イランイラン

基本情報 
精油名イランイラン
原産植物名イランイラン
英名ylangylang
学名Cananga odorata(カナンガ・オドラタ)、Canangium odoratatum(カナンギウム・オドラトゥム)
和名イランイランノキ
別名花の中の花、フラワーオブフラワーズ、パフュームツリー
科名バンレイシ科
主な原産地
(原料原産地とは異なります)
マダガスカル、コモロ、レユニオン島(フランス領)
抽出部位
抽出方法水蒸気蒸留法
採油量0.45~2.5%
淡黄色~黄褐色
粘性やや高め
ノートミドルノート
香りの系統エキゾチック
香りの特徴ジャスミンを思わせるフローラルな香りに、エキゾチックな印象の甘く濃厚で官能的な香り
香りの強さ強め
主な芳香成分安息香酸メチル(エステル類)、ゲラニオール(モノテルペンアルコール)、酢酸ベンジル(エステル類)、リナロール(モノテルペンアルコール)
特徴(point)イランイランの香りは非常にエキゾチックな印象で、深く濃厚なカスタードを基調としたなかに、ジャスミンやネロリが軽く重なった香りと感じられることが多く、一瞬で緊張感を解きほぐして多幸感を与えるほどの甘美さです。好き嫌いの分かれる香りですが、柑橘系のエッセンシャルオイルとブレンドすると柔らかな香りになります。リラックス効果が高いことから、イライラや不安、ストレス、緊張をやわらげ、心穏やかな気持ちを持ちたいときに、アロマバスやベッドルーム、就寝前のリラックスタイムの芳香浴などがおすすめです。香りが濃厚なので少量ずつ使用してください。
植物(plant)イランイラン」はタガログ語で「花の中の花」を意味するAlang Ilangを語源としています。熱帯気候の低地に育つ常緑高木で、野生では高さ10~40mに生長しますが、花を収穫するために2mほどの高さで栽培されます。花は5㎝ほどの細長くヒトデのように縮れて巻き上がった6枚の花びらをつけ、木からぶら下がって咲きます。咲き始めは緑色ですが、成熟すると黄色や淡紅色、藤色に変わり、香りも強くなります。精油は同じ原料を数回にわたって繰り返し蒸留する「分留」という方法により抽出されるため、蒸留の段階によって精油の香りや成分量、価格が異なります。最初の蒸留で得られるExtra(エクストラ)は、最も品質の良い精油で、以下1st(ファースト)、2nd(セカンド)、3rd(サード)と4段階にグレード付けされ、各々成分規格が決められています。どの香りも気持ちをリラックスさせるはたらきがあります。エクストラは最初の1時間~2時間を使って抽出されます。一番高級で香りもよいグレードです。エステル類が大半を占め、甘い香りが強く、スキンケアに向いています。ファーストエクストラを抽出し、取り除いた後に2~3時間の間に抽出されます。ファーストエクストラ同様、エステル類が大半を占め、スキンケアに向いています。エクストラと比べて、香りや成分が違いが少なく、価格が下がるので、一般的に人気のグレードです。3rdは、セカンドを抽出し取り除いた後、一番最後までかけて抽出します。成分はセスキテルペン炭化水素類が大半を占めます。イランイランの香りを強調したくない時や日常的な使用に向いています。当店のイランイランはオーガニックは1st、コンベンショナルはExtra1st3rdです。
エピソードそのエキゾチックな香りにはリラックス作用や催淫作用があるといわれ、性的感情を盛り上げる刺激剤として用いられることがあります。昔からの慣わしとして結婚式など幸せな場面で花を身や髪に飾ったとされ、インドネシアでは、結婚式を挙げたばかりの夫婦のベッドにイランイランの花を散りばめておくという習慣ががあるそうです。ジャスミンに似た甘くフローラルで濃厚な花の香りから、古くから香水の原料として用いられてきました。遠くからでも甘く濃厚な香りが風に乗って感じられることから「パフュームツリー」とも呼ばれています。現在でもシャネルのNo5や、ディオールのプワゾンなど有名な香水にも使われています。ビクトリア時代には皮脂の分泌を調整し、育毛効果をもつ調髪用マッカサル油の原料として使われていました。肌や髪のケアにも役立つ精油です。
心への作用心の扉を開く香り:そのエキゾチックな甘い香りは「フローラル・ハイ」ともいわれ、イライラや不安、ストレス、緊張など、負の感情を和らげ、神経系を鎮めて心と身体を安定に導いてくれます。心身の緊張や不安が強い人のブロックを解き放ち、心の内側からほぐして気分を高揚させ、多幸感やさしい気持ちをもたらし本来の自信を取り戻させます。元気ややる気を出したいときにもおすすめです。
身体への作用血行促進・ホルモン調節作用などにより、生理痛や月経不順、更年期障害など女性特有の症状をやわらげます。クラリセージラベンダーなどとブレンドするとより効果的です。鎮静作用があるため、筋肉の痛み、痙攣、炎症、過呼吸や頻拍(過度に早い心拍)、高血圧の改善にも有効です。
肌への作用皮脂分泌を整える作用があるので、乾燥肌の人にも脂性肌の人にも適しています。にきびの予防やケア、肌の老化防止にも。頭皮の皮脂バランスを整えることから、頭皮や髪のケアにも利用され、強壮・刺激の効果により毛髪の成長を促すことが期待されます。

体臭や加齢臭が気になるときに、ごく少量を使用すると効果的です。
おすすめの利用方法芳香浴、アロマバス、スキンケア、ヘアケア、香水、トリートメント(マッサージ)
注意事項香りが濃厚なので少量ずつ使用してください。高濃度で使用すると、頭痛や吐き気をもよおすことがあります。

敏感肌の方は注意してください。

車の運転などの集中したいときには、使用を避けてください。