歯の色がねずみ色です
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子供の頃に大きな病気をして強い薬を沢山飲んでいました。
そのせいだと思いますが歯がねずみ色です。
今現在48才で、歯科医には1ヶ月に1回は行って歯石落としと点検をして貰ってます。
虫歯はありません。
このねずみ色の歯を普通の色に戻すこと(漂白的なこと)は出来るのでしょうか?
保険適応外ならば、おそよの予算も知りたいです。
伊藤 徹磨 先生からの回答
綾子くんさん。こんにちは。綾子くんさんも、やっぱり、テトラサイクリン系の抗生物質による被害者なんですね。私は、これは薬害だと思っております。いまだにテトラサイクリン系の抗生物質を使っているとは国の行政指導の怠慢の何ものでもないと思っております。この系統の抗生物質を継続的に服用すると青いすじのような着色歯、つまり、石灰化不全層がでてきます。当然、こうなってしまった歯は非常に虫歯になりやすく、治療しても治療しても虫歯が進行していくということになります。実はこのテトラサイクリン系による着色歯はかなり以前から指摘されていたものです。私は歯科医師会も威張っているのなら、何でこのことを告発するなり、PRしないのか訳が分かりません。又、こうなった着色歯をホワイトニング(漂白)するのは、実のところ、かなり難しいのです。普通のホワイトニングは、要するに、脱色ですから、かなりのところまで、漂白できますが、この手のテトラサイクリンによる着色歯の場合、元々が石灰化不全によるものですから、ホワイトニングのメカニズムが効きにくいせいではないかと思っております。ホワイトニングは保険適応外です。しかし、病院によって、値段もやり方もまちまちなんだろうと思っております。そのあたりのところは、あまり詳しくは知りません。
小林 研太郎 先生からの回答
診てみないとわかりませんが、大きく分けると治療法は3つあります。
①ホワイトニング
②ラミネートベニア
③セラミッククラウン
その他にも歯のマニキュアなどで白くする方法もありますが、はがれやすく手間がかかるのであまりお勧めはしません。
また、綾子さんは子供の頃たくさん薬を飲んでおられたとのこと。
もし、テトラサイクリン系の薬のせいで濃いねずみ色に着色してしまった場合、ホワイトニングをしてもほとんど効果はありません。
ホワイトニング適応歯かどうか歯科医院で相談してみてください。
綾子さんが気にしておられる歯の色、特に前歯は審美的に大切な歯ですので②がお勧めです。
歯の表側の表面を薄く削り、そこに薄いセラミックの板を貼り付ける治療です。
一般的に6万円から10万円くらいかかりますが、あまり歯を削らなくてよくきれいになりますよ。
椿 知之 先生からの回答
綾子くんさん、こんにちは。
お子様の時に病気をされていて、お薬を飲まれていたことからしますと、おそらくテトラサイクリン系の抗生物質による着色で灰色になっていると思われます。
このテトラサイクリン系のお薬は、歯の象牙質や骨に着色することが分かっています。
歯への着色が均一の場合は、ホワイトニングである程度白くすることが可能な場合があります。ただこの場合でも、灰色が薄くなってくる感じで、真っ白にすることはできません。
テトラサイクリンの歯をホワイトニングで白くする場合、通常はオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用します。この場合、5万円~10万円程度かかります。
歯を薄く削ってセラミックを貼るラミネートベニアという方法もありますが、歯を削らなければならないことと、費用も1本当たり10~15万円程度と高額になってしまう欠点があります。
歯を削らずにテトラサイクリン歯を白くする方法としてはマニキュアもあります。最近のマニキュアは、数年間使用できるものもあり、費用も1本1万円前後です。
早くきれいになるといいですね。
国井 隆一 先生からの回答
実際歯の状態を診ないと診断できませんが、質問の内容から推測すると、歯の形成期(0~12歳)頃のテトラサイクリン系抗生物質の服用による、歯の象牙質や骨の着色沈着と思われます。
基本的に歯磨きで除去することができません。
テトラサイクリン変色歯を白くする方法は以下のものがあります。
①ホワイトニング(前歯のみ1回:1~5万円くらい)
テトラサイクリンの影響が少ない場合、白くなることがあります。しかし、ねずみ色が濃い場合や、縞などになっている場合、歯の根元の着色などは白くできない場合があります。一般的にテトラサイクリン変色歯はホワイトニングで白くなりにくく、白くなっても後戻りしやすい性質があります。
②ラミネートベニア(1本:5~10万円くらい)
歯の表面を薄く削り、セラミックス製のシェル(付けツメのようなもの)を貼り付ける治療法です。色だけでなく、歯の隙間や形も修正できます。
③マニキュア(1本:6千~1万円くらい)
歯の表面に塗るマニキュアです。材料は爪のマニキュアとは異なり、すべてお口の中に使用しても問題がない樹脂系の塗料を使用しています。値段が高い材料ものだと数年もつマニキュアもあります。施術を行う歯科医師や歯科衛生士の技術によって、仕上がりに差ができてしまいます。
④セラミッククラウン(1本:8~15万円くらい)
歯全体を削って芯棒の状態にして冠全体がセラミック(陶器)で出来ているクラウン(差し歯)をかぶせます。非常に見た目が良いですが、値段が高く歯を大きく削ると言う欠点があります。
①は色の改善が難しく、④は歯への負担が大きいため、②もしくは③がおススメです。