか、ドラマを求めるかで変わってくるが、馬券が外れてがっかりしないように、1着の馬を当てる単勝という馬券をすべて購入すると、外れることがなくよいかもしれない」と、ギャンブルであることを意識せず、純粋に競馬を楽しみながらも、馬券という競馬の醍醐味も味わえる方法を教えてくれた。

 最後に海老蔵さんは、「競馬は馬が本当に綺麗で、その無垢な姿を眺めているだけでも心が休まる。歌舞伎は見たことがある人が5~6%程度と少ないだけに、ぜひ歌舞伎座などの劇場に足を運んでもらいたいと思っている。歌舞伎と一言でいっても、朗読あり、落語あり、演目ありなど盛りだくさんな内容を短時間で楽しめるので、とにかく一度体感してみてほしい」と、歌舞伎、競馬ともに、まずは実際に自分の目で見て、その楽しさを味わってほしいと話していた。

 


 展示コーナー「馬と歌舞伎」では、馬事文化財団の貴重な所蔵品をはじめ、「心に残る名馬たち」のドラマを映像と併せて市川海老蔵さんが紹介。歌舞伎展示では、作品に登場する「歌舞伎の馬」と「歌舞伎十八番」の衣裳を展示する。また、10月28日13:30から本館1F中央ホールで、トークショーイベント「サラブレッドトークショー~武豊×市川海老蔵~」を行う。JRAジョッキー武豊騎手と歌舞伎界のサラブレッド市川海老蔵さんによるスペシャルトークセッションで、「馬と歌舞伎」の魅力を紹介してもらうと同時に、二人それぞれの立場から「馬」と「歌舞伎」についての魅力や、騎手、歌舞伎俳優としてのターニングポイント・エピソードなどを話してもらう予定となっている。

[開催概要]
名称:「馬と歌舞伎」
会場:日本橋三越本店 本館7階 はじまりのカフェ/本館3階・4階イベントスペース/本館屋上
日時:10月22日(水)~11月4日(火) 10:00~19:00
   ※本館・新館の地階から3階は19:30まで
   ※10月24日(金)・31日(金)は、本館・新館の地階から3階は20:00まで
主催:日本中央競馬会
協力:松竹、」公益財団法人馬事文化財団
案内人:市川海老蔵
アクセス:
<東京メトロ>銀座線・半蔵門線 「三越前」駅から徒歩1分、東西線 「日本橋」駅から徒歩5分
<都営地下鉄>浅草線 「日本橋」駅から徒歩5分
<JR>新日本橋駅から徒歩7分、東京駅(日本橋口)から徒歩10分

日本中央競馬会=http://www.jra.go.jp/
日本橋三越本店=http://mitsukoshi.mistore.jp/store/nihombashi/