日本でスーパーマーケットにお買い物しに行くと、どこでも似たような風景を見ることができます。
野菜売り場では、4〜7個のじゃがいもがまとめられて売られています。
精肉売り場に行くと、最初から定められた量でお肉がパッケージされています。
しかし、海外のスーパーマーケットでは「量り売り」スタイルが主流であること、ご存知でしたか?
必要な量だけを購入する、この行動が私たちのライフスタイルをより充実したものに変える可能性があると考えられています。
今回は、日本でも少しずつと増えている食料品の量り売り専門店についてお届けします。
昔から日本で“量り売り”は存在した
ヨーロッパや北米などのスーパーマーケットでは、野菜や精肉、雑穀などが量り売りで販売されていることが多く、現地の人から見ればあたりまえの風景なのですが、実は昔の日本もそうでした。
この量り売りスタイルは現代に生まれたシステムではなく、昔ながらの商店街にある八百屋さんやお肉屋さんでやりとりされていました。
しかし、時代の経過とともに大手スーパーが普及し、商店街から賑わいが去っていき、多くの生鮮食料品の専門店が姿を消していきました。
量り売りのメリット① ゴミを増やさない。
イタリアの一般家庭では、ワインは量り売りで買うことが普通です。
家から空の“マイボトル”を持って、お店で欲しい分だけワインを入れてもらい購入します。
そうすることで、毎回空き瓶が出ずに、ゴミを減らすことができます。衛生上のことを考えると、そのマイボトルが一生使えるとは言い難いですが、一定期間だけの使用であってもその間はゴミの増加が防げるわけです。
量り売りのメリット② 食材がムダにならない。
大手スーパーマーケットのメリットは、キロ単位で食料品を購入することでコストが安く済むということではないでしょうか。
しかし安かったからとは言え、その食料品を使い切れずに捨ててしまったことはありませんか?
それに対し、量り売りは欲しい分だけを買うことができるのです。
オーガニックで盛んなバイロンベイ(オーストラリア)にあるthe source Bulk Foods(ザ・ソース・バルク・フーズ)という雑穀や小麦粉などを販売するショップでは、必要な量だけを紙袋に入れて測り終わったらレジでお支払いするシステムです。
量り売りのメリット③ 新しいものに出会える。
スーパーマーケットで買い物をしていると、いつも同じものをカゴに入れていませんか?
お金を払ってものを購入するとなると、どうしても“新しいもの”に手を出せないですよね。
しかし量り売りだったら、試しに少量だけでも買うことができます。
また、買う前に試食できるのが何よりも嬉しい!
アメリカを拠点にカナダやイギリスにも店舗を展開しているオーガニックスーパーマーケットのWHOLE FOODS MARKET(ウォールフーズマーケット)では、様々な商品を試食することができます。
フルーツやチーズ、ワインなど、新しいものに出会えるチャンスがいっぱいです!
食べ物の価値やエコへの意識をさらに高めようと、日本でも次々と食料品の量り売りを中心に販売を行うお店がオープンしています。
皆さんもぜひ一度は行ってみてはいかがでしょうか?
RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store
2013年1月、「上勝百貨店」の名で徳島県上勝町にオープン。
こちらは、ごみゼロの町を目指して提言された「ゼロ・ウェイスト宣言」を日本で初めて掲げた上勝町にある量り売りの専門店です。
棚に並ぶ様々な大きさのガラス容器にはパスタや調味料など、全ての商品は量り売りの対象になっています。
今年、2015年5月に「RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store (ライズアンドウィン ブルーイングカンパニー バーベキューアンドジェネラルストア)」としてリニューアルオープンし、クラフトビール工場&BBQスペースができました。
徳島県内だけではなく、県外からも多くのお客様が足を運んでくれるほど、注目を浴びているお店です。
Bulk Foods
2013年11月、神奈川県川崎市に「Bulk Foods(バルク・フーズ)」がオープン。
ナチュラルやオーガニックの食料品を約200種類以上を取り扱っており、全てをセルフサービスの量り売りスタイルで提供しています。
スパイスやナッツ類をはじめ、蜂蜜やオイルなども販売しています。
その中でも人気なのが「絞りたてのピーナッツバター」!
なんとその場で機械によって絞られる出来立てのピーナッツバターを買うことができます。
「ゴミを増やさない」、「食材がムダにならない」、「新しいものに出会える」など、食料品の量り売りスタイルには大きな可能性があります。
私たちに食べ物の大切や価値を考えさせてくれる機会になり、ゴミを減らすことによって環境づくりに微力ながらも貢献することもできます。
皆さんもぜひ一度この量り売りで新たなライフスタイルを体験してみませんか?