効果的な脱毛のために毛周期の期間について学ぼう
「脱毛の施術を行ったのに期待していた効果が得られなかった」という人は少なくありません。脱毛の効果には個人差があるとはいえ、失敗してしまった人の中には、施術のスケジュールを決めたのになかなか時間がとれず、間隔が空きすぎてしまったという人もいるのではないでしょうか?
脱毛サロンに通う頻度と回数は、わたしたちの毛周期のサイクルと関係してます。毛周期の期間を知ることで、脱毛サロンに重点的に通わなければならない時期と、ある程度間隔を空けてもそれほど影響がない時期とが判断できるようになります。また、自宅で脱毛する人にとっても、毛周期の知識は役に立つ情報となるでしょう。
毛周期の正しい知識を身に付けて、効果的な脱毛を始めてみませんか?
部位ごとに毛周期が違うって知ってた!?
脱毛サロンやクリニックなどで脱毛施術を行う場合、効果が期待されるのは毛の成長期の間だけとなります。それ以外の期間に施術を行っても効果はうすくなりますし、毛の休止期には施術自体を行うことができません。
毛周期の期間は体の部位によって違いますので、体のどの部位を脱毛したいのかにより、毛の成長期に合わせて施術のスケジュールを組む必要があります。
まずは各部位の毛周期の期間について見ていきましょう。
【女性】主な脱毛部位の毛周期
女性の毛周期の期間は、だいたい1ヶ月半~2ヶ月程度、部位によっては3ヶ月の周期で毛が生え替わります。
女性の毛周期
| VIO | 1ヶ月半~2ヶ月 |
| ワキ | 2~3ヶ月 |
| 足 | 1ヶ月半~2ヶ月 |
| 腕 | 1ヶ月半~2ヶ月 |
| 顔 | 1ヶ月半~2ヶ月 |
脱毛サロンなどで施術を受ける場合、2~3ヶ月の間隔を空けるのが一般的ですが、この間隔は毛周期の期間に合わせているのです。
【男性】主な脱毛部位の毛周期
男性の毛周期の期間でもっとも早いサイクルなのが顔のひげとなります。ひげはだいたい2週間~2ヶ月という毛周期です。その他の部位については女性と同程度か、多少期間が長くなる傾向があります。
男性の毛周期
| ひげ | 2週間~2ヶ月 |
| VIO | 2ヶ月 |
| 手 | 3ヶ月~5ヶ月 |
| 足 | 3ヶ月~5ヶ月 |
| 胸 | 2ヶ月 |
男性の毛周期はだいたい3ヶ月に一度のペースですので、脱毛施術の間隔もそれに合わせるのが効果的です。ただ、ひげの脱毛の場合には、その毛周期の期間がとても短いため、通常のペースよりも短い間隔で脱毛施術を行う必要があります。
毛周期には個人差がある
毛周期には部位ごとの違いとともに個人差もあるようです。その人の年齢、体質、遺伝的な要素、あるいは新陳代謝が活発かどうかなどによって、毛周期にはどうしても個人差が出てきます。効果的な脱毛を行うには、多少面倒であっても、本人にしかわからない毛周期の期間を調べておくことが重要といえるでしょう。
自分の毛周期が平均的な期間であれば問題ありませんが、周期が早かったり遅かったりする場合には、その本人の毛周期に合わせた脱毛スケジュールを組むことにより効果的な脱毛が行えます。
見えている毛は全体の2~3割程度
わたしたちが皮膚の上に見えている毛は全体の2~3割程度でしかありません。それ以外の毛は、次に生えてくるための準備段階にあるか、あるいは皮膚の中でのびている段階です。
体のどの部位の毛であっても、一本一本が毛周期によって同様のサイクルを繰り返しています。あるものは今が成長期、あるものはこれから生えてくる準備といった具合に、その時の段階が異なっているのです。
脱毛サロンやクリニックにおいて、2~3ヶ月の間隔を空け、数回に分けて脱毛施術を行うのはこういった理由からです。見えている毛が全体の2~3割なのですから、全体の毛を一度ずつ施術するだけでも、単純計算で4~5回という回数となります。脱毛サロンなどに通う一般的な回数は、だいたい6~12回といわれています。
毛周期に合わせて脱毛するワケ
脱毛は毛周期に合わせて行うのが効果的です。ここでは毛周期についてもう少し詳しく見ていくとともに、毛周期に合わせた脱毛とはどういったものなのかについても解説していきます。
そもそも毛周期とは
毛周期には、「成長期(前期)」、「成長期(後期)」、「退行期」、「休止期」の4段階があります。
成長期の前期では、毛細血管から栄養素を取り込んで、毛根から毛が生え始めます。まだ皮膚の上には毛が出てきません。皮膚の中で、ゆっくりと確実に成長をしていきます。
