ベタセレミンがよくわかる
ベタセレミンは安心な医療薬であるのか?
ベタセレミンはセレスタミンのジェネリック医薬品です。
抗ヒスタミン剤と合成副腎皮質ホルモン剤の配合剤で、抗アレルギー作用、抗炎症作用を示します。
通常、蕁麻疹、湿疹・皮膚炎群の急性期および急性増悪期、薬疹、アレルギー性鼻炎の治療に用いられます。
抗ヒスタミン剤と副腎皮質ホルモン(ステロイド)の2成分が配合されています。湿疹やじんま疹のほか、花粉症で症状のひどいときにも使われます。
抗ヒスタミン剤:d-クロルフェニラミン..アレルギー反応を引き起こす体内物質「ヒスタミン」の作用をおさえます。
副腎皮質ホルモン:ベタメタゾン..炎症をおさえたり、アレルギー反応を予防します。
次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。緑内障、前立腺肥大など下部尿路に閉塞性疾患、有効な抗菌剤の存在しない感染症、全身の真菌症、結核性疾患、消化性潰瘍、精神病、単純疱疹性角膜炎、後嚢白内障、高血圧症、電解質異常、血栓症、最近の内臓手術創、急性心筋梗塞がある。妊娠または授乳中他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。
そもそもベタセレミンって?
ベタメタゾン・d-クロルフェニラミンマレイン酸塩配合剤はベタメタゾン及び d-クロルフェニラミンマレイン酸塩を有効成分とする製剤であり、本邦では 1965 年に上市されています。東和薬品株式会社が後発医薬品として、ベタセレミン錠の開発を 1992 年 9 月より企画し、薬発第 698号(昭和 55 年 5 月 30 日)に基づき、規格及び試験方法を設定、加速試験、生物学的同等性試験を実施し、1995 年 2 月に承認を取得、1995 年 7 月に発売しました。
その後、医療事故防止のため、2009 年 9 月にベタセレミン配合錠と販売名の変更を行い、現在に至ります。
古くから使用されているお薬です。抗ヒスタミン作用と副腎皮質ホルモンによる抗炎症作用により、優れた効果が期待できます。
ベタセレミンの有効成分はベタメタゾン
ベタセレミン配合錠の内容量は1シートに10錠となっています。
ベタセレミン配合錠は1995年7月に東和薬品株式会社から発売されました。
ベタセレミン配合錠は処方せん医薬品です。
ベタセレミンの効果・効能のメカニズム
効能は蕁麻疹(慢性例を除く)、湿疹・皮膚炎群の急性期及び急性増悪期、薬疹、アレルギー性鼻炎です。
ベタメタゾン
糖質コルチコイド作用(抗炎症作用、抗アレルギー作用など)は、ヒドロコルチゾンの約 25~30倍、プレドニゾロンの約 6~7 倍である。副腎皮質抑制作用は強く、作用時間が長い群に属します。
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩
H1受容体を介するヒスタミンの作用(細血管の拡張、毛細血管透過性亢進、気管支平滑筋の収縮、知覚神経終末刺激による痒みや痛みの発生など)を抑制する。dl 体に比べ約 2 倍の抗ヒスタミン作用を有します。
主な副作用として、発疹、光線過敏症、吐き気・嘔吐、食欲不振、下痢、低血圧、動悸、頻脈、期外収縮、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
・かぜ様症状、発熱、嘔吐 [誘発感染症、感染症の増悪]
・全身けん怠感、意識障害、多飲・多尿 [続発性副腎皮質機能不全、糖尿病、急性副腎不全]
・上腹部・腰背部の痛み、発熱、吐き気 [消化性潰瘍、膵炎]
・うつ状態、痙攣、錯乱 [精神変調、うつ状態、痙攣、錯乱]
・腰背部の痛み、筋肉のこわばり、筋力の低下 [骨粗鬆症、ミオパシー、大腿骨および上腕骨などの骨頭無菌性壊死]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。