ある年の厚生労働省の保健福祉動向調査の「歯や口の中に悩みのある人の割合」では、1位「ものがはさまる」2位「歯痛・しみる」3位「歯茎の出血・腫れ」に次いで4位が「口臭」とあり、その割合はおよそ15パーセントを占めています。
ほかの統計でも、約半数、5割の人が口臭が気になるというアンケートもあり、口の臭いの悩みは年齢、性別を問わない悩みと言えるでしょう。
口臭の原因は人それぞれ
その口臭の原因は人それぞれです。
歯みがきや舌の掃除などで、簡単に抑えられることもあれば、虫歯や歯周病、胃や肝臓などの病気が原因の口臭もあります。
普段の生活で起こる口臭を「生理的口臭」と呼び、病気を原因とする口臭を「病的口臭」と呼びます。
「生理的口臭」が生活改善や日頃のオーラルケアーなどで抑えられる一方、「病的口臭」はその病気の原因、虫歯なら虫歯、胃の不調ならそれを治さなければ、口臭を解消することができません。
その「病的口臭」のなかには、奥歯のさらに奥に生える歯「親知らず」が原因の口臭というものがあります。
「親知らず」とは?
よく耳にする「親知らず」は、正しくは第三大臼歯や智歯と呼ばれています。
まっすぐ生えればまだいいのですが、横に生えるとほかの歯へ負担がかかったり、また、上下4本揃って生えない人などさまざまです。
では、この「親知らず」がどうして口臭の原因となるのでしょうか?
口臭の原因ともなる「親知らず」
1.食べカスがたまる
一番奥の奥にある「親知らず」の周りには食べたもののカスが残りやすく、歯ブラシも届きにくいため、その食べカスが発酵をして、口臭の原因となります。
2.虫歯
3.歯周病
同様に歯ブラシが届きにくい「親知らず」は、虫歯や歯周病の原因となります。
虫歯の菌が歯を溶かし、それが発酵して口臭の原因となったり、虫歯が神経まで進行して神経を腐らせると、悪臭を放つことがあります。
また、ちゃんとした歯みがきが出来ないと、細菌のかたまり、ネバネバした「プラーク」ができ、それが口臭の原因となることに合わせて、歯周病の原因となります。歯周病により、歯と歯茎の間に隙間ができ膿をもつと、口臭の原因となります。
4.手前の歯が虫歯になる
「親知らず」が横に生えている時など、当たっている隣の歯が虫歯になりやすく、それが原因で口臭を起こすこともあります。
5.歯茎が腫れて膿をもつ
横に生えた「親知らず」にかぶった歯茎に膿がたまり、その膿も口臭の原因となります。
「親知らず」による口臭を予防するには?
1.タフトブラシを使う
奥歯まで届きやすいタフトブラシを使うと、普通の歯ブラシが届きにくい「親知らず」までキレイに磨くことができます。
2.洗口剤や消毒液を使う
歯茎がかぶさっていたり、出血がある場合、無理に磨くとさらに出血して、それが口臭の原因ともなります。
そんな時は、マウスウォッシュなど、殺菌作用のある洗口剤や消毒液を使うといいでしょう。
唾液にも殺菌作用や細菌を洗い流す作用もありますので、唾液の分泌をよくして、口の中が渇きにくい状態にキープするというのも、口臭予防には大切なことです。
最終的には抜歯
ほかにも虫歯や歯周病を治したり、フッ素加工で予防するなど、「親知らず」による口臭を防ぐ方法はありますが、最終的には抜歯をするという手段もあります。
「親知らず」の生え方や歯医者さんの考え方で、必ずしも「親知らず」を抜歯するとか限りませんが「口臭が気になる」「口臭の原因が親知らずでは?」という場合は、歯医者さんに相談してみてください。
抜歯をするとなると不安に感じるかも知れませんが、歯医者さんが「親知らず」の状態をレントゲン撮影して、現状を確認し、もちろん痛みのないよう麻酔を処置して抜歯してくれるので安心してください。
とにかく口臭を予防したい時は!
親知らずが原因の口臭は、口の中を清潔にし、必要な場合には治療することが対策となりますが、それと並行して胃からの臭いの対策も行いたいという方にはサプリメントがおすすめです。
即効性を求めるのならブレスケアなどの商品が良いと思いますが、慢性的な口臭にお悩みの方にはサプリの方が向いているでしょう。
続ける事によって長期的持続も期待できるので、親知らずによる虫歯や歯周病などが原因でない口臭に悩んでいる方は、一度試されてみてはいかがでしょうか。
まとめ
- 厚生労働省の調査では口臭が気になる人は約15%という結果
- 口臭の原因は、普段の生活で起こる「生理的口臭」、病気を原因とする「病的口臭」の2種類
- 親知らずにより虫歯や歯周病になることも口臭の原因となる