女性の9割以上が悩んでいる、足と脚。アンケート調査では、足と脚トラブルの原因を

「体のゆがみ」と考える人が最も多かった。体のゆがみさえ解消すれば、お悩みは解決……?

まずは、現代の女性の足と脚の問題点を、専門家に聞いてみましょう。

 みんなが悩んでいる、「足と脚」。その「“あし”悩み」の内容は人によってさまざまだが、ケアをしても、なかなか改善しないと思う人は多いのでは。

 女性の“あし”のお悩みが増えたのは、外で靴を履いて過ごす時間が長くなってから。タコができたり、扁平足(へんぺいそく)や外反母趾(がいはんぼし)になるのは、先の細い靴やヒールの高い靴のせいといわれ、靴を履いて歩く限り、直らないのは当然のようにも思える。実際、本誌が行ったアンケートでも、足のトラブルの原因は「靴が合っていないから」と考えている人が最も多かった。

 だが、長年“あし”を見続けてきた専門家たちは、「靴よりも、使い方に問題がある」と口をそろえる。

 「いまの女性にありがちなパターンをひと言でいうと、“立てばO脚、しゃがめばX脚、歩く姿は過回内(かかいない)(足のねじれが大きい)”」と話すのは、整形外科医で帝京平成大学教授の渡會(わたらい)公治さん。足をそろえて立つと両脚のひざやふくらはぎが離れるが、立ち上がったりしゃがむときはひざが内側に入ったX脚のようになる女性が多いという。さらに、歩くとき足を内側にひねる動作が大きく、土踏まずをつぶすように使っている。

 看護師でリフレクソロジストの市野さおりさんも、「足の甲の筋力が衰えたことで甲に山なりにある“横アーチ”が崩れている人が目立つ」と指摘する。

 歩かなくなった私たちの“あし”は、運動不足や加齢によって筋肉が弱った「サボりあし」となり、本来の立ち方、歩き方ができない「癖あし」にもなっているのだ。あなたの“あし”はどう?まずは右下と左下の方法で、状態をチェック。「足」チェックの判定でスマイルがなかった人は「サボりあし」、「脚」チェックでスマイルがなかった人は「癖あし」と考えて。

 あしのトラブル解消の第一歩は、正しい使い方を知ること。

あなたは「サボりあし」? 「癖あし」?

証言●現代女性の足は?
土踏まずをつぶす歩き方でねじれて扁平足、外反母趾に

「むくみ」の次に多かった足のお悩みは「角質のガサガサ」と「タコ」。原因は「合わない靴」と考える人が約4割だが、専門家は「足の使い方が問題」という。現代女性に多いのは、つま先とひざの向きがバラバラで、足裏の土踏まずをつぶす歩き方。本来は働く足指がサボるため、タコや扁平足、外反母趾を招く。

証言●現代女性の脚は?
歩き方の癖でゆがみ、立つとO脚、しゃがむとX脚に

脚のお悩みで多かった「疲れやすさ」や「O脚」も、足と同様、使い方に問題があると専門家は指摘する。内ももやお尻の筋肉を使わない歩き癖で、「立つとO脚だが、しゃがむとひざが内側に曲がってX脚になる女性が多い」という。ふくらはぎが外側に張り出す「C字脚」や、垂れ尻になることも。

むくみが5割超。ガサガサ、太いも4割に

脚がむくみやすい………………55.4%
角質のガサガサ…………………46.2%
足がむくみやすい………………44.8%
セルライトがある………………44.0%
全体的に太い……………………41.6%
脚が疲れやすい…………………31.3%
足にタコがある…………………28.4%
外反母趾…………………………28.1%
O脚………………………………27.3%
魚の目……………………………23.6%
巻き爪……………………………23.1%

******************************************************

足と脚のお悩みの内容を挙げてもらった(複数回答)。足、脚ともにむくみを訴える人が約半数で、ほとんどが複数のお悩みを挙げていた。

調査概要

2013年3月22日~4月3日までの13日間、「日経ヘルス」「日経ウーマンオンライン」の読者、および日経BPコンサルティングのアンケート会員を対象に、ウェブ上で調査を実施。回答した女性410人について集計した。職業は会社員が最も多く57.3%で、平均年齢は39.9歳。1日の座っている時間は平日で平均7.6時間だった。

この人たちに聞きました
渡會公治さん
帝京平成大学教授 整形外科医
スポーツドクター。東京大学医学部卒業。東京大学准教授を経て現職。美立健康協会代表理事。「人の体は動くためにできていて、上手に動かさないと、病気やケガ、障害につながります」。

市野さおりさん
コンフィアンサ せき鍼灸院
看護師、リフレクソロジスト

自衛隊中央病院を退職後、各種病院外来でアロマセラピー、リフレクソロジーを生かした「統合医療ナース」として活躍。現在は東京・新宿の鍼灸院「コンフィアンサ」で施術を行う傍ら、セミナーや講演活動、後進の指導を行う。
取材・文/羽田 光(編集部)、西山裕子(編集部) 写真/岡﨑健志 スタイリング/中野あずさ(biswa.) ヘア&メイク/依田陽子 モデル/仁美

「これ以上の情報をお読みになりたい方は、日経ヘルス誌面でどうぞ。」

この記事をSNSにシェアする

この記事は役に立ちましたか?
働く女性のための「日経ウーマンオンライン」最新記事のお知らせを好きな方法で受け取れます。

  • 11万人

Facebookコメント

※Facebookのコメント機能は、Facebookのソーシャルプラグイン機能を用いて実現してい ます。本機能、およびコメントの内容について、日経ウーマンオンラインは一切の責任を負い ません(日経ウーマンオンラインからのコメントを除く)。また、コメントを非表示にしたり、機能を停止することがあります。

Topics

    CloseUp

      WOL Selection