目次
- 禁煙をしたら本当に美肌になれる?
- タバコが肌に与える影響
- 禁煙で肌の改善を実感できる4つの効果
- 禁煙で肌がきれいになるまでのプロセス
- 禁煙でハリとツヤのあるきめ細かい肌を手に入れよう
禁煙をしたら本当に美肌になれる?
タバコを吸っている方は肌への悪影響を知っていてもなかなか禁煙できないのが現状ですよね。いざ禁煙に取り組もう!と思っても、サイトによっては禁煙したからといって美肌になれなかった……などと効果のない人もいるようだし、禁煙できるか不安だと思っている方が多いはず。今は肌老化が見られなくても、将来のお肌はタバコによりボロボロになってしまうかもしれません。そこで今回は、私はるこ先生が禁煙と美肌の関係などを詳しく説明します!
タバコが肌に与える影響
タバコ=肌に悪影響ということは誰もが知っているのではないでしょうか。喫煙は身体だけではなく肌全体にトラブルを引き起こしてしまうため、毎日丁寧にしっかりスキンケアをしていても、タバコの影響により台無しになっている可能性が。何気なく吸っているタバコでも、肌にこんなに悪影響を及ぼすと知ったら少し怖くなってしまうかもしれませんが、まずは肌に与える影響をチェックしておきましょう。
タバコに含まれる有害物質
タバコには、なんと200種類以上の有害物質や50種類以上の発がん性物質が含まれています。有害物質の中でも特に害が大きいものが以下の3つ。これらの有害物質は依存性が非常に強いため、なかなか禁煙できない原因の一つとも言えるでしょう。
ニコチン
タバコを吸うと依存を引き起こしますが、これはニコチンによるものと言われています。少しの量のニコチンで興奮作用、大量のニコチンでは鎮静作用があります。肌に対しては、血流を悪くしてビタミンCを破壊し、活性酸素を増やすという悪影響を及ぼします。
タール
タールはヤニのようにベトベトしたもので、フィルターに茶色く付着します。 ベンツピレンなどの数十種類もの発がん物質が含まれており、 健康被害を及ぼします。さらに肌の黒ずみや歯の黄ばみ、口臭の原因にもつながる有害物質です。
一酸化炭素
一酸化炭素はヘモグロビンと結合し、血液の酸素運搬機能を阻害することで各組織への酸素を送りにくくして酸欠状態にしてしまいます。一酸化炭素の影響により、酸欠状態が続くことで顔色が黒ずんだり青く見えてしまう場合があります。
有害物質が体に及ぼす影響
- 血管収縮
- 活性酸素の増加
- ビタミンC消費
- がん
- 心筋梗塞
- 2型糖尿病
- 気管支喘息
- 骨粗しょう症
- 歯周病
タバコの有害物質により、深刻な体への悪影響を及ぼす可能性があります。特に女性の喫煙者の場合、たばこを吸わない人よりも子宮頸がんになりやすく、加齢に伴う骨密度の低下が大きいという実験結果があるそうです。
肌に現れる3つの症状
タバコを吸うことで、体だけではなく肌にも症状が現れます。どんなに頑張ってスキンケアや美容に力を入れても、タバコの有害物質によって台無しにされているかもしれません。
くすみ
タバコに含まれている成分は、肌の老化スピードを速めると言われています。肌の乾燥もしやすくなるので、キメが乱れて粗くなり肌がどんよりくすんで見えてしまう場合も。ごわつきも目立ち、なかなかベースメイクがうまく乗らなくなったり、ピーリングをしてもなかなかくすんだ肌を改善することができないかもしれません。また、肌がくすんでいると老けた印象になってしまいます。
たるみ
タバコを吸うことで、美容に欠かせないビタミンCを大量に消費します。その量なんと25mg~100mg!1日に必要とされるビタミンCは100mgなので、タバコを吸うだけで1日分のビタミンCの量がすぐに消費されてしまうことになります。肌にハリと弾力を与えるにはコラーゲンが十分にあることが条件。しかし、タバコを吸うことで大量のビタミンCが失われてしまい、結果的にコラーゲンの生成が行われにくくなります。コラーゲンが作られなくなると肌にハリと弾力がなくなり自然と肌がたるんできてしまうのです。
肌荒れ
何気なくタバコを吸っていても、身体の中では血管が収縮して酸素不足が起こっています。酸素不足になると新陳代謝が低下して肌が乾燥したり、荒れてしまう状態に。さらに、タバコを吸うと一酸化炭素が血管の中に充満して肌へ必要な栄養素を運ぶことができません。すると肌が健康に保たれずにカサカサしたり、吹き出物ができてしまったりなどといった肌荒れにつながるのです。
