エルゴチオネインとは。
抗酸化物質『エルゴチオネイン』って聞いた事がありますか?
あまり聞き慣れないかもしれませんが抗酸化作用が強いとされ注目されている成分です。
抗酸化物質の代表としてよく出てくるビタミンEに比べて約7,000倍(!)というとても優れた抗酸化作用があり、肌の老化を抑制したりシワを防ぐ効果もあるといわれていて、”エルゴチオネイン入り”を売りにした化粧品やサプリメントが販売されています。
エルゴチオネインは動物や植物の中にもあって抗酸化の役割がありますが、動植物は自分達の中でエルゴチオネインを作りだす事が出来ない為『別の生物』が作ったエルゴチオネインをとりこむ必要があります。
その『エルゴチオネインを生成できる別の生物』が、そうです、きのこなのです。
(きのこを含む一部の菌類と一部の細菌)
そもそも抗酸化作用とは?
呼吸によって体内に入ってきた酸素の一部が体内で”活性酸素”に変わります。
この活性酸素が蓄積すると身体にいろいろ悪さをして生活習慣病などの病気にかかりやすくなります。
この活性酸素を抑える物質を抗酸化物質と呼び、その働きを抗酸化作用(抗酸化力)と言います。
エルゴチオネインを多く含むきのこ
エルゴチオネインは複数のきのこに含まれていますが含有量に差があります。
エルゴチオネインを特に多く含むと言われているのがこの2つ。
ササクレヒトヨタケとたもぎ茸です。
・ササクレヒトヨタケ(コプリーヌ)
ササクレヒトヨタケはつくしの様なかわいらしい形のきのこ。
草原や畑からにょきっと生えます。
成菌(きのこの大人)になると一晩で溶けてしまう為”一夜茸”(ヒトヨタケ)。
旨味がありとても美味しいきのこです。
・たもぎ茸
黄色が鮮やかなきれいなきのこ。
『あなた、塗ったんじゃないの?!』
・・・きのこ問屋、頑張って拡販に努めます!
エルゴチオネインの効果的な摂り方
エルゴチオネインの特性として、
①きのこを加熱調理してもエルゴチオネインの抗酸化作用はあまり変化しないと言われています。
②エルゴチオネインは水溶性です。
水溶性、というのがポイントです。
水に溶けだしてしまうので煮汁を捨ててしまう料理ではせっかくのエルゴチオネインが摂取しきれません。
煮汁ごと食べられる料理か軽く炒める程度の料理がおすすめです。
という事で、今回は”たもぎ茸の中華スープ”をスープジャーだけで作りたいと思います!
なんとお鍋などで調理せずにスープジャーだけで美味しいスープが作れちゃうんです。
スープジャーとは?
『まほうびん』はみなさん知っていますよね!
熱い飲み物は熱いまま、冷たい飲み物は冷たい温度のまま長時間保温できる、まさに魔法の様な水筒です。
(原理はよく知りませんけど)
露木も普段愛用しています。
スープジャーは『スープ用のまほうびん』です。
具材などが食べやすいように広口になっていて背は低め。
例えば、家でスープを作って会社のランチで熱々のまま飲めます。
また鍋を使わずスープジャーだけでスープを作ったり出来ちゃう優れ物なのです。
~きのこのじかんレシピ~
スープジャーでたもぎ茸の中華スープ
【材料】(1人前)
タモギタケ:半パック(約30g)
長ネギ(薄切りスライス):10g
しょうが(薄切りスライス):1枚
コンソメ(キューブ状):1個
ごま油:適宜
胡椒:適宜
お湯:適量
【作り方】
①長ネギスライスとしょうがスライスをスープジャーに入れ熱湯を注ぎ、フタを閉めて2分間置きます。
②2分たったらお湯を捨てます。(中の具材まで捨てないように!)
2分間熱湯に浸ける事で長ネギの生煮えを防ぎ、同時にスープジャーも温められます。
※たもぎ茸はこの時点ではまだ入れないでください。
③手で1本1本に裂いたたもぎ茸とコンソメ・ごま油・胡椒をスープジャーに入れ熱湯をスープジャーに入れます。
お湯を注ぐ目安は満タンより1㎝下くらいまで!
フタを閉めて1時間置きます。
④1時間経ったら出来あがり!
(レシピ&調理:篠田)
1時間経っても余裕で熱々!さすが”まほうびん構造”。
スープジャーでそのまま食べるのが普通ですが、写真を撮りたいが為にお椀に移してみました。
たもぎ茸、加熱したことですっかり乳白色に変化しています。
『あのキレイな黄色が消えちゃった・・・』
と色合い的には残念ですが、生産者さんいわく
『色が落ちると言う事は旨味や栄養がしっかり溶けだした証拠。
そのくらいまで加熱した方が美味しいですよ』
とのこと。
うむ、確かに。
スープを飲んでみるとしっかりたもぎ茸の旨味が溶け出しています。
エルゴチオネインもしっかり溶けだしている事でしょう。
ごま油と生姜の合わさった良ーい香り。
食べてみるとたもぎ茸、ちょうど良い具合に煮えています。
お鍋を使わないで調理できるのも簡単で良いですね!
料理を作った篠田さんいわく、ちょっと美肌になったような?
って、それは勘違いでは・・・
あ、嘘です。すみません。
エルゴチオネインが豊富なきのこ、のまとめ
①エルゴチオネインはビタミンEの約7,000倍という強い抗酸化力を持つ成分。
②エルゴチオネインはきのこを含む一部の菌類と一部の細菌しか作り出せない。
③食用きのこではたもぎ茸とササクレヒトヨタケに圧倒的に多く含まれています。
④エルゴチオネイン、加熱調理には強いですが水溶性で水と一緒に流れてしまう。
スープなど煮汁ごと飲む料理がおすすめ!
⑤スープジャーで作るたもぎ茸の中華スープ、簡単で美味しいです!