成長期の後期になると、皮膚の上から毛が見えるようになります。こうなると成長速度は速くなり、毛はみるみるうちに太さと長さを獲得していきます。
成長期が終わりをつげると、退行期がやってきます。この段階を一本の樹木で例えると、青々とした葉から水分が抜けていき、紅や黄へと変化する紅葉の季節です。葉はまだ地面には落ちてはいませんが、その部分の成長は止まっています。毛周期における退行期も、皮膚の上に毛は残っていますが、すでに成長は止まり、毛の根元との結合もなくなっています。
毛が自然に抜け落ちると休止期になります。毛をつくるための細胞が休みに入り、次の毛を生やすための準備をします。そして、また時期が来れば成長期となり、新しい毛がつくられ始めるのです。
このような毛の一連のサイクルを毛周期と呼びます。
レーザーや光は成長期に効果を発揮する
脱毛サロンやクリニックなどで脱毛施術をする場合、レーザー脱毛や光脱毛を行うことが一般的だと思いますが、レーザーや光は毛周期の成長期にのみ効果を発揮するといわれています。
レーザー脱毛や光脱毛が影響を与えようとするのは、毛の根元にある毛乳頭と呼ばれる部分です。毛根の奥にあるその毛乳頭にダメージを与えるのが光脱毛で、その毛乳頭を破壊してしまおうというのがレーザー脱毛です。毛乳頭が破壊されてしまえば、毛は生えてこなくなります。
レーザーや光は毛に照射され、その熱の伝導によって毛乳頭へ影響を与えます。そのため成長期の前期で毛がまだ皮膚の上にあらわれていない場合や、毛がつくられる前の休止期には基本的に施術を行えないというわけです。
退行期・休止期には効果ナシ
毛周期の退行期や休止期に、レーザーや光で脱毛をしても効果はありません。
皮膚の表面に毛が見えていたとしても、それが必ずしも成長期の毛とは限りません。毛の成長期が終わり休止期に入りかけている状態で、すぐにでも毛が抜け落ちる退行期かもしれないからです。
光脱毛やレーザー脱毛は、毛の一番下側にある毛乳頭にダメージを与えるものですが、退行期の毛は皮膚の上に見えていたとしても、この毛乳頭としっかり結びついていないのです。そのため脱毛施術の効果が出ません。その後の休止期には毛が表面に見えていない状態ですので施術自体を行うことができません。
毛周期に合わせた脱毛のポイント
- 脱毛は毛周期に合わせて行うのが効果的。
- レーザー脱毛や光脱毛は、毛の成長期にのみ効果を発揮する。
- 退行期や休止期には脱毛の効果は期待できない。
脱毛のペース・期間はどれくらい?
毛周期に合わせた効果的な脱毛のペースと期間はどれくらいなのかを、それぞれの施術に分けて解説していきます。
医療レーザー脱毛
医療レーザー脱毛は、クリニックなどの医療機関でしか行うことができない安全で効果の高い施術として知られています。基本的な施術としては、皮膚の上に生えている毛にレーザーを照射し、その奥にある毛乳頭を破壊するというものです。
クリニックでの脱毛のペースは2~3ヶ月に一度というのが一般的です。きちんと毛が生えそろった状態(毛の成長期後期)で施術する必要があるためです。クリニックによっては、3ヶ月以上期間を空けないと次の予約を入れてもらえないこともあるようです。
皮膚の上に見えている毛は2~3割程度ですので、間隔を空けて何度も施術を行う必要があります。この回数は6~12回というのが平均のようです。2ヶ月間隔で施術を行うとして、6回の場合は1年間、12回の場合は2年間、クリニックに通うことになります。
脱毛サロンの光脱毛
脱毛サロンの光脱毛は、クリニックで使っているレーザー脱毛に比べて、効果は弱いということが知られています。そのかわりに、価格が安く、また脱毛サロンは店舗数が多いので、予約が取りやすいという利点があります。
光脱毛も、生えそろった毛に光を当てて、毛乳頭にダメージを与えます。毛乳頭を破壊するとまではいきませんので、永久脱毛は行えません。
光脱毛においても、施術は毛周期に合わせる必要がありますので、レーザー脱毛と同じく、次の施術までに空ける間隔は2~3ヶ月程度、回数は6~12回というのが一般的です。
家庭用脱毛器
家庭用脱毛器といってもその種類はさまざまです。手軽にレーザー脱毛や光脱毛を行える脱毛器まで発売されています。ですが、レーザーといっても毛乳頭の破壊までは行えませんし、光脱毛にしても脱毛サロンの施術と比べると効果は低いというのが現状です。
家庭用脱毛器のペースと回数については、まずは製品マニュアルに記載されていることを守るのが大切です。脱毛器によって、その威力が異なりますので、自分の判断のみで行うと肌を傷めてしまう危険があります。