喫煙者特有「タバコ顔」を画像で解説
タバコを吸い続けると恐ろしいことに、タバコ顔(スモーカーフェイス)になってしまいます。くすんだ血色のない不健康な肌、シワやたるみで老けた顔、ガサガサに荒れた唇、パサパサでごわついた髪……。顔が自然と老化してくるのは、中年からが一般的なのですが、タバコ顔はなんと喫煙している若い人にも現れると言われているのです。顔だけではなく、喫煙により白髪、歯茎や歯の炎症、口臭なども次第に出てくるでしょう。
禁煙で肌の改善を実感できる4つの効果
喫煙が肌や身体にもたらす悪影響を知ったところで、禁煙をすると肌にどんな効果をもたらしてくれるのかを見ていきましょう。
肌のくすみがなくなり透明感のある肌になる
タバコを吸うと、身体の中に一酸化炭素を取り込み酸素を運ぶヘモグロビンと結合することで細胞自体が酸欠になってしまいます。すると肌のくすみへとつながってしまうのですが、禁煙することでうまく酸素が細胞に回り、くすみがなくなって透明感溢れる肌になれるということなのです。さらに禁煙をするとビタミンCが大量に消費されなくなるので、メラニン色素の生成を抑制する働きが活発になりくすみ、シミ、そばかすなどのくすみの原因を取り去ってくれると言われます。
たるみがなくなりハリが出る
喫煙により細胞膜を酸化させ老化を速める活性酸素が発生して、肌にハリを与えるエラスチンを分解します。すると肌がたるんでシワが増えてしまうのですが、禁煙をすれば活性酸素の発生を防ぐことができます。ビタミンCの消費もなくなるので、たるみを防ぎつつ内側からピンとハリのある肌へと導いてくれるでしょう。
肌荒れがおさまる
タバコに含まれるニコチンは、血管の収縮を引き起こし血行不良にしてしまうため、ターンオーバーが乱れて肌荒れがなかなか改善しない状態が続きます。禁煙により血行が良くなり新陳代謝がアップすることで、肌のターンオーバーが正常化されて肌荒れが落ち着いたり、喫煙時とは比べものにならないほど綺麗な肌になったという声も。
唇の色に血色が戻る
喫煙を続けていると、グロスやリップでもごまかせないほど唇の色が青紫のように変色していませんか?さらに唇だけでなく、歯茎が黒ずんでうまく笑えないという方も多いはず。ですが禁煙することで血行が良くなり、唇の色に血色が戻って少しずつ歯茎もピンク色に戻ってくるでしょう。目安としては、禁煙してから3週間前後で効果がだんだん出てくるそうです。
禁煙すると他にもメリットが!
- 毎朝の目覚めがスッキリ
- お金が貯まって好きなことに使える
- 咳や喘鳴などの呼吸器の症状が改善
- 狭心症や心筋梗塞などの心臓病リスクが低下
- 服や部屋に匂いが残らない
- 食べ物がおいしく感じる
- 口臭がなくなる
禁煙をすると、肌悩みの改善だけでなく健康状態が良くなるなどと言ったメリットがあります。中でも魅力的なのが、禁煙をすることでお金が貯まること。1箱400〜500円のタバコを1日に1箱吸っている方は、1年間禁煙すると約15万円以上貯めることが可能です。長い目で見て10年、20年、30年と禁煙を続ければ、車を買ったり自分の好きなことに使えたりと、快適な余裕のある生活を送ることができるというわけなのです。
禁煙を始めてすぐに肌が綺麗になると思っていたのになかなか肌の状態が良くならないという方は、焦らないことが重要です。禁煙しつつ、生活習慣や食事などを見直すことで、より効果的に美肌に近づくことができますよ。
禁煙で肌がきれいになるまでのプロセス
禁煙して速攻肌の状態がよくなるというわけではないのは分かっていても、一体どのくらいの期間・どんな変化が目印なのでしょうか?禁煙してから肌が綺麗になるまでの気になるプロセスを説明していきます。
かかる期間は人によって変わる
禁煙してから肌が綺麗になる期間はそれぞれ個人差があります。早い人なら1週間程度でキメが整ってきたり、吹き出物や肌荒れがなくなってきたという方から、遅い人では半年かかってやっと肌が綺麗になってきたと感じた方もいるようです。 禁煙したことで肺が綺麗になるまでは10年以上、依存性のあるニコチンは3ヶ月ほどで排出されると言われています。禁煙をするに当たり、まずは3ヶ月間我慢できるかが重要です。
こんな変化が見られたら希望あり!
