旅立ち空間 -- 編集部員が巡る旅セレクション

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   てぃだ(太陽)が燦々と輝く日は、海抜99mにして小浜島でもっとも高い場所、「大岳(ウフダキ)展望台」を目指そう。小浜島は八重山諸島の真ん中に位置するため、石垣島・竹富島・黒島・新城島・西表島・鳩間島・嘉弥真島、また天気がいい日は波照間島が見渡せるという。
   「辿り着くまでは絶対振り返らないで」。という地元の人のアドバイス通り、緑生い茂る長い階段を上って行く。運動不足のなまった身体にはちょっとキツいが、小鳥のさえずりや都会じゃ見られないスカッと晴れた青空や緑、涼しい風に後押しされて、不思議と足取りも軽くなる。
   ようやく辿り着いた展望台からの眺めは、まるで夢で見た南国の風景のようだ。「ああ、なんて私、ちっぽけ…」。とついつぶやいてしまうほど、360°広がる絶景とフレッシュな自然の香りは心身を癒してくれる。迫力ある眺望は、小浜島の滞在に忘れられない思い出を刻んでくれるに違いない。

   ホテルステイが決まったら何を置いても訪れたいのが「ニラカナイスパ」。沖縄で取れる植物を使ったオイル・塩・お茶など、植物本来の力で美を引き出してくれる楽園のスパだ。
   エントランスを抜け、バリの小物や家具で統一された静かなウェイティングルームで、まずはハイビスカス茶を飲みながらじっくりカウンセリング。そして自分のコンディションに合わせてオイルやメニューを選んでいざスタート。写真の美(ちゅ)ら島足浴では、沖縄の花々が入った桶に足から徐々に全体を温める。泡盛を入れることによって血行がよくなり代謝がアップするんだそう。その後は経絡にそってゆっくりマッサージ。肌を伝うリズミカルな指の動きはイタ気持ちよく、頑固なこりもすっきりほぐれ、疲れた身体も確実にチューンナップしてくれる。終わった後の爽快感と、見違えるようにむくみが取れたスリムなレッグラインに、美容関係者がリピートするのも頷ける。

   ラグジュアリーなホテルディナーもいいけど、島の雰囲気を感じられる居酒屋で過ごす時間は、何にもかえがたい一期一会の思い出を刻むことができる。数少ない島の食事処の中で、島民にも重宝されているのがここ「居酒屋Sanufa」だ。
   島の食材を使ったメニューは全てリーズナブルで、中でも一番人気は、小浜島でとれたばかりの新鮮なもずく(写真)。滑らかな舌触りと甘酸っぱさが絶妙で、お土産人気ナンバー1というのも納得だ。
   店内は初めての客も溶け込みやすい雰囲気で、いつも笑いに溢れている。その秘密は店長のきょう姉(写真左)にアリ。ふと周りを見渡すと「あれ?」何やらカッコイイ男子の多いこと!   島中のイケメンがきょう姉(写真左)に会いに集まってくるのだとか。それもそのはず、きょう姉は初めて会ったとは思えないほど気さくでまさに面倒見のいい姉貴という、感じなのだから。

   泡盛を飲みながら夜更けまできょう姉やイケメン達と語り合う…なんてことも、小浜島が生んだ奇跡なのかも。

  • 〒907-1221 沖縄県八重山郡竹富町字小浜758-1
  • tel:0980-85-3280
  • ホテルからの送迎あり
  • 営:18:00-26:00
  • 休:水

   沖縄・南西諸島のラグジュアリーリゾートブランドとして名を馳せる「南西楽園」。その高いホスピタリティと南国の自然豊かな居心地の良さを融合させた、上質な滞在を約束してくれるのがここ「小浜島リゾート&スパ ニラカナイ」だ。
   南国植物が生い茂る敷地内の客室数は162室。すべてがヴィラタイプのゲストルームはインドネシアから取り寄せた家具で統一され、バリのリゾートを彷彿させる。デイベッドでゆっくり読書…なんて優雅なひとときもヴァカンスならではの楽しみ。
   また、広大な敷地内には充実した施設がたっぷり。表情豊かな原生林に囲まれたゴルフ場、2つの屋外プール、スパ、今春にオープンしたばかりのビーチハウス・ビーチプールと、アクティビティのすべてがホテル内で完結してしまうのも最大の魅力だ。ビーチへの移動はシャトルバスが通っており、ホテルスタッフがカートで送迎してくれるのでラクチン!   行きはカートでも、帰りはアラマンダや月桃などの南国の花々が咲き乱れる小道をゆっくり散歩しながら帰る、というのもおすすめ。ここではひとまず時計は仕舞っておいて、ゆったりとした時間に身を任せ大人のヴァカンスを楽しもう。

   プライベート感あふれるプールでひと泳ぎしておなかをすかせたら、プールサイドのレストランへ。ここ「クラブハウスレストラン」は朝食バイキングの他に、沖縄や八重山の食材を取り入れたランチがいただける。
   写真のアグー豚のとんかつは、脂身がジューシーで噛みごたえがありとってもボリューム満点!   小浜島に来たらぜひ食べたおきたい八重山そばは、あっさりとした汁に喉ごしのいい麺が上品に絡み合い、そして口の中でとろけるラフテー!   これぞ本場の味、を堪能できる。昼下がりはプールを眺めながら、一日の旅のプランをゆっくり練ってみては?
アグー豚のとんかつ定食¥1,680(税込)
八重山そば¥750(税込)

  • 〒907-1221 沖縄県八重山郡竹富町小浜東表2954
  • 小浜島リゾート&スパ ニラカナイ内

「はぁー…」あまりの雄大な夕日の美しさに、もらしてしまう大きなため息。訪れた恋人たちも島人たちも、誰もがこの夕日を目の前に言葉を失うに違いない。
   小浜島にはいくつかサンセットポイントがあるが、ちゅらさんでもおなじみの「細崎」の夕日は別格だ。島の夕日と言えば地平線に沈むのがベストと思われがちだが、西表島に沈みゆく夕日は、昔マンタがいたという伝説もあってか神秘に満ちている。太陽が沈み切ったあと残るのは、ものさみしい余韻というよりも、何か解き放たれた穏やかな気持ち…というのも不思議だ。静かなさざ波に映る太陽のオレンジと、空との幻影的なグラデーションは、一生忘れない思い出となるだろう。