和装で結婚式を挙げるなら知っておきたい【髪型の基礎知識】

「和装で結婚式がしたい!」

そうお考えの花嫁の皆さん、
もう髪型は決まりましたか?

最近は和装に洋髪を合わせる花嫁も増えてきましたが、伝統的な「和」のスタイルを知りたいという人も、いると思います。

ここでは、和装にぴったりの髪型や髪飾りをご紹介。

かつらを選ぶときの注意点もお届けします!

「文金高島田」ってどんな髪型?

皆さん、こちらの髪型はご存知ですか?

この髪型は「島田髷(しまだまげ)」と言って、江戸時代に流行した未婚女性の髪型です。

島田髷にもいろいろ種類があり、なかでも花嫁の伝統的な髪型とされているのが「文金高島田(ぶんきんたかしまだ)」。


文金高島田は、次の五つの部位に分けられます。

「前髪」…頭の前側の髪
「まげ」…頭のてっぺんでまとめて折り曲げた髪
「いち」…まげを折り曲げた後ろの髪
「たぼ」…うなじの上のまとめ髪
「びん」…丸くふくらませた両サイドの髪

「日本髪」の一つである文金高島田は、乱れのない美しい毛流れに丸いシルエットが特徴。

まさに日本人女性の美しさを引き出してくれる髪型です。

また、「島田髷」のなかで一番「まげ」の位置が高く、華やかな髪型だとも言われています。


現代では地毛で結う人は少なく、ほとんどの花嫁がかつらを使うようです。

すっぽりかぶる「全かつら」や、地毛を活かす「半かつら」など、かつらも種類はいろいろ。

続いて、自分にぴったりなかつらを選ぶポイントを紹介していきます!

かつら選びのポイント4つ

その1 自分に合った大きさを選ぶ

かつらを選ぶときにまず確かめたいのが、大きさです。

顔の大きさや髪のボリュームは、人それぞれですよね。

いろいろ試して、自分の顔がいちばん映える大きさのかつらを選びましょう。

その2 ピッタリの色を選ぼう!

日本髪といえば黒髪のイメージが強いかもしれませんが・・・

実は、茶色系の明るい髪色のかつらもあるんです!

「黒髪って重い印象になりそう」

と不安な人は、明るい髪色を選んでも良いかもしれませんね。

自分に似合う髪色をじっくりチョイスしてください。

その3 顔に合わせて形を選ぼう

かつらは、その人に似合うよう顔の形に合わせて微調整できるものもあります。

まず、標準タイプのかつらがこちら。

しもぶくれが気になる人なら、両サイドの「びん」の上の部分をふくらませてボリュームをもたせます。

両サイドの髪をやや顔に被せることで、標準タイプに比べてスッキリとした印象に。


面長な人はもみあげ部分を長めにしましょう。

もみあげを顔の長さに合わせることで、全体のバランスが良くなります。


額が狭い人には、部分的にかつらをつける「半かつら」がおすすめです。

額の狭い人が「全かつら」をつけると、前髪部分の地毛がはみ出してしまうことがあるのですが・・・

「半かつら」は顔周りを地毛で仕上げるので、はみ出すこともなく自然な生え際に。

額が広い人は、「全かつら」で広さを調節すると良いですよ。

気になることはスタイリストさんに伝えて、相談しながら決めていきましょう。

その4 ちゃんとフィットしているか確認する

かつらがちゃんとフィットしていないと、サイドの「びん」部分がフェイスラインから浮いたり、頭が痛くなったりすることも。

お辞儀や、ちょっとした動作でズレてしまうことがないように、自分の頭にフィットしたものを選ぶことが大切です。

かつら合わせのときに、次の2点をしっかりチェックしましょう。

・中心がズレていないか
・こめかみから地毛がハミ出ていないか


なお、元の髪型や地毛の長さによってもフィット具合は変わるので、かつら合わせをした後のヘアカットは避けたほうが無難です。

日本髪の装飾品

最後に、日本髪にぴったりの装飾品について見ていきましょう。

綿帽子(わたぼうし)

白無垢を着る時に、髪の上からかぶる白い袋状の布です。

これは見たことがある人も多いかもしれませんね。

昔は日除けのために使われていたそうですが、今では結婚式で使うアイテムに。

色も白で統一されています。

頭をすっぽりと覆う綿帽子は、「儀式中、夫以外の人に顔を見せない」という奥ゆかしさや恥じらいの証。

白無垢でしか着けられないアイテムなので、和装の結婚式を挙げるなら、取り入れてみてはいかがでしょうか?

角隠し

こちらは帯状の白い布で、綿帽子と違って頭の上の「まげ」や後頭部が見えるのが特徴です。

「まげ」につけた髪飾りや、文金高島田ならではのうなじの美しさを参列者に見てもらえるのは嬉しいポイント。

「角隠し」という名前の由来にはこんな説があります。

・「嫉妬で角が生え、鬼のようにならないように」との祈りが込められている

・「夫に対して角を隠して、家庭を守る良妻になる」という誓いの意味がある

なかなか面白いですね。

簪(かんざし)・笄(こうがい)

「簪(かんざし)」とは、髪飾りの一種です。

昔は魔よけのお守りとして髪にさしていましたが、江戸時代頃から髪飾りとして、色々な形や素材のものが作られるようになりました。

現代の和装の結婚式では、次の4つの飾りをまとめて簪(かんざし)と呼ぶことが多いようです。

・前櫛(まえぐし)
・前挿(まえざし)
・中挿(なかざし)
・後挿(あとざし)

「笄(こうがい)」も髪飾りの一種ですが、元は髪をまとめるための道具だったのだとか。

頭がかゆいときに掻いたりするためにも使われていましたが、江戸時代中期からしだいに髪に飾られるようになりました。

笄(こうがい)は、簪(かんざし)と一緒に髪を飾るもので、挙式と披露宴で違うものに変えるのが一般的。

挙式では気品あふれるべっこう製の笄をつけます。

披露宴の色打掛には、サンゴやゴールド、真珠などゴージャスな笄を合わせるのがオススメ。

挙式は上品に、披露宴は華やかに、2つのテイストが楽しめるのは素敵ですね。