ニキビにオロナインは効かない?真剣に考えてみた
http://www.otsuka.co.jp/ohn/
心は熱く!言葉はクールに!がモットーのしゅうぞうです。
ロナインといえば誰もがご存知、茶色いフタにオレンジ色のラベルが映える塗り薬ですよね。おじいちゃんおばあちゃんの世代は「オロナイン塗っとけばなんでも治る」みたいな風潮がありますが、実際すり傷やしもやけ、やけどなどにはよく効いた記憶があります。
そんな一見万能なオロナイン、ニキビにも効くのでしょうか?
ちょっと調査してみました。
オロナインはニキビに塗っていいの?
まずオロナインをニキビに塗っていいのか?という問題がありますよね。
ということで製造元の大塚製薬ホームページを見てみますと、こんなページを見つけました。
(クリックで拡大)
http://www.otsuka.co.jp/ohn/
はい、ご丁寧に「にきびとは?」から説明していただいてますね。
それにちゃんと用途に「にきび」と書いてありました。
よってニキビにオロナインを塗っても大丈夫のようですので、まず最初の問題は解決です。
ニキビへのオロナインの使い方は?
公式HPによるとニキビに対するオロナインの使用法は「適度に塗る」というものでした。
ただ、最近ネット上では「オロナインパック」というのが流行っているようで、
オロナインを塗った上に毛穴パックを貼ることで角栓がより取れるというものです。
オロナインパックの手順はこんな感じ。
1.洗顔後、鼻にオロナインを白くなるくらいたっぷり塗り、10分放置。
2.オロナインを37℃程度のぬるま湯でしっかり洗い流す
3.あとは普通に毛穴パックをするだけ
4.はがしたら化粧水や乳液で保湿し、最後に冷水で引きしめる
手順は簡単ですが、あまりに角栓が取れすぎるから週に1回程度が目安だそうです。
ということで、オロナインパックをやってみた
実際やってみると・・・
こんなに取れました!!
・・・・ってやりたかったんですよ、本当は。
でもね、オロナインがパックにくっついただけで取れねーじゃん!
というか、普段正しい洗顔をしてれば角栓なんか取れるほどたまってないということに、
やってから気づきました。ごめんなさい、役立たずですorz
口コミを調べてみた
このまま終わるのも納得がいかないので、ネット上の感想をまとめてみました。
・オロナインパックで角栓がめちゃくちゃ取れる!(8割)
・毛穴につまったオロナインが取れただけじゃない?(1割)
・やる意味ねーよ(1割)
100%鵜呑みにするのは良くないですが、
感想の数を見る限りどうやら角栓は取れやすくなるようです。
あとパックではないのですがちょっと興味深いものがあって、
「赤くなったニキビに塗ると早く治る」という感想もかなりの数ありました。
これは見過ごせない情報です。
なぜ効果が出ているのか?考えてみた
ではなぜ角栓が取れやすくなったり、赤ニキビが早く治ったりするのでしょうか?
ここでオロナインの成分を見てみると、主成分がクロルヘキシジングルコン酸塩液、
添加物としてステアリルアルコールやら自己乳化型ステアリン酸グリセリルやらが含まれています。
まず主成分のクロルヘキシジングルコン酸塩は殺菌・消毒作用がある成分です。
ってことはこれが赤ニキビが早く治る要因かぁ!と思ったのですが、
よくよく考えてみると消炎剤ではないのです。
ニキビが赤くなっているのはアクネ菌が増えて炎症を起こしているからですよね。
つまり赤みを引かせようと思うなら炎症を抑えなければならないことになります。
炎症を抑えるのは消炎剤です、殺菌剤ではありません。
殺菌・消毒はたしかに菌自体を殺すことができるので有用ですが、
すでに炎症を起こしてしまった部分に対して使ったとして、
それ以上ひどくなることはないにしても
すぐ治ると言うのには無理があるんじゃないかと思うのですよ。
じゃあ他の成分が消炎作用があるんじゃないか?とも考えたのですが、
どうやら消炎剤(ステロイド)は入っていないとホームページに書いてありました。
つまり炎症を治したのは肌の自己治癒力なわけです。
まあオロナインの殺菌作用によってひどくなるのを防げたので、
結果的に自己治癒力による修復を速めたとは言えるでしょう。
ですからオロナインの効果が最もある状況を想定すると、
普段肌の衛生状態が悪くてそれが原因でニキビがひどくなっていたという場合ですね。
この場合はオロナインによって肌の衛生状態が改善されますので、
治りは早くなると思います。
たぶん大塚製薬さんもそういう意味で用途に書いているんじゃないかな?
と勝手に妄想してます。
そしてもうひとつ角栓が良く取れるという話ですが、
添加剤として含まれるステアリルアルコールや自己乳化型ステアリン酸グリセリルは
界面活性剤なので、皮脂を取れやすくする効果はあるでしょう。
界面活性剤についてはこちらの記事に詳しく書いています。
でも角栓ってほとんどがケラチンというタンパク質(約7割)で、
残りの3割だけが脂なんですよね。
3割を多いとみるか少ないとみるかで意見は分かれますが、
界面活性剤で角栓が取れやすくなると言うのはちょっとどうなのかなとは感じてます。
あり得るとすると思い付くのは3割の脂でちゃんと取れるパターン、
または角栓の下の皮脂ごとまるまる浮かせてしまうパターン。
でも実際にたくさん取れている人がいるのは事実ですから判断が難しいですね。
(ちゃんと自分で取れると言う実証できればよかったのですが・・・)
最後に私の感想など
オロナインについていろいろ考察してきましたが、
結局ニキビに対して有効かどうかは疑問のままで終わってしまいました。
力不足ですみません。
まあ少なくとも私はニキビの治療としてオロナインを使うことはないと思います。
それだったら石鹸を買って正しい洗顔して保湿するほうが確実ですからね。
こちらで選んじゃダメな洗顔料ランキングも書いてますので、
よかったら参考にしてもらえればと思います。
それにしてもオロナイン、奥が深いぜ・・・・。