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ニキビができる6つの原因

前ページで、ニキビができる原因には
いろいろな要因が複雑に絡み合っていると話しました。
ここでは、それを大きく6つの要因に分けて説明します。

 

 

6つの要因

ニキビができる原因はこれです、
大まかにわけた6つの要因によってできる場合が多いと言われます。
ひとつずつ、くわしく見ていきましょう。

 

 

脂腺性毛包の構造

毛包(もうほう)とは皮膚の中心である真皮にある穴であり、
皮膚表面から見える部分は一般的に「毛穴」と呼ばれています。

 

この毛包がつまって皮脂がたまり吹き出物ができるのはすでに話しました。
本来であれば毛包と皮脂腺はつながっていて、分泌された皮脂は
毛包を通って皮膚表面にあいた毛穴から外部に排出されるのです。

 

毛包にはじつは3つの種類があります。

 

軟毛性性毛包

うぶげを生やしている毛包

 

終毛性毛包

髪の毛、わき毛といった目立つ毛を生やしている毛包

 

脂腺性毛包

大きく発達した多くの脂腺をそなえ、活発に皮脂分泌を行う

 

吹き出物が作られるのは、三つめの「脂腺性毛包」です。

脂腺性毛包は管が太く短く、毛も細く短いため皮脂がたまりやすい構造です。

 

つながっている皮脂腺も大きく数自体も多いので、毛包に流れこむ
皮脂の量も多くなります。これらの関係で吹き出物ができやすくなるのです。

 

脂腺性毛包は顔に存在しているほか、胸部や背中の中央に多く存在します。

 

チヒロのように油性肌の人が吹き出物ができやすいのは
皮脂腺が発達しており、皮脂の分泌量が多いからです。

 

 

ホルモンバランスの影響

男性ホルモン(アンドロゲン)には皮脂腺を発達させて
皮脂の分泌をうながす働きがあります。
皮脂がふえれば前にも説明した通り毛穴がつまりやすくなって、
つまった毛穴の中で皮脂を栄養とするアクネ菌の繁殖をまねくのです。

 

このアンドロゲンは男性の睾丸と副腎皮質から分泌されますが、
じつは女性の卵巣と副腎皮質からも分泌されるのです。

 

そうなのです、女性の体にも男性ホルモンはもとから存在するのです。

 

思春期に吹き出物ができやすくなるのは、
このホルモンのバランスが乱れるからだと言われています。

 

思春期に吹き出物ができる女性は血液中の男性ホルモン値が高く、
したがってニキビの原因が
皮脂の分泌がふえることにあるのがわかってきたのです。

 

また、女性ホルモンのひとつである「黄体ホルモン」が高まる
排卵から生理までの二週間ほどは皮脂の分泌が多くなるため、
この時期に吹き出物ができやすい女性は多いです。

 

 

角化異常

ニキビができる仕組みとして毛穴の出口の角質が厚くなることを
説明しましたが、脂腺性毛包の毛穴の出口の内側の角質は
厚くなりやすいと言われています。(角化異常と呼ばれる)

厚くなった角質で出口がふさがれると毛包の中に皮質がたまり、
それがいっぱいにたまると白く盛り上がります。
これがニキビの初期段階、面皰(コメド)の状態です。

 

角化異常が起こる原因については、いくつか説があります。

 

アクネ菌が刺激する

毛包にたまった皮脂の中で増殖したアクネ菌が刺激因子を発し、
それが毛包の壁を刺激して起こる。

 

遊離脂肪酸が刺激する

アクネ菌が皮脂の成分であるトリグリセリドを分解して生じる
遊離脂肪酸が毛包の壁を刺激して起こる。

 

毛包の壁が薄いから

毛包の壁が薄いために刺激因子の刺激を受けやすく、
そのせいで角化異常が起こる。

 

これらの要因から角化異常は起こると言われています。

 

毛穴をふさぐ厚くなった角質は固くくっついてはがれにくい性質を
持っているため、通常であれば古くなった角質からはがれていく
ターンオーバー(新陳代謝)が行われず、とどまったままです。

吹き出物ができやすい人は、角化異常が起こりやすいのです。

 

 

アクネ菌の繁殖

毛包内には多数の常在菌がいますが、その中で
ニキビの発症に深くかかわっているのはアクネ菌です。

 

アクネ菌は毛穴が皮脂でふさがれて酸素が減少すると
毛包の中で皮脂を栄養として繁殖し、急激に数をふやします。

 

すぐ上でも説明してしますが、アクネ菌が生み出す酵素が
皮膚を遊離脂肪酸へと変化させ、
これが毛包の壁を刺激することで角化異常が起こって厚くなり、
コメドを作りやすい状況を作るのです。

 

さらにアクネ菌が引き寄せる白血球の一種・好中球が生み出す
酵素や活性酸素でも毛包の壁は傷つき、赤く炎症を起こしたり
膿んだ状態となって最終的に毛包は破壊されてしまいます。

 

 

ストレス

ストレスが肌荒れや吹き出物を生じさせ
悪化させるという状況は高い可能性で確定しています。
しかしどういったメカニズムが働くのはいまだに解明されていません。

これまで皮脂腺は神経の影響を受けてないと言われてきましたが
最近ではストレスが体内の神経ペプチド(神経が分泌するホルモンなど)に
影響をあたえ、皮脂腺をふやしている可能性が明らかになりました。

 

この研究がすすめばストレスとニキビの関係がはっきりするでしょう。

 

 

遺伝の可能性
  • 人種や民族によって吹き出物の発症率に差がある
  • 代々ニキビができる家系がある
  • 一卵性双生児の双方に発症する

これらの状況から、
ニキビの発症には遺伝が関係しているのではないかと考えられています。

家族や親せきに吹き出物で悩む人が多かったら、
あなたもその肌質を受け継いでいる可能性があるわけなのです。

 

また、先にあげた「角化異常」ですが、
これは遺伝的な要素でできやすいと言われています。

 

 

そのほかの要因

大きく6つにわけて要因を説明してきましたが、
それとは別に下にあげていく要素を多く持つほど
さらにニキビができやすくなる状況が確認されています。

 

  • 睡眠不足
  • 便秘
  • 全身疲労
  • 不健康な食事内容
  • 不規則な食事時間
  • 肌に合わない化粧品の使用
  • 化粧を行う回数が多い
  • 汗による刺激
  • 高温の環境(暑さ)
  • 手や髪による肌への慢性的な刺激
  • 間違ったスキンケア
  • 皮膚を不潔にしている

 

治療法でも改善するべきだと話したことが、いくつもあげられています。
普段の生活と照らし合わせ、なにが原因なのか考えてみましょう。


 

 

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