医薬品情報
添付文書情報
| 販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
|---|---|---|---|---|---|
| Tathion 100mg for Injection | 長生堂製薬 | 3922400D1060 | 74円/管 | 処方箋医薬品 | |
| Tathion 200mg for Injection | 長生堂製薬 | 3922400D3128 | 98円/管 | 処方箋医薬品 |
効能・効果及び用法・用量
効能効果
薬物中毒、アセトン血性嘔吐症(自家中毒、周期性嘔吐症)
慢性肝疾患における肝機能の改善
急性湿疹、慢性湿疹、皮膚炎、じんま疹、リール黒皮症、肝斑、炎症後の色素沈着
妊娠悪阻、妊娠高血圧症候群
角膜損傷の治癒促進
放射線療法による白血球減少症、放射線宿酔、放射線による口腔粘膜の炎症
用法用量
通常成人には、グルタチオンとして1回100〜200mgを溶解液にて溶解し1日1回筋肉内又は静脈内に注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
使用上の注意
副作用
副作用発現状況の概要
総症例数6,522例(非経口投与4,772例、経口投与1,750例)のうち、副作用が報告されたものは、24例(0.4%)で、食欲不振、悪心・嘔吐、発疹等が主なものであった。なお、静脈内注射時にアナフィラキシー様症状があらわれたとの報告がある。[1]
重大な副作用及び副作用用語
重大な副作用
アナフィラキシー様症状(0.1%未満)
アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、顔面蒼白、血圧低下、脈拍の異常等の症状があらわれた場合には、投与を中止すること。
その他の副作用
| 0.1%未満 | |
| 過敏症注1) | 発疹等 |
| 消化器 | 食欲不振、悪心・嘔吐等 |
適用上の注意
筋肉内注射時
筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、下記の点に注意すること。
神経走行部位を避けるよう注意すること。
繰返し注射する場合には、例えば左右交互に注射するなど、注射部位をかえて行うこと。
注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。
調製時
本品は、ワンポイントカットアンプルであるが、アンプルカット部分をエタノール綿等で清拭してからカットすることが望ましい。
溶解後直ちに使用すること。
薬物動態
<参考>
血中濃度
ラットに35S-glutathione(35S-GSH)を静脈内投与すると、血液中の放射能活性は投与後1及び5時間で血漿部分に分布した。24時間では血漿及び血球部分にほぼ同様に分布しており、7日目では逆に放射能活性の大部分は血球中に見出された。また、24時間での血漿中の放射能活性は90%が蛋白部分に存在した。[2]
代謝、排泄
ラットに35S-glutathione(35S-GSH)を静脈内投与すると、GSHは短時間に各臓器によく分布し、なかでも肝臓、腎臓、皮膚、脾臓等には高濃度に分布した。心臓、骨格筋、脳では単位重量あたりの放射能活性の分布は少なかったが、経時的減少はゆるやかであった。尿中へは、7日後までに、投与された放射能活性の24±4.2%が排泄された。[2]
臨床成績
国内で実施された臨床試験成績の概要は下記の通りである。(国内発表文献集計による。)
| 疾患名 | 有効率(やや有効以上) | |
| 中毒(薬物中毒、自家中毒、農薬中毒、金属中毒等) | 90.6%(174/192) | |
| 肝疾患 | 慢性肝炎等 | 76.8%(929/1,210) |
| 慢性肝疾患に対する比較試験[3]の結果、肝機能改善効果が認められた。 | ||
| 皮膚疾患 | 急・慢性湿疹、蕁麻疹、皮膚炎等アレルギー性皮膚炎 | 78.8%(510/647) |
| 肝斑など色素沈着症 | 59.6%(87/146) | |
| 妊娠中毒(妊娠悪阻、晩期妊娠中毒症) | 84.9%(214/252) | |
| 眼疾患(角膜疾患) | 86.5%(96/111) | |
| 放射線障害 比較試験の結果、子宮頸癌[4]、頭頸部腫瘍[5]における放射線療法の副作用を防止する効果が認められた。 | ||
薬効薬理
薬理作用
作用機序
グルタチオンの生物学的な活性は、作用機構の面からSH基の酸化還元反応が関与する反応と、酸化還元反応とは無関係に関与する反応とに大別され、後者は、助酵素的な役割を果たす反応、メルカプツール酸の生成及びその他の解毒機構への関与、SH酵素又はその他の細胞成分の保護あるいは活性化、細胞分裂・細胞の増殖等における何らかの役割を果たすとされている。[19]
有効成分に関する理化学的知見
包装
タチオン注射用100mg
50管
タチオン注射用200mg
50管
| 山田成一郎, ぎふ県医ニュース, 387, 12, (1984) |
| 塩原有一 他, Glutathione in Medicine., 93-105, (1972) 診断と治療社 |
| 鈴木 宏 他, 肝臓, 14 (12), 738, (1973) »J-STAGE |
| 須川 佶 他, 癌の臨床, 21 (11), 910, (1975) |
| 山本 馨 他, 癌の臨床, 20 (11), 958, (1974) |
| 小川栄一 他, 災害医学, 15 (3), 222, (1972) |
| Nakao,K.et al., Clin.Chim.Acta., 19, 319, (1968) »PubMed |
| 工藤尚義, 日本農村医学会誌, 21 (3), 340, (1972) |
| 大島秀彦 他, 診療と新薬, 7 (8), 1487, (1970) |
| 荒島真一郎, 医学のあゆみ, 70 (10), 481, (1969) |
| 山村雄一 他, 綜合臨牀, 15 (9), 1450, (1966) |
| Benedetti,M.S.et al., J.Pharm.Pharmacol., 27, 629, (1975) »PubMed |
| 岩井 浩 他, 薬理と治療, 2 (1), 23, (1974) |
| 安河内浩 他, 日本医学放射線学会誌, 27 (6), 691, (1967) |
| 堀内淳一 他, 日本医学放射線学会誌, 27 (3), 265, (1967) |
| Jokay,I, Experientia, 20, 315, (1964) »PubMed |
| 清寺 真, グルタチオン研究の進歩, 191-214, (1969) 診断と治療社 |
| 本多捷郎, 臨床眼科, 25 (1), 101, (1971) |
| 早石 修 他, グルタチオン研究の進歩, 1-37, (1969) 診断と治療社 |
作業情報
| 改訂履歴 | 2013年4月 改訂 |
| 文献請求先 | 日本ジェネリック株式会社 |
| 業態及び業者名等 | 販売元 製造販売元 |