2013年1月26日土曜日

トフメルAとアトピーの治療。神話の中の地獄について。

医師である父に対し、今の医者がやっているのとは違う治療法で僕がアトピーを克服しつつつあることを説明しようとして、話がこじれた。


ちなみにその治療法とは、今僕が実践しているものだが、夜は塩を入れた風呂に入り、朝は塩水で顔と腕をよく洗う。そして夜も朝も、塩水のおかげできれいになった腕に、トフメルAという膏薬を、よく塗りこむ。


トフメルAとは、三宝薬品という製薬会社が作っている薬で、きり傷ややけどの治療などにも効果があるそうだ。いくら塩水できれいになってもトフメルを塗らなければ、(他の場所を掻いたり汚れたタオルを触るうち)すぐまた腕はひび割れたり微量の膿が滲んだりと汚くなる。塗っている最中、トフメルのどことなく薬っぽい匂いをかいだときには効果は一層期待できる。使い続けているうちにトフメルの箱が汚くなってくる。この時には清潔な布で箱をよく拭わねばならない。塩水と同じくらい、アトピーの治療ではトフメルの役割も重要であり、効果を発揮させるための使い方を各自研究せねばならない。


塩で顔を洗うと、ぬるぬるしたものが手につく。このぬるぬるこそがどうやら穢れのようで、これをタオルで拭うとすごく汚い感じになる。塩で体を洗っていてぬるぬるしたものが出てきたら、そこをよく洗い流すと、その部分を中心に体のかなり広い範囲に好ましい変化が生じる。僕の場合明らかに言えるのは、肩甲骨や股関節の可動域が広がったというか、少しは取り戻せたということだ。


体が硬くなる現象は邪気が体に入り込むことで生じるもののようだ。体の表面に存在するニキビではない小さな粒、芯とか脂肪の塊といったもの、これらは邪気が我々の体を支配する際の核となっているようだ。こうした核をとりのぞけば一時的に体の機能が回復し、こわばりが取れるが、取り除いた核の処理に困ることも多い。今回根室に入る前に立ち寄った温泉地の露天風呂で、丹田のあたりにできた脂肪の塊を爪でこそぎ取り、外の雪原に捨て上から何度も湯をかけて出たが、しばらくして戻ると湯の湧出量が極端に減っていて、いつもは豊かに湯があふれている浴槽から湯があふれ出なくなっていたので恐ろしくなり、粒を爪で取ることで自己の回復を図るべきではないと考えた。(にもかかわらず今朝また久々に頬に埋まった粒をとって布団に捨ててしまったが。)


大阪での父との会合で、睡眠薬について、「パソコンの強制終了みたいな薬じゃないのが欲しい」と言ったら、「そういうこと言える身分じゃない」と言われた。僕が今、仕事をしていないからか?しかし父はずっとそうやって自分の身を守ってきただけだと思う。それは今の世の中で、でたらめな仕事をして一家を養ってある程度の満足の内に生涯を送り、そのつけを「ほか」に押し付けて死んでいく有象無象にも言えることだ。僕は眠りについてもたまに考えることがある。自然な深い眠りと、それがもたらす回復力について。


しかし、根本は邪気からの解放だと思う。小学校にあがるころから次第に僕の人生は狭まっていった。同時にものの考え方もけがれ、体もかたくなり、そしてそれからの人生をずっとアトピーと慢性的な肩こりに悩まされ過ごしてきた。それらはすべて、「邪気」がこの僕にもたらしていたものだと思う。こうしたことを僕は現代医学からではなく多くは仏教の教えからヒントを得て考えた。医学が助けになった部分といえば、「脂肪細胞が色々悪さをしている(らしい)」というトピックぐらいのものだ。


かゆい部分を慎重に爪で探るとたいがいは「芯」にあたる。しかしそれをほじくり出すことで心身に開放をもたらそうと考えるのはよした方がいいという結論である。なぜなら、邪気とは己自身が生み出すものでもあり、したがって内面での対決を通してこれらの穢れを取り除いていくこともできるはずだと思うからである。


そのようなたくましさを、一歩一歩培っていこうと考えている。エゴならエゴでその苦しみを抱いたまま地獄の蓋を舌でなめづるような生きざまにしか、この僕の救いはあるまいとも考えられるのだ。今日母に、聖書を送ってくれるよう頼んだ。キリストは生き返りの象徴であり太陽神の化身でもある。それゆえ我々の中に巣くう吸血鬼と対決する際には頼りがいがある。聖書の中にキリストの言葉に、人の内面を墓の中にたとえ、外面はどうあれ薄汚れたものだといった言葉がある。我々は、人から隠したい自分自身の穢れによって操られている。


だから僕は、押し入れの天井の東北の隅、丑寅の方角に(吸血鬼が嫌う)にんにくを置いた。にんにくは生命力を高める。若いころまだ葛藤していた時分、生命力が高ければ邪悪の影響を退け得ると本能的に自覚していた。それゆえ吸血鬼はにんにくを忌み嫌うのである。


                                                                     桃谷・弥栄神社

 
                             
                                                                    どんと焼き

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