BSジャパンの深夜に「ワカコ酒」のドラマが放映され始めました。
弊ブログでも記事にしようと思いますが・・・。
その前に、先週からの継続で大分県の記事をアップします。


大分県中津市の耶馬渓で昼食をとったときのこと。


元は納屋だったという建物がお店。
納屋って言ってもずいぶんと立派な建物なの。


2階を改装して食堂にしました。


「農家食堂つうだらだった」さん。
集落の人たちでつくる農事組合法人「樋桶の郷(ひおけのさと)」が、2014年8月にオープンしたお店。
「樋桶の郷」は、有機・無肥料の米や大豆を作っていて、ここではその米や豆腐、集落の人が作った有機野菜などを使った手料理を提供しています。
だからオーガニック食堂というわけです。
 樋桶の郷HP:http://hioke-sato.com/store/

樋桶集落は約30世帯。一人暮らしの高齢者が多いむらです。
そうした方々に健康な食を提供して、集落に住み続けてもらう拠点にすることが、この食堂の第1の目的。
「つうだらだった」とは、「一生懸命走って疲れたー」という意味だそう。
人生を一生懸命生きてきたおじいちゃん、おばちゃん達が集う場への想いが込められています。

そしてここのもう1つの目的は、集落外の客を呼び込むこと。
基本はランチのみの営業で、予約客のみ。
料金は集落外の客は1000円。この料金でも十分に安い。
でも集落の人や高齢者には安い料金で提供しています。
ここは集落の人、高齢者のためにある食堂で、そこに外の人にも集ってもらうってことですから。


店内に入ると大きなテーブルがデーンとフロアを占拠しています。


木工家でもある組合事務局長の中島信男さんが作ったテーブルだそうです。
お店のテーブルはこれ1つで、ランチをいただく人たちはこの大きなテーブルを囲んで会話を弾ませるという趣向になっています。


入り口脇にある手洗い器も手製。
こうやって、自分たち手作りの創作品を使うというのも豊かさの1つと思います。


大テーブルの脇には薪ストーブ。薪の原料は周囲の山にいっぱいあるもん。エコロジーですね。
そうそう、組合では炭焼きもやっているんです。

ここで働いているのは、この集落のおかあさんたち。


テーブルにつくと、おしぼりが出されます。


そして緑茶。


おしぼりを載せた台も中島作だそうです。
作品ですから、販売もされているんだって・・。


裏を見ると・・・値段がついている!
【穴かけ皿】4000円だって!(◎_◎;)


こんなおおきなお皿もあります。


こっちは8000円。
ただしどっちも食堂での売り物ではなく、作品をこの食堂で使っているだけ。

さて、おかあさんたちが食事を運んできてくれました。
ここのメニューはこの1つだけ。


樋桶の郷 田舎のひるめし

じぇじぇじぇじぇ!
すごい食器です!
伝統的な木製漆塗りの器が載った御膳じゃないですか!

椀が4つだけど「八十椀(八重椀)」といいます。 あ
4つの椀は、蓋も取り皿に使えるので「八重椀」ということなんです。
それぞれ名前があって、左下が飯椀、左下が汁椀、右上が煮物を入れる平椀、その左が深い坪椀です。

この食堂を始めるにあたって、各家庭で使われなくなったこんな立派な食器を集めたそうです。


黒い漆塗りの立派な飯椀
縁には金縁が施されています。


中身はご飯。ごはんは、お替り自由です。

外側が黒い御椀の内側は朱塗り
朱塗りの椀は婚礼などの「ハレ」のときに使うもの。
法事など「ケ」のときには、内側も黒塗りの椀を使います。
だから各家には2種類の八重椀があるんです。
このお店では、通常は朱塗りの椀を使いますが、大勢の客が来たときにはそれが足りないので、黒塗りの椀も使うそうです。


汁椀にワカメと揚げ豆腐のお吸い物


ヒジキの白和え


赤大根のなます


平椀には野菜のうま煮エゴマの葉のゴマ和え


坪椀には。


豆や野菜の煮物。坪椀の中は以外に上げ底です。


揚げ物


このタレでどうぞ、と。


エゴマを擂ったタレ。


渋皮付きの栗を紅芋で包んで揚げたもの。


高菜漬けと梅干


味噌汁もつくったのでどうぞ、と出されました。
地元で採れたシイタケや野菜、テングサも入っている。
味噌ももちろん自家製です。


青梅のシロップ漬け
ちょうどいただいたものなので、と出してくれました。
梅酒の青梅かと思ったら、アルコールは入っていませんでした。


デザートのスイーツとコーヒー


おだんご
ゴマと黄粉をまぶしたあんこ玉。あんこだけの玉はシナモンの香り。

どれも地元のものだけで構成されたランチ。
美味しいだけでなく、おかあさんたちとの会話もごちそうの1つです。

ごちそうさまでした。


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