Everything(It's you)のカップリング曲。

なんかかなり異色の曲です。歌詞は少し落ち目?のファッションショー等で活躍していると思われるモデルのお話になっています。

デルモっていうのはモデルの業界用語だと思われます。なんか芸能界ではよく

六本木→ギロッポン
銀座→ザギン
寿司→シースー
挨拶→サツアイ

みたいに文字を前後入れ替えて言うことがあるっていうのは都市伝説的に語られてますよね。この類の言葉遊びだと思います。

雨のち晴れみたいにストーリータッチになっているんです。そして恐らくミスチル史上初めての女性視点からの物語になっているのです。成功をつかみながらもどこか満たされない女性の葛藤をよくここまでリアルに書けるなぁと驚いてしまいます。売れてる故の虚しさは自身の経験でもあるのかな。遊び心も満載ですね。

DISCOVERYの頃だったでしょうか。ミスチルがとあるラジオ番組に出演しました。その時にこの曲が流れたんですが、ジェンさんが「これは私の20代の頃を描いた歌です」みたいなことを言って紹介してたのが笑えましたw

この曲はそのラジオ番組で非常に人気があって随分長い期間その番組のリクエスト上位に食い込んでいました。

東京←→パリ間を行ったり来たりして 順風満帆の20代後半だね バブリーな世代交代の波押し退けて クライアントに媚び売ったりなんかして

いつも自己管理 ダイエット 睡眠不足 華やかな様であって 死んだ気になりやってんだ

これって案外自身のことを言ってたりしてwミュージシャンでもモデルでも美容師とかでもぱっと見華やかに見える職業ほど裏では物凄く地味なことばかりやってたりするんですよね。

バブルって今でははるか昔のおとぎ話の様に思えますがこの頃はまだほんの少し前っていう感覚だったんですよね。。この時代も不景気だ不景気だと言われてましたが今は若い人の所得がこの頃より100万円も減ってるそうで。栄華を誇ったクライアント……マスコミや大企業等も凋落中です。時代は変わりましたよね。

デルモって言ったら「えっ!」ってみんなが一目置いて扱って 4、5年も前なら そんな感じにちょっと酔いしれたけど 寂しいって言ったら ぜいたくかな かいかぶられて いつだって

これもミスチル本人達の話っぽいですよねwこの曲がリリースされたのは1997年、4~5年前というとCROSS ROADが出た辺りでしょうか。そのころはこう、ミスチルって言ったらえっ!って言われたりして気持ちよくなったりしてたんでしょうかね。

でもよく頂点まで登りつめちゃうと虚しさが残るだけとか言われますけど、ミスチルは文字通り頂点を極めましたからね。天才故の孤独感があるんでしょうね。私には絶対にわからないなw

自分の男性観が 屈折しているのに マザコンだらけの世代を笑ってみたり 毎晩オサカンな無名時代の友と 長距離電話そんでもって彼女が云うには 「こんな事聞いて誤解しないでよ縛られるのって 結構気持ちいいかもしんないな」

はい、エロ頂きましたwSMを匂わせつつ、ギリギリ綺麗な感じにまとめるために「こんなこと聞いて誤解しないでよ」という表現を使うっていうのが本当に上手いですね~。この表現力には脱帽するばかりです。

アーティスト業界にもオサカンな人達は実際たくさんいたんでしょうね~。桜井さんはどうだったのか(ry.

あのね この間ふと思ったの "幸せ"ってつまり何なのよ 結婚であったり恋が女の全てじゃないにしても 心がぽかり空いたまんまの穴を何が埋めてくれるの嬉しいよな 悲しいよな 時には涙 モデル

この間 また思ったの  "幸せ"ってつまり何なのよ 「子供作っちゃえば!?」って みんなが軽いノリで言うけど 私にとっては深刻なの 満たされなくて いつだって 嬉しいよな 悲しいよな ちょっぴり涙 モデル


~なのよ口調にするだけでぐっと印象が変わりますよね。結婚、子供、、生々しい言葉が浮かんでいます。この頃はまだ結婚しないというのも又人生の一つの形みたいな議論が出来る世の中でした。……若者が結婚出来ないなんていう時代が出てくるなど予想出来たでしょうか。

最後に涙もでると涙 モデルと上手くかかっているころが凄いですね。

まだまだ若いの(デルモ)
輝いていたいの(デルモ)
私が世界の(デルモ)

※水泳大会の おりも政夫


……?突然出てくるおりも政夫という言葉。面喰いました。一体なんだ?と調べて見たらタレントなんだそうです。水泳大会の司会をやっていたらしいのですが……私はよく知りません。おやじギャグ?カップリングだからって遊びまくってますねw

さてこの曲のギターは、

とってもお洒落でピアノと言い、ギターと言い、個人的にはジャズっぽい雰囲気です。

使われているギターはエレキギター二台とアコースティックギターも一部使われています。ワウペダルを使ったエレキギター等こんな風にひどく蒸し暑い日に似たサウンドになっています。

ベースの音、それからギターとピアノの音、スティックの音。凄くお洒落なアレンジ。うおおおおおかっけええええ。中坊だった私はこの大人っぽいテイストに心が震えました。それからストリング。ヘッドフォンで聴いてるとゾクゾクしてきます。

又間奏のリフ。これ自体もカッコいいんですが、ここのドラムの音が何とも言えず好きです。それから転調して不意にフォークっぽくなる部分、それからさらにイントロに戻る。。曲の構成もかなり練られていて面白いです。カップリングということでかなり実験的に作られている気がします。

又この曲はミスチルにしては珍しく女性のコーラスが入っています。結構相性良いですね!最後はデルモデルモ……って言いながらフェードアウトしていくのですが、ライブだったらリフの部分に戻ってお終い!っていうのがカッコいいなぁと想像しています。

この曲は残念ながら映像化はされていません。しかし、97年に行われた恵比寿でのシークレットライブと、同じく97年に行われた札幌での特別ライブ「すずきのすすきの」という特別ライブで演奏されたという情報があります。またやってくれないかな~。

ついに Mr.Children TOUR POPSAURUS 2012でやってくれました!万歳!