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気になる尿酸値

 健康診断で最初に検体として要求されるのは尿の検査である。綺麗で優しい看護婦さんがウインクこそしないがにこやかに、「では、尿の検査をしましょう。朝顔・・・と言って今の人は分かんないよね。

朝顔の外に漏らすな竿の露

その朝顔。「この中に尿を入れて下さい」と、朝顔じゃなかった小便小間、金隠し・・・わかんねぇかなぁ男便所の尿器をそういうの。その尿器の上に紙コップを置いて立ち去る。「えぇッここに入れろったってそんな高くまで小便飛ばせませんよ。届きませんよ」と言ったら、子窓を開けて婦長さんが笑いながら「分かっています。コップを手に持って入れるのですよ、そんな芸当出来るもんですか・・・」

出来るもんですか・・・とは、そんな勢いありっこないでしょうと馬鹿にされたようだ。

なぜ尿の検査をするのかというと、私たちの体の中では、いつも古いものと新しいものの入れ替え、つまり新陳代謝が行われている。

体の中に代謝の異常があると、細胞に異常が認められ、それが血液中に溶け込み、いろいろな物質が尿や便に排泄される。

だから排泄物は体の異常をチエックする重要な情報源というわけなのです。

例えば尿中にタンパクが出るかどうかの定性定量検査で,糸球体腎炎、ネフローゼ、膀胱炎、尿道炎,結石,腫瘍も見つけられるし。尿中の糖分検査で糖尿病の推測は元より、内分泌の異常から脳血管障害までわかる。

飲み過ぎ二日酔いしがちなあなた。さぁさぁ肝臓の検査も尿で分かるのですよ。尿の中には、常にビリルビンというものがあって、肝臓から腸管に排泄される腸内細菌の作用によって、ウロビリノーゲンとなるのだが、その一部は便とともに排泄されるが、残りは腎臓に運ばれ尿とともに体の外に排泄される仕組みになっているが、問題なのは、ウロビリノーゲンの量で、多すぎても逆に減り過ぎても肝臓や胆のうの異常が疑われる。

尿は空気に触れるとウロビリンという物質に変化してしまうし、激しい運動や疲れすぎによっても、飲んでいる薬剤によっても検査に影響を及ぼすから尿を採るときの注意を怠ってはいけない。

そのほか、尿沈検査と言って、遠心分離器にかけて尿の液上成分は上に、細菌や血球などは試験管の下に沈殿するから、それを顕微鏡で観察し尿ひとつで幾多の病気を推測できる検査技術は優れた診断法なのである。

尿を採る前日は外陰部を清潔にしておく。尿は朝起きた時、または食事後3~4時間の新鮮なものといった心得も必要だ。

ところで、検査値に引っかかったのが尿酸値であるとォ。

最近、その検査で数値が上がると痛風を起こす危険が高くなると言われて処方箋を持参する患者が多い。

 尿酸値を上げないためにはどのような点に注意すればいいのか。

 身体を作っている細胞には、遺伝子の中核をなす「核酸」がある。

 その成分の一つは「プリン体」と呼ばれ、乳酸のもとになる。

新陳代謝によって古い細胞が壊されると、プリン体は肝臓に運ばれ、更に尿酸に分解される。

尿酸は血液中に溶け込み、肝臓で新たな尿酸が作られえると、余分な尿酸は尿や便によって体外へ排泄される。

血液中の尿酸が1デシリットルあたり7ミリグラムを超えると「高尿酸血症」と診断される。

血液中に尿酸が溶けきれなくなり、足の親指の付け根などにたまって結晶化する。

それを白血球が異物とみなして攻撃すると炎症が起き、痛みが生じる。

これが痛風。

「ふう~ん尿酸値を上げる要因はなんなのだろう」

「レバー等を食べ過ぎたり、ビールを飲みすぎたりすると尿酸値が上がり、痛風を起こしやすくなります」

「なりますったって、なぜなるの」「そうだね、その理由はねアルコール、特にビールには尿酸の素となるプリン体が多く含まれている。特にねェ汗をかいた水分不足の後のビールの飲み過ぎは、体内の尿酸の濃度が急上昇しやすいので、その晩、足の親指の付け根がかんぬきで締め付けられるような激痛発作に見舞われことだってある」「おどかさないでよ。予防の方法は出来る限りノンアルコールにしたり、プリン体は水に溶けやすいので、一度茹でて調理したり、ボイル焼きの場合キッチンペパーで包んでからアルミホイルで焼いてプリン体や脂分を吸収したヘルシーメニューに料理法を工夫するべきだねぇ」

 「ほれほれ、そうした清涼飲料水だって多量の果糖がふくまれこれが尿酸値を上げる要因になる。だからって夏は水分補給をしないと脱水状態になる。そうすると血液が濃縮されて尿酸の排泄が減少するから結果として尿酸値が上がる。尿酸値は運動しても下がらないから食事療法を心がけなければいけない」

  知らんプリン出来ぬぞ怖い尿酸値鬼が閂(かんぬき)締める親指趾(おやゆび)

体内の尿酸値は常に約1200㎎に保たれている。

 そのうち体内で作られる量は700㎎程度で、残りは食べ物や飲み物から摂取している。食事によるプリン体の摂取量が増えると、排泄する量が追い付かなくなる。

 食べ過ぎに注意し、バランスの良い食事を心がけることが大切です。」

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