スピンバイクとエアロバイクの比較・どっちを買うべきか?
2016/06/25
室内で固定する乗用自転車型のフィットネス器具としては、スピンバイクとエアロバイクがある。
(本当はエアロバイクという名称はコンビ社の登録商標なので、フィットネスバイクなどというのが本来正しい)
用途はいずれも室内でトレーニングするための器具であるのだが、何のために運動するか?という運動の目的によってどちらを買うべきか異なってくる。
結論から書く。
- ダイエットするならエアロバイク
- ダイエットでもトレーニングでも使えるのがスピンバイク
ということである。ではどうしてそうなるのだろうか。
スピンバイクとエアロバイクの違い
エアロバイクの構造
家庭用の数万円程度以下の安価なエアロバイクは、磁石によってペダルの重さを調整するような仕組みになっている。
タイヤのような回転する部分の周縁に磁石が取り付けられており、磁石を近づけるとペダルが重くなるという仕組みだ。
家庭用のエアロバイクとしてもっとも普及していると思われる、アルインコ社製のエアロバイクの外装を外したところである。
ホイール部分を拡大した写真
このように磁石がホイールに面するように設置されており、この部分の距離を変えることで重さが変わるようになっている。
スピンバイクの構造
スピンバイクの場合は、エアロバイクと同じく磁力によって負荷を変えるものもあるが、だいたいはホイール部分に布や革などを押し当てて、負荷の強さを変える方式が一般的である。
磁力によって負荷をかける方式のスピンバイクは高級機に限られており、20万円を超えるものばかりである。
基本の負荷はホイール自体の重量によって生み出されており、ホイールが重いものになるほど高くなるのが普通だ。ホイールが重くなるほど、加速に要する力が必要になる。
エアロバイクの特徴
エアロバイクの長所
- 接触部分がないので静か
- 重量を軽く作れる
- コンパクトに作ることができる
- 負荷の強さをデジタル的に切り替えることができる
基本的な負荷は磁力によって作り出すため、ホイールはコンパクトで軽く作ることができる。そのため設置面積が少なくて済み、折りたためたり簡単に移動できるような造りのものが多い。
また、負荷は磁力によって作られるので、音がまったく発生しないのも特徴。
これは13,000円程度と非常に安価なアルインコ社製のエアロバイク。折りたたむことができ、設置面積が非常に小さいものである。
評価も高い。実際に試してみたところ、非常に静かトレーニング時全く無音である。
負荷は8段階切り替えとなっており、一定の負荷をかけることができる。
例えば負荷3で毎日トレーニングするといったことが可能だ。
かなり強い負荷もかけられる。
エアロバイクの短所
家庭用の10万円以下のエアロバイクには大きな欠点がある。
- 連続しての30分以上の運動ができない。
これはどこのメーカーであってもどの機種であっても同様である。
磁力で負荷をかける普及価格帯のエアロバイクは全てあてはまる。
長時間連続稼働すると熱によって劣化するのである。 - あまり強い負荷はかけられない
- 乗車姿勢がママチャリに近く、スポーツ自転車のトレーニングには使えない
というような欠点があるのだ。
スピンバイクの特長
スピンバイクの長所
- 長時間運転に耐える
- 高負荷に耐える
- 乗車姿勢がスポーツ自転車に近く、スポーツ自転車のトレーニングとして使える
スピンバイクの短所
- ホイールと布をこすり合わせて負荷をかけるため少々音が発生する
- 若干重量が重い
- 設置面積が大きい
- ほとんどの機種は負荷が計測できない
といったようにエアロバイクと完全に真逆である。
この条件を考えてずばりどちらを買うべきか?である。
エアロバイク・スピンバイクのどちらを買うべきか?
設置場所に余裕があって、普通の住居に住んでいるのであればスピンバイク一択だと思う。
トレーニングをする上においてエアロバイクを買うメリットはほぼ何一つない。
エアロバイクは無酸素運動領域となるほどの負荷がかけられないので、短時間の爆発的な瞬発力を得るためのトレーニングができない。
また、負荷を重たくして脚の筋肉をつけるといったトレーニングもできない。
軽い負荷をかけることによって、脂肪燃焼をうながしダイエットするという目的以外には使えないのである。
しかも、有酸素運動は20分経ってから脂肪燃焼が始まるとされており(近年そうでもないとも言われているが)、正味10分しか脂肪燃焼の時間が取れないのである。
さて、結論である。
部屋の中に常時おいておくスピンバイクを置くスペースがない。もしくは一部屋に複数の人と住んでいる。
それ以外であればスピンバイクを買え!である。
これで間違いない。お勧めはずばりこのふたつ。3万円台の廉価版で唯一チェーンではなくベルトドライブを採用しているのがハイガー産業社製だ。
音が静かでメンテナンスが全くいらないのが特徴である。
負荷をデジタル的にエアロバイクは変えることができるが、これは大したメリットでもない。スピンバイクを買っておけばいい。
でも大きな問題は、飽きてしまった場合は重たくかさばるので、人にあげることも売ることも難しいことかも知れない。
粗大ごみとしてかなり面倒な存在になるかもしれない。そこは要注意である。
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