すでにご存知かと思うが、ニキビは肌に嬉しくもない形跡を残していく場合が多々ある。
これはいわゆるニキビ跡と呼ばれるものだ。
現役のニキビが肌にできるだけでも不快なのに、こういった跡をつけていくなんて一体どこまで憎たらしいやつなんだろうか。
また、人によっては現役ニキビよりも、こちらのニキビ跡との戦いに手こずっているのではないだろか。なぜならば、これは赤ニキビや白ニキビと比べて、長い治療時間を要するケースも多いからだ。
完全に肌からこの跡を消しさる為に、何年もかかってしまったという話も珍しくはない。ニキビ跡を治療する為にも、まずはこれについての基本情報を知ってみてはどうだろうか。
4種類あるそれぞれのニキビ跡について
ニキビ跡にはいくつかの種類がある。
それは、「赤み」、「色素沈着」、「クレーター」、「ケロイド」と大きく分けると4種類。それぞれの特徴について、ここから1つずつ簡単に紹介してみよう。
赤みが残るニキビ跡
ニキビがいつまで経っても治らない。そう思っていたある時、私はそれがニキビ跡であったと知らされた経験がある。
同じようになかなか治らずに困っているならば、それが既に跡になっていないかどうか確かめてみて欲しい。
赤ニキビと比べて、表面に膨らみが見られなかったり特に痛みを感じなかったりするならば、それはもしかするとニキビ跡かもしれない。このタイプの跡は赤みを帯びているだけあって目立ってしまうのが特徴だ。
そしてこの赤みは、ニキビがそれだけ肌へダメージを残していったという証拠であり、引き続き炎症を起こしている状態にある。
色素沈着のニキビ跡
ニキビ跡には、色素沈着タイプがある。
ニキビによってできてしまった赤みは、いつまでも赤色をしているわけでない。適切な治療やケアを行えば、小さく目立たないようになりやがて肌からきれいに消え去ってくれるだろう。
しかし、そうはいかず赤色から徐々に「赤紫」や「茶色」へと変化するものもある。これがニキビ跡の色素沈着へと辿り着く流れである。
ニキビ跡の赤みと同様に、こちらのタイプもとにかく目立つのが特徴だ。
ニキビが治っても同じところにこういった赤紫や茶色の跡ができてしまうと、治ったとはとてもじゃないが言いきれない。ニキビとあまり縁がない人からしてみれば、ニキビのある肌と一体どこが違うのか見分けがつかないかもしれないだろう。
肌の表面に凹みや穴ができるクレーター
ニキビ跡として良く知られているのがクレーターである。クレーターは肌の表面に凹みができたり、穴があいてしまう状態が特徴だ。
ニキビが肌の表面にこういった跡を残すのも恐ろしいことだが、どうしてこのような状態になってしまうのだろうか?それは、ニキビによって肌が炎症を起こしている間に作られる「瘢痕組織」が深く関係しているのだ。
瘢痕組織を初めて耳にするひともいるかもしれないが、これは意外にも私達が知っているものだったりする。
例えば膝をひどく擦り剥き、ずいぶんと経った今でもそこに傷跡がぷっくりと残ってはいないだろうか。または手術を行った場所に、その形跡が手術痕として残っていないだろうか。
実はそれらは、この瘢痕組織によって肌にできたものなのだ。
瘢痕組織によってできるニキビ跡の種類は、目でみて直ぐにわかるような大きな凹みや、毛穴程の小さく開いた穴などいくつかの種類にわかれる。
これらはニキビによって、どれだけの範囲にどれ程の炎症を肌に与えたかのレベルによって違ってくる。
肌が盛り上がるケロイド
最後の紹介となるのが、こちらのケロイドだ。
肌の表面が凹むクレーターに対し、こちらは肌に盛り上がりができるのが特徴である。
ニキビによってできるケロイドは、肌がひどくダメージを受けた場合が多い。肌はあまりにひどいダメージを受けるとそれを修復しようとするのだが、通常よりも過剰に瘢痕組織を作り続けてしまうケースがある。
その結果、肌にケロイドと呼ばれる膨らみができる。
ケロイドができるのは体質とも大きく関係している為、全てのひとにできるものではない。また、放置していれば治るどころかサイズが大きくなる場合もあり、早めの治療が肝心だ。
クレーターも放置すれば治るというものでもない為、そういった点ではどちらも治すためにはまずは治療に踏み切ることが大切である。
ニキビ跡は治せないものではない
最初にも述べたが、ニキビ跡の治療は想像以上に長期戦になることもある。私も2~3年経ってようやくニキビ跡がなくなり元の肌に戻ってくれた経験を何度かしている。
おそらくこれは私だけではないはずだ。
世間でも「ニキビ跡はすぐに直せます」とあまり紹介されることはない。そういった意味では、ニキビとの本当の戦いはこの「ニキビ跡」ができてからとも言えるだろう。
しかし、そんなニキビ跡でも様々な効果的な治療法はあるし、しっかり治せるのも忘れてはいけない。