白い歯を長持ちさせるために〜ホワイトニング後のアフターケア〜


ホワイトニングを行った後、せっかく白くなった歯を長持ちさせるにはちょっとしたコツやアフターケアが大切です。

個人差はありますが、ホワイトニング後半年ほどから徐々に色が戻り始めると言われています。
白さを持続させるには、治療後の注意ポイントをしっかり守ることが重要です。

ホワイトニング直後の歯の状態から、気をつけたいことまで、白い歯を長持ちさせるためのアフターケアについて詳しく見ていきましょう。

ホワイトニング直後の歯の状態

ホワイトニング直後は、歯の表面に色素が着色しやすくなるということをご存知ですか?

せっかく白くなった歯も、その直後の食生活や喫煙などの生活習慣によっては、更に歯が黄ばんでしまうということがあります。

歯の表面には、エナメル質を守っている「ペリクル」という層があります。ホワイトニング直後は、エナメル質をおおっていた「ペリクル」という膜が剥がれたとてもデリケートな状態です。
ペリクルは12時間から24時間かけて自然に再生されていきますが、ペリクルが再生されるまでは注意が必要です。

せっかく白くなった歯の美しさをキープするためにも、以下のポイントを守るようにしましょう。

ホワイトニング直後30分~1時間は飲食を控える(特に酸性の食品は禁物)

ホワイトニング直後は、飲食を避けるのがベストです。
特に、酸性(pH5.5以下)の食品を摂取してしまうと、酸によってエナメル質のカルシウムが溶ける「脱灰」という現象が進み歯の表面を荒らしてしまうため、注意が必要です。

  • 柑橘系飲料やフルーツ
  • 炭酸飲料(特にコーラ)、スポーツドリンク
  • ビタミンC、クエン酸、酢や、これらを含む食品
  • 梅干し、ピクルス
  • タバスコ、ケチャップ、ソース
  • 赤ワインなど

飲み物の場合、つい油断して口にしてしまいがちなので注意しましょう。
オフィスホワイトニング同様、ホームホワイトニングでもホワイトニング中の飲食と、ホワイトニング直後の酸性食品の飲食は禁物です。

ホワイトニング直後から24時間以内は、歯に着色しやすいものは口にしない

ペリクル層が剥がれている状態では、歯の表面に色素物質が入りやすい状態になっています。この状態の時に、色の濃い飲食物を摂ると急激に再着色を起こしやすいので注意が必要です。

  • 赤ワイン、チョコレート、ベリー類などポリフェノールを多く含むもの
  • 日本茶、紅茶、コーヒーなどタンニンを多く含むもの
  • 醤油、味噌、ソースなどの色の濃い調味料
  • からし、わさび、マスタード
  • カレー、キムチなどの色の濃い食べ物や、合成着色料が使われたもの
  • 色素の濃いうがい薬
  • 色つきの歯磨き粉
  • 漢方薬(液状のもの)

ホワイトニング後には、白い食べ物や色の薄い食べ物が安心です。

ホワイトニング後におすすめの飲食物

  • 牛乳、水、白ワイン
  • ご飯、パン、カルボナーラなどホワイトクリーム
  • 白菜、白身魚、うどん、しらす、大根など

その他に気をつけておきたいこと

食事などの他に、以下のことにも注意が必要です。

喫煙

ホワイトニング直後24時間以内は、喫煙も控えましょう。タバコも再着色の原因になります。

口紅

口紅も歯に付着すると着色の原因となってしまうので、直後は控えましょう。

もしも、色の濃いものを口にした時には・・

もしも、ホワイトニング後に色の濃いものを食べてしまっても、ホワイトニング前より色が濃くついてしまうということはありませんが、なるべく早く歯を磨き、着色物が口の中に存在する時間を少しでも短くしましょう。
歯を磨くのが難しい場合には、口をゆすぐだけでも構いませんし、お水を飲むだけでも違います。

飲み物に関しては、ストローを使ってなるべく歯面に触れないように飲みましょう。
色の濃い飲み物を飲んだ後は、お食事同様にすぐに歯磨きをするのが理想ですが、難しい場合は口をゆすぎましょう。それだけでも汚れはずいぶん流し落とせます。

また、牛乳などの乳製品には、歯の表面をコーティングして色をつきにくくする作用があります。カレーなどの色の濃い食品を避けられない時には、事前に飲んでおくのもオススメです。

歯がしみる現象が起こったら・・

ホワイトニング後はペリクル層がはがれている状態のため、通常よりもしみやすい状態になっています。

通常は24時間程でペリクル層が再生されて治まりますが、ひどい場合には、市販のフッ素ジェルを塗ったり、フッ素配合の歯みがき剤を使用するなどの対処を行いましょう。

歯科医院で、知覚過敏用の薬剤を塗布することも出来ます。

ホワイトスポット(白斑)が気になったら・・

ホワイトスポット(白斑)とは、歯の表面にできる白いシミのような斑点のこと。
エナメル質形成不全の一種で、エナメル質からカルシウムが抜けてそこだけ白濁する現象です。エナメル質石灰化不全とも呼びます。

ホワイトニングによって、ホワイトスポットが目立ってしまうことがあり、特に治療直後は気になりますが、1~2日経つと徐々に落ち着いていきます。

ホワイトニングの効果を長続きさせるために

白い歯をできるだけ長く保つには、普段のケアが大切です。

歯は、「歯の表面が長時間色素に触れる」ことと、「磨き残しの汚れの上に色素が沈着する」ことで着色していきます。

歯についた汚れは、時間が経つと取れにくくなるので、虫歯や歯周病予防と同時に丁寧な歯磨きを心がけましょう。

ホワイトニングは、歯の色素を化学的に分解します。通常すぐに色が戻ることはありませんが、歯の質や着色の程度によって再着色が起こる期間は変わります。
しかし、一生白い歯を維持出来るものではありません。

ホワイトニング効果をより長く維持するためには、ホワイトニング用の歯磨き粉などを使用したり、年に1~2回のホワイトニング、定期的なクリーニングでメンテナンスをすることが大切です。

ホワイトニングの効果の持続については、食習慣や歯質などによって個人差がありますが、せっかくホワイトニングした歯を出来るだけ白く保つためには、自分で歯磨きをきちんと行い、歯科医院で定期的にメンテナンスをしてもらいましょう!