禁煙をするとニキビができてしまった!という声をよく聞きます。この場合のニキビは喫煙により蓄積された毒素が、禁煙をしたことで肌表面に出てきているということなので実は希望の光なのです。禁煙によりストレスが溜まり、脂っこいものやお菓子を食べてしまうとそれがニキビになってしまう場合もあるので、ビタミンCや野菜をしっかり摂って脂を控えることもポイントです。
体調が悪く感じるのも禁煙成功のサイン
さらに体調が悪く感じたときも禁煙成功の希望のサイン。禁煙をすると、今まで体内に入れてきたニコチンがなくなるので、高い確率で体調を崩してしまうようです。体調が悪いと感じる期間としては1週間〜1ヶ月ほどと言われており、徐々に喫煙前の身体に戻っていくのです。しかし、体調が悪いから禁煙に失敗したと思い込んで、ここでタバコを吸ってしまっては水の泡になってしまいます。体調が悪いのは身体が元の状態に戻る証拠なので、禁煙を諦めてタバコを吸わないように気をつけましょう。
禁煙で現れる離脱症状は4つ
禁煙に必ずと言っていいほど起こるのが離脱症状。この原因はニコチンであり、禁煙してニコチンが取れなくなると様々な離脱症状が現れてくるようになってきます。禁煙を成功させるには、この離脱症状とうまく付き合っていくことが近道です。一体どのような離脱症状が出て、どう対応するべきかを見ていきましょう。
1)午前中の異常な眠気
禁煙すると眠気が生じるのは、喫煙で脳を支配していた依存性のあるニコチンがなくなり、自律神経がきちんと作用しないからと言われています。禁煙による眠気はつきものなので、無理に眠気を我慢する必要はありません。眠れるときに10~30分ほど仮眠を取りましょう。脳を休ませてあげることで、気分転換になり集中力もアップします。禁煙をしたら、早寝早起きをしてバランスのとれた食事を1日3食、さらに適度な運動を習慣づけて健康的な生活を送ってみてくださいね。
2)タバコを吸いたくなる
禁煙してすぐはタバコが吸いたい!と我慢できない症状が出てきます。これはニコチンが切れてしまったことを脳が知らせているサイン。そのため、脳がタバコが吸いたいと支配しているのです。対処法としては、コーヒーやハーブティーを飲んで気持ちを紛らわせたり、メンソールが強いガムを噛んでごまかしたり、外の空気を吸うことがおすすめです。
3)だるけがある
禁煙をすると身体が重くてなんだかだるい、頭痛がするという離脱症状も起こるようです。身体がだるいと感じた時には、なるべくすぐ休むように心がけましょう。頭痛がする時には、足を高くして横になり、目を瞑るだけでもだいぶ改善されます。とにかくだるけや頭痛を感じた時は、無理をせずその場で休息を取るようにしてくださいね。
4)集中できない
禁煙でニコチンが切れると脳がタバコを欲するので吸いたい気持ちが強くなる一方、脳が覚醒しないため集中力が低下するという離脱症状もあります。さらには禁煙鬱と呼ばれる、無気力や絶望感に陥ってしまう場合も。特に集中力が切れてしまうと、仕事や運転などが辛いですよね。そんな時は、身体を軽く動かしたり、屈伸や背伸びなどのストレッチを行いましょう。ガムを噛んで脳に刺激を与えることも効果的です。
離脱症状は禁煙成功のサイン。辛い離脱症状も、前向きに楽しむことで乗り越えやすくなるはずです。また、禁煙を始めたら太ってしまったとよく耳にしますが、これはタバコを吸わないことで口が寂しくなってついご飯やお菓子を食べ過ぎてしまうことや、禁煙のストレスによって過食になってしまう傾向があります。禁煙を始めたら、野菜中心のヘルシーな食生活と、ウォーキングやジョギングなどの運動や、リラックス法として半身浴やストレッチなどを取り入れて、積極的に動けるといいですね。
運動をすることでタバコを吸いたい気持ちや、口が寂しくてつい食べ過ぎてしまうなどといったことを紛らわすことができますよ!禁煙に成功すれば、くすみのない透明感の溢れるハリ肌が手に入るでしょう。メリットだらけの禁煙を頭の片隅に置いて、無理せず頑張りましょう!
禁煙でハリとツヤのあるきめ細かい肌を手に入れよう
禁煙をすることで、肌にハリや透明感、ツヤが生まれて美しい綺麗な肌になれるだけではなく、健康状態が良くなり、お金を貯めて好きなことに使えることもできるだなんて嬉しいですよね!美肌を手に入れるために、どんなに高い基礎化粧品を使っても、タバコを吸ってをいてはタバコの有害物質が邪魔をしてしまって綺麗な肌になるには時間がかかってしまいます。将来、深いシワやたるみ、血色の悪い肌やボロボロの髪などといった、恐ろしいタバコ顔にならないためにも、思い切って今から禁煙にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。禁煙に成功したら明るい毎日が待っているはずですよ!