中学時代をサイパンで過ごし、英語を身につけ、現在世界一周の旅(2012年4月~)に出ているヨッシーが「英語ができるとこんなことができるよ!」と、英語で広がる世界を紹介するコーナー。

今回紹介するのは、こんなサービス。


世界中のオーガニック農場で



日本では「ウーフ」と言ったりするみたいですが、まだまだ日本では知名度の低いサービスですね。私も世界一周に出発する前に、旅好きの友人から教えてもらって初めて知りました。

「WWOOF」は1971年にイギリスで始まったサービスで、当時のオーガニック活動を支援するために、"Working Weekends on Organic Farms." (週末はオーガニック農場で働こう!)という内容で、最初は4人が大学内の農場で活動する程度だったものが、徐々に人数も期間も拡大していき、現在の規模まで広がっていったそうです。現在の「WWOOF」の意味は"World Wide Opportunities on Organic Farms"となっています。

ちなみに、WWOOFする人のことを、WWOOFer (ウーファー)WWOOFing (ウーフィング)などと呼んだりします。

以前の記事で、旅人に泊まる場所を提供するサービスカウチサーフィン」 [*1] を紹介したのですが、「WWOOF」はこの"オーガニック農場版"と思ってもらえると早いです。

ただ、カウチサーフィンと違うのは、会員登録が基本的には必要なので、最初だけお金がかかります。しかも、国ごとに組織というかサイトが分かれている上に、会員費用は"年間"と決められているので、ちょっと面倒かも...。例えば、1ヶ月しか滞在しない予定のトルコで年会費30ユーロ払うなんてもったいない。

でも、それ以上に得られるものがあります。もし、オーガニックな暮らし方に興味がある人なら、払う価値は確実にあります。

私は、タイのチェンマイで1週間の農場体験 [*2] をしたのですが、見るもの、教えてもらうもの、全てが自分にとって新しく、「こんな生き方があるんだ」と価値観が一気に広がりました。もちろん、ボランティアなので、食事や寝床を提供してもらう代わりに、農場の仕事を手伝う必要があるのですが、そもそもそれがしたくて来てるんですから、全然苦じゃなかったです。特に、「パーマカルチャー」 [*3] という概念はほんと素晴らしいものだと思いました。

「WWOOF」は完全に国ごとに独立して活動を行っているので、登録されている農場の数も違うし、サイトのデザインもチープなものからカッコいいものまであります

アメリカ版WWOOFのサイト↓


フランス版WWOOFのサイト↓


日本版WWOOFのサイト↓


トルコ版WWOOFのサイト


ペルー版WWOOFのサイト↓


日本版のサイトは結構チープな感じですが、サイトの農場リストを見てみると、結構数はあって、ほぼ全国に散らばっているようです。以前友人が北海道でWWOOFingをして、「すごくいい経験だった」と話していました。

国によっては専用サイトを立ち上げていない場合もあるので、その場合はWWOOF Independents [*4] というサイトに登録します。ちなみに、タイ、カンボジア、マレーシア、ベトナム、エジプト、モロッコ、南アフリカ、ベルギー、ノルウェイ、ロシアなんかが当てはまります。また南米については、別にLatin American WWOOF Independents [*5] というサイトがあって、ボリビア、コロンビア、ベネズエラ、ジャマイカなんかが登録されています。(ややこしい...) 

2012年7月時点で、正式なWWOOFサイトがある国が52ヶ国、Independentsに登録されている国が合計54カ国なので、全世界に散らばる190以上の国々のうち、106の国々でWWOOFingできることになります。

会員登録するとその国の登録農場のデータベースにアクセスできるようになるので、地域で検索して、自分が求めているものに近い農場を探します。基本的には、載っている連絡先のメールや電話をしたりして、その後は完全に個別でのやりとりです。(基本は全て英語)

おそらくこのサービスを利用する人は、長期旅行者、もしくはバックパッカーが多いと思うので、金銭面で年会費を払う余裕がない、という人もいると思います。

そういう人にオススメしたい方法は、気になる農場があったら、とりあえずググってみる方法。国によっては、会員登録しなくても、いくつかの農場が見れるようになっているので、気になった農場の名前をGoogleで検索すると、その農場のホームページやFacebookページが見つかることがあります。そこにはメールや電話番号などの連絡先が載っている場合が多いので、そこからWWOOFを通さなくてもやりとりができます。

WWOOFへの登録はあくまでマーケティングの一部として、メインはホームページでの発信、という場合が結構あるみたいです。タイでお世話になった農場も、WWOOFで見つけたことを伝えたら、意外な顔をしていました。


ざくっと説明しましたが、世の中には色んなサービスがあるものですね。まだまだ日本で知られていない、埋もれたサービスが眠っていそうです。


地球温暖化や資源エネルギーの問題で悩まされる中、こういった機会を持つことは、"地球と向き合う良い機会"になると思います。

自分が今食べているものの裏には、どれくらいの資源、費用、そして人が関わっているのか。そういうことが頭ではなく、"肌"で感じれるようになります。

日本のサイトに登録すれば、国内で農場体験をすることもできますので、興味がある人はぜひ活用して欲しいサービスです。


[*1]
以前、こちらの記事で取り上げました↓
「英語で広がる世界 ~カウチサーフィン~」
http://blog.livedoor.jp/fgs7omija/archives/12674185.html

[*2]
こちらの記事で農場体験の詳細を書いています↓

[*3]
パーマカルチャーとは、「パーマネント」(永続的な)と「アグリカルチャー」(農業)もしくは「カルチャー」(文化)を組み合わせた造語。環境に負荷をかけない”持続可能”な生活スタイルを指す。小さな生態系を作るようなもので、自然のエネルギーをフル活用し、最小限の労力で最大限の成果を得ることを目指す。ただ、必ずしも「パーマカルチャー=農業」という考え方ではなく、例えば、レジ袋をやめること、有機野菜を選ぶこと、家庭菜園を始めること、などもパーマカルチャーな生き方に繋がっていく。

[*4]
WWOOF Independents

[*5]
Latin American WWOOF Independents


ヨッシー
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世界一周ブログ→ yoshisabroad.com

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