マニュアルを読んだ上でのことですが、家庭用脱毛器のペースは2週間に一度というのが一般的なようです。初めて利用する場合に限り、2回目の使用は1週間ほどの短い間隔で行うのが効果的といわれています。その後は、2週間に一度の使用を継続し、毛がうすくなり効果が出てきたようならば、毛周期に合わせるかたちでその間隔を3週間、1ヶ月とのばしていくのが良いでしょう。
| | ペース | 回数 |
|---|---|---|
| レーザー脱毛 | 2~3ヶ月に一度 | 6~12回 |
| 光脱毛 | 2~3ヶ月に一度 | 6~12回(脱毛する部位によっても違うが、クリニックよりは回数が必要) |
| 家庭用脱毛器 | 2週間に一度 (初回から2回目までは1週間、その後は脱毛の効果に合わせて期間をのばしていく) | クリニックや脱毛サロンよりも長くかかることが一般的 |
男性が脱毛を行う場合
男性が脱毛を行う場合でも、毛周期に合わせて脱毛の施術を行っていくことは同じです。
ただ、男性には毛の一本一本が太い人や、毛は細いけれども量が多い人など、女性と比べて脱毛の施術に難しさを抱える人が多いです。
毛や質や量に応じて、最適な脱毛施術も変わってきますので、自分の毛がどういった種類のものなのか、クリニックや脱毛サロンで相談してから施術を始めるのが良いように思われます。
一般的な脱毛ペースですと、毛をうすくしたいと考えている男性の場合、3~6ヶ月に一度というのが目安となります。ですが、やはり毛周期よりも、実際の毛の質と量が脱毛の効果に大きく影響してきますので、それぞれの人に合ったペースと回数で脱毛を行うことが肝心です。
期間を空けすぎたらどうなる?
クリニックや脱毛サロンに通うことを決め、予約も取った後で、その日は都合が悪くなってしまったというのはよくあることです。
とくに社会人の場合には、仕事や生活の空き時間を利用して脱毛施術に通うことになります。急な予定の変更を強いられることはままあるでしょう。
脱毛施術の期間を空けすぎてしまった時、それまで行ってきた施術の効果はどうなるのでしょうか?
基本的に効果に問題ナシ
期間を空けすぎてしまっても、基本的にはそれまで行ってきた脱毛効果に問題はありません。
脱毛施術では、レーザー・光脱毛ともに毛乳頭を破壊もしくはダメージを与えて弱らせます。一度、そうなった毛乳頭はしばらく期間を空けたくらいでは元通りにはなりません。そのため、施術期間が空いてしまってもそれほど問題はないのです。
しかし、クリニックや脱毛サロンのQ&Aを見ると、4ヶ月以上施術を空けてもとくに問題はないとしているところが多いようです。半年や1年間といった期間には言及していないので、期間を空けてしまっても躊躇せずになるべく早く施術を再開した方が良いでしょう。
初回と2回目は例外なので要注意
ただし、期間について一つだけ注意しなければならないことがあります。それは初回と2回目の施術の間隔です。
脱毛施術においては、初回は様子見として、比較的弱いレーザーや光を照射するようです。そして、毛や肌の状態を見ながら、2回目以降から、脱毛に必要な施術を本格的に行っていきます。つまり、初回の施術では毛乳頭への影響は軽微かほとんどない状態のままということになります。
初回に施術を行っただけで間隔を空けてしまうと、毛や肌の経過観察が行えません。その結果、2回目であっても、初回と同じように弱いレーザーや光を当てることになります。そうなっては、初回に施術を受けてからそれまでの期間がまったくの無駄になってしまいます。
初回の施術が終わり、2回目を予約したならば、その予定はできる限り変更しないようにすることが求められます。
脱毛施術の期間を空けすぎた場合
- 基本的にはそれまで行った施術効果が残っている。
- 半年や1年といった長い間隔を空けてしまうのは避ける。
- 初回から2回目の施術の間隔だけは空けないように注意する。
毛周期を知って効果的に脱毛しよう!
毛周期の知識が脱毛を効果的に行うための助けになることを見てきましたが、いかがでしたか?
毛周期を無視した脱毛は効果がありません。レーザーや光での脱毛は、毛の成長期にしか効果を発揮しないためです。さらには、無理な脱毛は肌を傷める原因にもなりますので絶対に避けるべきです。
結婚式を控えていたり、夏に海に行く予定があったりといった場合に脱毛を考えているのならば、事前に毛周期に合わせた脱毛スケジュールを組むのが賢い選択です。毛周期に合わせた効果的な脱毛をしましょう。