γ-GTP - アルコール性の肝障害で基準値50U/Lを超える
アルコールの飲みすぎで上昇するγ-GTP
γ-GTPの健康診断の内容
| 区分 | 項目 | 基準値 |
|---|---|---|
| 肝機能 | γ-GTP | 0~50U/L |
γ-GTPは肝臓、小腸、膵臓、腎臓などに多く存在するタンパク質の分解酵素で、主に肝臓の解毒で作用します。健康診断でγ-GTPを計るときは、GPTなどの肝機能の検査項目と一緒に血液検査で測定できます。
γ-GTPはGOTやGPTと同じように肝臓に疾患がある場合に値が上昇しますが、主にアルコールによる肝機能障害に敏感に反応します。
そのため、一時的に飲みすぎたあとでも高い数値が計測できますし、継続的なアルコールが原因である肝機能の低下でも反応します。また、薬を長期間服用している場合も、γ-GTPの値が高くなることがあります。
γ-GTPの基準値は0~50U/Lです。以前の基準値は16~73U/Lでしたが、2012年4月に変更されました。体験者のγ-GTPは19U/Lで基準値内でした。過去は21U/L、18U/L、17U/Lだったため、大きな変化は見られません。
γ-GTPの結果で疑える病気
| 結果 | 原因 |
|---|---|
| 基準値より高い |
|
| 基準値内で低値 |
|
γ-GTPの健康診断結果で基準値を超えていた場合、アルコール性肝炎、薬剤性肝炎、慢性肝炎、脂肪肝、肝硬変、肝がんなどを疑うことができます。
γ-GTPとはアルコールを摂取したり、抗うつ剤など特定の薬に含まれる有害物質が体内に入ると、それらを無害化するために胆道で作られて、肝臓で働く酵素のことです。
基準値が50U/L以下ですが、一般的には100U/L以上になるとアルコールが禁止されます。肝機能を高めるためにはお酒は適量を守り、食生活の改善が促されます。栄養分としてはタンパク質とビタミン群を摂りたいです。
また、γ-GTPは低すぎても基準値が0U/Lですので、一見すると問題ないと誤解されがちです。確かにまったくアルコールを飲まない人はその傾向が顕著ですが、アルコールを飲む人で数値が1桁の場合は、栄養不足などが指摘されることもあります。
γ-GTPに関する補足情報
1日に摂取できるアルコールの適量
他の肝機能の検査では異常がなく、γ-GTPだけが基準値を上回っている場合は、アルコールの飲みすぎが考えられます。
γ-GTPはアルコールの分解に反応する酵素ですので、アルコールの常飲で大幅に上がります。禁酒が守られているかの判断材料にもなります。
日本人のアルコールの適量は純アルコール量で1日平均約20gとなっています。アルコールの適量を主なお酒の量に換算したリストは以下の通りです。
| 種類 | アルコール度数 | 適量 |
|---|---|---|
| ビール | 5% | 中ビン1本 |
| 日本酒 | 15% | 1合 |
| 焼酎 | 25% | 100ml |
| ワイン | 12% | グラス約2杯 |
| ウイスキー | 40% | ダブル1杯 |
一般成人男性の健康的な体型からの算出していますので、女性やお年よりはこの半分が適量です。
γ-GTPの体験談
普段からよくお酒を飲む人にとって、健康診断のたびに1番気になる数値はγ-GTP(γグルタミルトランスペプチダーゼ)だったりします。γ-GTPは肝臓や腎臓に含まれる酵素の一種で、解毒作用を持っています。
このγ-GTPは特に肝臓の細胞が壊れると血液中に流れ出るため、「γ-GTPの数値が高い=肝臓がそれだけ壊れている」ということになります。私の実体験では飲み会をセーブしただけで、γ-GTPが下がりました。
γ-GTPは体内の解毒作用に関係している酵素の1つで、γ-GTPが基準値ではないときは肝臓の機能障害が疑われます。
γ-GTPは特にアルコールに敏感に反応する性質を持っているため、肝機能を検査するGOTやGPTなどの他の項目が正常値である場合は、アルコール性の肝障害の可能性が高いです。
私もγ-GTPが60U/Lほどあり、GOTやGPTは正常値であるため、医師からは「アルコール性肝障害である」と指摘を受けました。ただし、アルコールの摂取を止めると、短期間のうちにγ-GTPの数値は下がったため、まだ軽度の状態だったようです。
γ-GTPに関してはアルコールの摂取に対して敏感に数値が上下するため、この数値を1つの指標として常に正常値の範囲内で収まるようにアルコール摂取量を制限するようにしておけば、中高年以降になってからの肝臓の病気のリスクを下げることができるとされています。
正常値を超えたらすぐに脂肪肝になるというわけではなく、あくまでもリスクが上がっているということです。私は健康診断の結果を医師から聞いた際に「アルコールを控えるよう」に言われましたが、お酒を控えれば割とすぐにγ-GTPの数値は下がってきます。
もしγ-GTPの数値が100U/Lを超えているようならば、すぐに医師に相談するべきです。脂肪肝がかなり進んでいる可能性が高く、単純にお酒を控えるだけでは状態を改善することが難しいので、許容範囲内で体調を改善することが望ましいです。
γ-GTP自体は血液中にあっても問題はありませんが、血中に多くのγ-GTPが流れ出ている場合は、肝炎や脂肪肝などの可能性が高くなります。ウイルス性の場合もありますが、普通の中高年のサラリーマンにとって最もリスクが高いのはアルコールの過剰摂取による脂肪肝でしょう。
体の調子が悪くない人であっても、普段からよくお酒を飲む習慣を持っている人はγ-GTPの正常値である50U/Lを超えることがよくあります。私はお酒をやめていないがゆえに、もうずっと50U/L超からなかなか下がりません。
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更新日 2017.06.22
Kirito Nakano