普段使っている洗顔料に、どんな成分が使われているかご存知ですか?
中には注意が必要な成分もあります。
肌にいい成分とそうでない成分を見分けられるよう、正しく理解しておきましょう。
洗顔料によく入っている成分とは
洗顔料は洗浄剤となる成分のほかにも、保湿剤や界面活性剤などさまざまな成分が添加されています。
肌に必要なものもあればそうでないものもあり、肌質によっても相性があります。
エタノール
エタノールはアルコールのことで、病院で消毒をするときに使われるものと同じです。
殺菌・消毒・消炎効果があり、肌の引き締めやニキビの炎症予防に効果的です。
また、エタノールを使うことで洗顔料のもちもよくなります。
しかし、肌には刺激を与えやすく、特に敏感肌の人が使うとピリピリとした刺激を感じることも。
サリチル酸
ニキビ用の洗顔料によく配合されている成分です。
肌の炎症を抑えてくれますが、乾燥しすぎるというデメリットも。
グリセリン
保水力が高く、人間の体内にも含まれることから安全性の高い成分です。
油分が多いため、洗顔料に使われているとしっとりとした洗い上がりになります。
セタノール
保水性・安定性の高い成分で、肌の水分の蒸発を防ぐ役目をします。
肌への刺激は比較的弱めです。
ラウリン酸
ヤシ油などに含まれる洗浄成分で抗菌作用があり、洗顔料の泡立ちをよくしてくれます。
抗炎症作用があり、ニキビ肌でも使えます。
ミネラルオイル
石油由来のオイルで、鉱物油とも呼ばれます。
低価格の洗顔料によく配合されていますが、皮脂を落としすぎたり肌の上にぬるぬる感が残ったりすることがあります。
防腐剤
防腐剤や酸化防止剤は、洗顔料を長持ちさせるために欠かせません。
しかし、アレルギー体質や敏感肌など刺激を感じやすい人もいます。
その場合は「パラベンフリー」と書かれたものを選ぶようにしましょう。
香料・着色料
香料や着色料は、本来洗顔料に必要なものではありません。
肌にとっては刺激を起こしやすく、避けたほうが無難です。しかし、香りに関してはこだわりたい人もいますよね。
その場合は合成香料ではなく、天然由来の精油を使ったものを選びましょう。
界面活性剤
水と油を馴染ませるために配合されるもので、天然由来と合成のものに分けられます。
基本的に石けんタイプの洗顔料は天然由来、洗顔フォームタイプの洗顔料は合成の界面活性剤が使われています。
界面活性剤ってどんなもの?
洗顔料に欠かせない界面活性剤。
水と油を混ぜ合わせる役目をするほか、それ自体が強い洗浄力を持っています。
そのため、洗顔料をはじめとした化粧品やシャンプー、洗剤などあらゆる場面で使われています。
界面活性剤には天然由来のものと、化学的な処理を加えた合成のものがあります。
合成界面活性剤
洗顔フォームに主に使われているのがこのタイプです。
原料が天然由来のものでも、加工すれば合成界面活性剤に含まれます。
もっとも注意したいのは石油由来の石油系合成界面活性剤で、強い洗浄力で皮脂を落としすぎてしまう恐れがあります。
さらに角質層のたんぱく質やバリア機能を破壊し、内部まで影響が及ぶために肌荒れを起こしやすいのです。
台所用洗剤などで手が荒れるのは、石油系合成界面活性剤の影響が考えられます。
天然由来の界面活性剤
石けんに含まれるのはこちらのタイプです。
米ぬかやクレイ、豆乳由来のレシチンやサポニン、パパイヤ由来のパパイン酵素やクエン酸など、天然の植物由来で作られています。
また、牛脂やはちみつ、スクワランなど動物由来のものもあります。
界面活性剤のメリットとデメリット
界面活性剤=悪いものというイメージばかりが先行していますが、すべてが悪いというわけではありません。
界面活性剤を使うことで洗顔料や化粧品の品質は安定しますし、洗浄力も高まります。
とはいえ、種類や濃度によっては肌荒れを起こしやすいのも事実です。
注意したい界面活性剤の種類
界面活性剤にはたくさんの種類がありますが、その中でも特に注意したい石油系界面活性剤の成分名をご紹介します。
- ラウリル硫酸○○
- ラウレス硫酸○○
- パレスー3硫酸○○
- イソステアリン酸○○
- コカミド○○
- ココイル○○
- ○○グリシン
- アルキル○○
- ○○グルタミン酸
- オクトキシノール○○
- ココアンホ○○
- スルホン酸○○
- キシレンスルホン酸○○
化粧品の成分は、配合量の多いものから表記されることになっています。
成分表の前半にこれらの成分が書かれている場合は、合成界面活性剤の使用量が多いということです。
また、合成界面活性剤は、泡立ちがいいものほど多く含まれていると言えます。
自分が使っている洗顔料は大丈夫かどうか、改めて調べてみてください。
洗顔料を選ぶ際は界面活性剤の種類と量に注意
洗顔料に入っている成分には肌に必要なものも、そうでないものもあります。
洗顔料を選ぶ際に特に注意したいのは、香料や防腐剤といった添加物と、石油系合成界面活性剤が入っているかどうかです。
使用量が多いほど洗浄力は高まりますが、その分肌には負担をかけてしまいます。
洗顔料は、本当に必要な成分かどうかを見極めて使用するようにしましょう。