SNP遺伝子検査で将来ハゲる体質かチェックできる
SNP検査という遺伝子検査をすることで、将来ハゲになりやすい体質か、それともハゲない体質なのかが特定できる。
生まれ持った遺伝子のパターンによって疾患のリスクが個人個人で異なる遺伝子の分析によって特定できるようになってきており、あらかじめ予防に役立てることはもちろん、薬の副作用の有無や、薬の効きやすさなどの違いも分かるとされています。
遺伝子検査というと、芸能人などが不倫などで自分の子供かどうかを検査するというようなイメージを持っている人が多いと思います。しかし、検査でわかる範囲は非常に多岐にわたるもので、「ハゲやすい体質か」「太りやすい体質か」「生活習慣病など特定の疾患にかかりやすいかどうか?」など、医学的にも重要性が叫ばれてきているんですよね。
薄毛に限らずですが、病気になる前にならない予防対策をするのが本来もっとも重要です。いざ症状が進行してしまうと、強い薬が必要になりますし、治療にも時間がかかります。薄毛治療であれば保険も適用されないため、毎月必要になるお金もバカになりません。
できるだけコストを掛けずハゲにおびえないためにも、遺伝子検査の重要性を認知しておきたいと思うわけです。
今回は遺伝子検査の中でも自宅に居ながら手軽にできるSNP検査というものに焦点を当てて、どのような検査なのかを詳しくまとめてみます。
SNP検査とはそもそも何でどんな情報が分かるのか?
少し難しい話にはなりますが、我々の遺伝情報はDNAの塩基の配列で記されています。これは「人」だから全部同じではなく、個人により塩基配列が異なる部分があるということ。
この塩基配列の違いをSNPと呼んでおり、病気などの関連遺伝子を見つけるのがSNP検査。現時点で解明している生活習慣病のなりやすさや、体質の違いによる薬などの影響力の強さを測ることができるということ。薄毛のなりやすさについても判明できる項目の一つなのです。
具体的にどのような薄毛のリスクが分かるかというと、
1.タンパク質の質や量・・・髪質や太さの違いや髪の成長力
2.アンドロゲンレセプター受容性・・・男性ホルモンの影響の受けやすさ
3.皮膚疾患の影響度・・・頭皮のトラブルへの対策
ここで重要とされるのが、2番のアンドロゲンレセプターの受容性。
男性の薄毛の9割の要因であるAGAの原因おさらいすると、以下のようなステップを経て抜け毛になっていくことが医学的にわかっています。
1.男性ホルモンテストステロンが血液で頭皮へ運ばれる
2.テストステロンが頭皮細胞内にある5αリダクターゼ酵素と結合し、ジヒドロテストステロン(DHT)に変換される
3.さらにDHTがアンドロゲンレセプターと結合することで脱毛因子TGF-Bが生成される
4.TGF-Bが抜け毛を促進する信号を出すことで、成長途中の髪が細いまま抜け落ちる
5.抜けて休止した毛根が増えることで地肌が目立ち、以後生える髪も細いまままた抜ける
このような流れで髪は抜け、薄毛の状態へと遷移していきます。
DHTジヒドロテストステロンは、男性らしい体や生殖機能に必要なホルモンであるため男性ならば誰でも生成されます。重要なのはDHTがアンドロゲンレセプターと結合しやすいかどうか(受容性)であり、受容性が低い人はいわゆる何やってもハゲない人。受容性が高い人は、若くして薄毛になるなど体質によって異なることが分かっています。
SNP遺伝子検査ではこのアンドロゲンレセプターの受容性の高さを測定できるため、遺伝的体質で薄毛になりにくいやなりやすいかを判断する大きな指標とすることができるということです。
育毛剤を使っても効果がないという人がいますが、その原因の多くは薄毛の原因が特定できないまま、自分に必要な育毛成分を使っていないことによるものが大きいです。もちろん育毛剤の成分が充実したものかどうかも重要ですが、何よりもまずは薄毛になっている原因を知ることで必要な対策を練ることができるといえます。
SNP遺伝子検査ってどうすれば受けられる?
薄毛リスクを知るための遺伝子検査を受ける方法としては、現時点で大きく2通りの選択があります。
AGAクリニックで診断をしてもらう方法
薄毛治療を専門としており、医薬品育毛剤の投薬を前提としているAGAクリニックで検査を受けることができます。
医薬品による副作用の影響の有無や、実際に薬が効く体質かどうかをチェックするためにほとんどのクリニックでは初診で血液検査や遺伝子検査を実施しています。
すでに薄毛が気になっており、育毛剤を使おうか食事や生活を改善しようかと情報を集めている人であれば、まずは専門医で検査をしてもらいましょう。まずはプロの目で検査をしてもらうだけでも、自分にとって必要な育毛対策の指標ができます。
自宅で検査キットを使って行う方法
手軽なのがを取り寄せる方法。遺伝子の検査キットというものが販売されており、自宅に検査キットが送られてくるもの。
口の中の粘膜を綿棒でこすり取るだけなので、痛みも全くなく届いてすぐに送り返すだけという簡単なものです。検査機関も1週間程度であり、薄毛のリスク以外にも様々な生活習慣病のリスクや肥満リスクなどが分かるようになっています。
しかし、薄毛リスクを知るというよりは、肥満・ダイエット向けや生活習慣病、美容に関する需要が多いのが現状。薄毛予防という点に特化したものがないのが難点。費用相場は15,000円程なので、総合的に自分の情報を知りたいという人向きと言えます。
検査キットとセットになったオーダーメイド育毛剤もある
最近では、この遺伝子検査キットによる診断と、診断結果に基づく最適な育毛剤をオーダーメイドするというメーカーも出てきました。
こちらは薄毛に特化した検査内容になっており、検査結果で導かれた最適な成分を配合した育毛剤を後日送ってくれるというもの。配合は人によって異なるということなので、ややコストが高いのがネックですが、安易に既製品で済ますよりも理にかなった商品であるとも考えられます。
SNP検査についてのまとめ
今回は「SNP遺伝子検査により薄毛のリスクを知ることができる」というテーマでまとめてきました。
遺伝子を知ることで、自分が薄毛になりやすい体質を受け継いでいるのか、またどのような育毛剤を使うことが薄毛治療への近道なのかが分かります。
すでに薄毛に悩んでおり、地肌も見えて対策をしないとヤバイ!という人は、面倒でもAGAクリニックへいき、初診と検査をしてもらうことをおすすめします。安易に育毛剤に手を出すよりは、確実に対策を知ることができ、副作用におびえることなく効果的な治療を受けるきっかけにもなるからです。
自宅で遺伝子検査できるキットも普及してきましたが、どちらかというと検査キットは将来ハゲたくないと思っている「薄毛予備軍」の人向き。まずは検査で自分がハゲるのかハゲないのかを知るだけでも気持ちの整理ができますからね。ハゲにおびえるのではなく、原因を知ることでどんな育毛治療しなければいけないかが分かるということです。
薄毛のリスク以外にもわかることはたくさんあるので、若いうちから一度遺伝子検査で自分を知っておくと、将来へ向けた転ばぬ先の杖にもなります。遺伝情報は年をとっても変わるものではありませんから、一度やっておきたい検査の一つです。
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