双極性障害(躁うつ病)を発症すると、
気分がジェットコースターのように変わりやすくなります。
ハイテンションだったと思ったら、
数時間後には別人のように落ち込んでいることもあります。
患者さんの感情に振り回される注意の人はもちろんですが、
患者さん本人も自分ではコントロールできない感情に翻弄されてしまうのが
双極性障害(躁うつ病)の特徴です。
まるでジェットコースター! 双極性障害(躁うつ病)の症状
双極性障害(躁うつ病)の症状とは?
うつ病は、
気分が落ち込んだりやる気が出ない
といった、「うつ」の症状だけが見られます。
それに対して躁病は、
気が大きくなったり、攻撃的になるといった、
「躁」の症状だけが見られます。
双極性障害(躁うつ病)は、
書いて字のごとく、
これら2つの症状が交互に表れる病気です。
そして双極性障害には、
1型と2型の、
2つのタイプがあります。
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1型タイプの特徴
1型タイプは、躁の症状が強く出るタイプです。
患者さん本人に自覚はありませんが、
気が大きくなって何十万も一度に使ってしまったり、
攻撃的になって他人とトラブルを起こしたりします。
このタイプは躁の症状が出た時に、
離婚したり、仕事を止めたりするなど、
大きな損害をこうむってしまうことが多いタイプです。
2型タイプの特徴
2型タイプは、躁の症状がそれほど強くないタイプです。
おしゃべりになったり、ハイテンションになったりしますが、
他人に大きな迷惑をかけることは稀です。
この状態を「軽躁状態」と言います。
2型は軽躁状態とうつ状態を繰り返すことが特徴です。
この他に、
軽い躁状態と軽いうつ状態を行ったり来たりする「気分循環症」、
躁とうつの状態が頻繁に入れ替わる「急速交代型(ラピッドサイクラー)」、
というタイプもあります。
双極性障害(躁うつ病)のはじまりは「うつ」
双極性障害(躁うつ病)の始まりは、
「うつ病」であることが多いと言われています。
うつ病の症状が急激に出た場合や、
うつ病の症状がが比較的重かったりする場合は、
双極性障害(躁うつ病)へ移行しないように注意しましょう。
また、うつ病の症状が、
幻覚や幻聴などを伴って現れた場合も要注意です。
正しく治療しなかった場合、長い間症状に悩まされるだけでなく、
様々なものを失ってしまう結果になりやすいのが、
双極性障害(躁うつ病)のおそろしいところです。
うつ病の治療を続けているのに、
治療の効果が感じられない時や、
感情の変化に振り回されていると感じるときなどは、
早めに医師に相談しましょう。
双極性障害(躁うつ病)は再発しやすい?
双極性障害(躁うつ病)は他の病気に比べ再発しやすい病気です。
その再発率は、なんと90%とも言われています。
自分の判断で勝手に薬の服用を止めたり、
通院しなくなったりすると、再発する確率がぐっと高まります。
再発を繰り返すと、
躁の症状とうつの症状を行き来する感覚が、
どんどん短くなっていく傾向があります。
その度に周囲との関係が悪くなり、
結果として大切な家族や友人を失うことになる人も珍しくありません。
双極性障害(躁うつ病)の治療は決して簡単ではありませんが、
きちんと適切な治療を受ければ、改善する病気です。
いまでは症状が安定し、
問題なく暮らしている方もたくさんいます。
治療を受けるにあたって医師とはしっかりと意思疎通を図り、
自分の判断で勝手に治療を止めないようにしましょう。
再発予防で一番大切なこととは
再発を繰り返せば繰り返すほど、
躁とうつを行き来する感覚が短くなり、
様々なものを失ってしまうというお話をこれまでにしました。
ですがそれだけでなく、
双極性障害(躁うつ病)は自殺率の高い病気でもあります。
そういった最悪のことを防ぐためには、再発を予防することが必要です。
再発の予兆を知って、
「再発しそうだな」と思ったらきちんと医師の診察を受けましょう。
躁状態の特徴
また躁状態になると、
- アイデアが次々と出てくる
- 自分が偉くなったように感じる
- やる気がどんどんわいてくる
- とても良い気分になる
- 眠る時間が勿体ないと感じる
などの症状が出てきます。
これらの症状が出たときは、
決して気のせいなどと思わずに医師に相談しましょう。
うつ状態の特徴
逆にうつ状態になると、
- 自分をダメな人間だと思う
- わけもなく不安になる
- 気分が沈んでやる気が出ない
- 食欲がなくなる
- 何事も楽しいと思えなくなる
といった症状が出てきます。
些細なことでも見逃さないようにしてください。
双極性障害(躁うつ病)の治療では、
自分の感情の波をコントロールしようとする気持ちが大切です。
日記を付けるなどして、
自分の感情の波を把握するようにするのも良いでしょう。
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周囲の人にできること
周囲の人も患者さんの様子に気を配ってあげてください。
本人に自覚が無くても、
回りから見れば明らかにおかしいという場合も少なくありません。
- 突然高額な買い物をする
- 落ち着きがない
- おしゃべりになる
- 笑い上戸になる
- 小さなことで怒り出す
などといった場合は、躁の状態が出ている可能性があります。
また逆に、
- 食欲が落ちる
- 仕事の能率が落ちる
- 無口になる
- 体調不良を訴える
- 身だしなみがだらしなくなる
などの様子が見られた場合は、うつの症状が出ている可能性があります。
この記事のポイントまとめ
一見はテンションの高い人でも、その裏ではうつ病の一面を見せている双極性障害であるケースも最近多くなっています。
あまりに極端な行動を取る人には注意をして、直接ではなく遠くから見守りの目を持ってあげましょう。
- 気分が頻繁に変わってしまうのが双極性障害(躁うつ病)
- 双極性障害(躁うつ病)は再発率が高い
- 再発予防が最悪の結果を防ぐ
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