水素水とは?普通の水と何が違うの
水と安全はタダ、と言われてきたかつての日本は姿を消し、少なくとも水を飲むために水道の蛇口をひねる人は少数派になったのではないでしょうか。
硬度の高いミネラルウォーターや深海から組み上げる海洋深層水など、水分だけでなく身体の機能に役立つ水はたくさん市場に溢れています。
そんな中、近年のブームとして新たな水が話題に。それこそが「水素水」です。文字通り、水の中に水素を溶けこませたものです。
元素の周期表でもっとも左上の位置にある水素は、数ある原子の中でもそのサイズが最小クラスのひとつ(最も小さいのはヘリウム原子)。重さについては最も軽いものになります。
この水素を含ませた水素水が、美容業界を中心に大ブームになっているのは、活性酸素と結合して消し去ってくれる性質(抗酸化作用)にあります。活性酸素といえば老化の一大原因として挙げられる悪玉物質。
つまり水素水を摂取しつづけることで、身体の中に溜まっている活性酸素を減らして、老化にまつわるさまざまな変化を和らげることができます。
活性酸素には善玉・悪玉がある
悪の権化のように語られる活性酸素ですが、実は身体にとって有益な活性酸素があるのをご存知でしょうか。
たとえば身体の中に異物や毒物が入ってくると排除するために免疫機能が働きます。異物を攻撃するわけですが、その時に欠かせないのが善玉活性酸素(過酸化水素、スーパーオキシド等)になります。
細菌やカビ、微生物等の異物除去をはじめ、ガン細胞を攻撃するといわれるNK細胞も活性酸素を活用しています。
これに対し、悪玉の活性酸素はヒドロキシラジカルとよばれるもので、身体のさまざまなものと反応して酸化させ、老化をはじめガンやリウマチなどさまざまな病気の原因に。
多くの組織の酸化はヒドロキシラジカルの寿命が短いため短時間で終わりますが、脂質の酸化だけはいちど起きると連鎖して続くので非常にやっかいです。
特に、脂質を酸化させることで発生する過酸化脂質は血管の組織を傷つけ、動脈硬化を引き起こしてしまいます。
水素水は悪玉活性酸素のみ取り除く!?
水素水が注目されている理由として、上述した身体にとって害でしかない悪玉活性酸素だけを効率的に取り除いてくれるというものがあります。
善玉と悪玉の活性酸素では組織の形がことなり、悪玉の方が水素分子と結合しやすい形をしているため、善玉の活性酸素は反応できずそのまま残る、というものです。
ただしこの説は、医学的にきちんとした証明があるわけではないと唱える研究者もおり、その意味では効果も未知数といえるかもしれません。
ですが水素が活性酸素と結合して無害化する、というのは間違いのない事実なので、水素水にまったく効果がない、ということではないと思います。
以下より、水素水がシミに対してどのように働きかけてくれるのかを解説します。
水素水がシミに有効なのも抗酸化作用がカギ
水素水がシミに有効なのも、やはり活性酸素を減らしてくれる抗酸化作用が関係しています。
シミはメラノサイトから生成されたメラニンの集まったものですが、このメラニンができる際に活性酸素が必要となります。
また、活性酸素は増えすぎると細胞を攻撃して、肌にとって重要なターンオーバーを狂わせます。すると肌の生まれ変わりが遅くなるので、結果的にメラニンがたまってシミの原因に。
水素水を身体に取り入れれば活性酸素を減らしてくれるので、直接的なメラニン生成も防げるほか、ターンオーバーを守ることができるのでシミのできにくい身体になります。
また、水素を使った美容法として「水素水パック」というものもあります。
これは、文字通り水素水を使ってパックすることで、活性酸素除去効果を飲むだけでなく肌からの吸収で期待するということですね。
この水素水パックを実践している人はかなりいるようで、グーグルなどで「水素水パック」と検索すると、その経過を記録した個人ブログなどがたくさん出てきます。
以下に、水素水パックのわかりやすい手順がありました。
要領は化粧品パックと同じなので、水素水さえ用意できればカンタンに実践できそうですね。
パックは長時間やりすぎると蒸発する水分とともにお肌の潤いも奪っていくので、長くても10分以内に留めておくのがポイントです。
男女間で異なる水素水への期待
ここ数年の盛んなメディア露出により、水素水の知名度は急速に高まっています。
大阪市にある水素水を取り扱う日本トリムという企業が、水素水を認知している男女500人を対象に(20代~60代)アンケートを実施しているのですが、興味深い結果がありました。
水素水に対するイメージで最も多かったのが「健康にいい」というもの。これは水素水の性質からも正しい認識なのは間違いありません。
ところが、女性に限定すると「美容にいい」と答えた方のほうが多く、男性だと「疲労回復にいい」と答えた方が多くなっているのです。
この結果は裏返せば、それぞれの性別で潜在的な欲求や需要(もっとキレイになりたい、元気になりたいなど)を水素水が満たしてくれるのでは?という期待感の現れという感じですね。