よく聞くターンオーバーという言葉ですが、一体何なのか、どうすれば良い状態を保てるかについて解説していきます。
ターンオーバーとは?
表皮の新陳代謝のことをターンオーバーと言います。お肌は人の体の最も外側を覆っている部分ですが、内側からの細胞分裂が絶えず行われており、下から上に押し上げられ、最終的に角質となり剥がれ落ちていきます。そのサイクルをターンオーバーと呼んでいます。通常は28日周期と言われていますが、個人差があり、年齢を重ねることで周期は長くなる傾向にあります。
仕組み
皮膚は大きく分けて、表皮、真皮、皮下組織の3つに分かれており、ターンオーバーは表皮で行われています。一番下にある基底層が細胞の基礎となり、細胞が作られています。その次の有棘層から角質化が始まった後は顆粒層に入り、最終的に角質層に達します。角質層までたどり着いた細胞は、垢(アカ)となってお肌から剥がれ落ちていくことで、お肌を常に良い状態に保つことができます。
周期
ターンオーバーの周期は必ずしも全員が28日とはかぎりません。個人差や年齢により幅があり、30代~40代では、40~55日かかるとされています。ターンオーバーが早すぎると細胞がうまく育たず、そのまま角質となるとお肌のバリア機能も損なわれてしまいます。逆に、遅すぎたり滞ったりすると角質が固くなります。
ターンオーバーを整えて肌を根本改善する方法
それでは、このターンオーバーを正常化するにはどうすれば良いのでしょうか。日常生活で受けるストレスによって、体の機能は滞りやすくなってしまうので、日々の小さな心がけが、正しいターンオーバーをつくりだすきっかけになります。
食事やサプリなどでターンオーバー促進
- ビタミンB群
肌のターンオーバーを助けるビタミンとして有名。豚肉、鶏肉、ウナギ、カツオやマグロなど、動物性の食品に多く含まれているので比較的補いやすいビタミンです。ですが、ダイエットや偏食により食事の摂取量が少ない人は、サプリメントなどを合わせて飲むと良いでしょう。
- ビタミンH
ビタミンB7やビオチンとも呼ばれ、お肌や皮膚の健康を保つことのできるビタミン。鶏肉のレバー、卵などに多く含まれています。ビタミンB群のサプリメントに含まれていることも多いので、合わせて摂取することができます。
ピーリングケア
角質が固くなりゴワゴワが続くと、ターンオーバーが乱れやすくなります。週に2~3回のピーリングケアをおすすめします。スクラブや、ジェル状のポロポロとケアできるもの、クレイパックなどのスペシャルケアを取り入れてみましょう。
保湿はしっかりと
また、肌が乾燥すると、角質に備わっているバリア機能も低下します。お肌が敏感になると細胞の分裂がうまくいかず、ターンオーバーに乱れが生じやすくなります。乾燥しやすい冬だけでなく、冷房でお肌が乾燥してしまう夏にも保湿はしっかりと行いましょう。化粧水による保水から始めて保湿力のあるクリームや、オールインワンジェルなどの水分がバランス良く配合されているものがおすすめです。詳しくは「正しい保湿方法【完全版】化粧水~クリームまで」を参考にしてみてください。
質のいい睡眠
ターンオーバーは寝ている間に活発になりホルモンの分泌も高まります。少なくとも7時間の睡眠は確保して、深夜0時までには就寝するようにしましょう。
紫外線対策は抜かりなく
紫外線はエイジングを加速させてしまうので、対策は年中し、曇りの日も行いましょう。日焼け止めを選ぶときには、SPFの数値の横に+記号のあるUVA、UVB両方カットできるものを選び、紫外線によるお肌へのダメージをできるだけ少なくすることでお肌の若さをキープしましょう。
たばことお酒は控える
たばこを吸うことで、酸素の運搬が妨げられ血行が悪くなります。また、ビタミンCも破壊されるため、お肌を健やかに保ちにくくなります。お酒は適度に嗜む程度であれば血行が良くなりますが、飲み過ぎは禁物です。肝臓や胆嚢などの内臓に負担がかかるため、お肌のターンオーバーにも影響します。
ターンオーバーの乱れ:原因と引き起こす肌トラブル
それでは、ターンオーバーが早くなった場合と、遅くなった場合の見分け方の目安や原因について紹介します。あまりにひどい場合には、皮膚病の可能性もあるので医師のアドバイスを受けるようにしてください。
早まった場合
症状は?
- 乾燥しやすい
- 敏感肌に傾きやすい
- カサカサと粉をふきやすい
原因は?
- 紫外線によるダメージ
- 角質ケアのしすぎ
- 洗いすぎ
遅れた場合
症状は?
- 肌が固くなりやすくゴワゴワする
- 顔色が悪い、くすみやすい
- ニキビができやすい
原因は?
- 洗顔、角質ケアが足りていない
- 乾燥している
- 体の巡り不足、血行不良
日々絶えず繰り返されるターンオーバーが、健康的な美肌の鍵を握っています。意識することで自活力をアップさせて、素肌美人を目指しましょう。