| 陰部のできもの |
陰部、外陰部、股、お尻、肛門周囲などのデリケートゾーンのできものとして、よく見かけるものにはバルトリン腺のう腫、尖圭コンジローマ、外陰ヘルペス、粉瘤(その他、線維性上皮腫、過誤腫、ボーエン様丘疹、脂肪腫、静脈瘤、多発性の汗管腫など)などがあります。はずかしくてなかなか受診できない方も多いとは思いますが、悪化する前に受診して下さい。軽症であればそれだけ手術時の痛みが少なく、術後の回復も早いです。
等クリニックの統計では、
痛い場合 1位 粉瘤(アテローム)
2位 バルトリン腺膿瘍
痛くない場合 1位 尖圭コンジローマ
2位 線維性上皮腫
3位 粉瘤(アテローム)
4位 バルトリン腺腫
5位 黒子
非常に稀ではありますが、悪性のできもの(いわゆる癌)という場合もあります。
ネットでよく書いてある脂肪腫はわずか0.8%。痛くないし、簡単に潰れません。
基本的に保険診療となります。毎日手術(1~4名)を行っています。痛みをなるべく感じないような工夫をすることで、局所麻酔での治療を可能にしています。術後1時間から2時間で帰宅が可能です。
当院ではしっかりとした根治術を行っています。診察、薬だけではありませんのでご安心ください。ご希望により外用、内服、点滴注射のみの治療も可能です。
~当院でよく治療されている陰部のできもの~
粉瘤(フンリュウ、アテローム) 60%以上
当院で最も多い症例。強く押しつぶすと臭いカスのようなものが出てくるできものです。感染を起こすと赤くはれて痛くなり、自然に壊れて膿が出ます。感染のない場合は痛みをほとんど感じません。自己処理を繰り返しても自然に治ることはありません。数ミリのものから陰部を覆うほどの(10センチ以上)のものまであります。産婦人科でよく”脂肪の塊”や”脂肪腫”と診断されていることが多いですが、当院で脂肪腫の診断がついた方はいらっしゃいません。ほぼ、粉瘤と言って間違いはないでしょう。かなり重症例は、入院手術が必要となる場合もあります。早めの治療が肝心です。
性交経験のない方もかかる病気です。体中にできます。皮膚の中に垢がたまって出来たできものです(古い垢がたまっている、だから臭いです)。原因ははっきりとしていませんが、皮膚の小さな傷から発生すると考えられています。
簡単につぶすことだけを繰り返してもきちんと直さない限り悪化します。袋状の本体を取り除く必要があります。放置しても自然治癒はほとんど考えられませんので、治療は手術が必要です。
当院では、手術の傷は縫わない方法をとっています。くりぬき法ではなく、切開しレーザーで仕上げることで、より小さな傷口で手術することが可能です。さらに、縫わないことで術後の傷を目立たず、術後の痛みもほとんどありません。たいていの場合は0.5~2cm程度の切開で手術を行っています。傷口にはテープをはり、軟膏ぬっていただきます。
傷はおおむね1週間程度で回復します。目立たなくなるまでは1か月ほどを要します。
多発して外陰部に少し変形をともなう様な場合もあり、喫煙者に多い傾向があります。
当院では、単発の場合はすぐに摘出手術可能ですが、多発している場合は確実に全て取り除くため予約をお願いしています。
顔面、胸部を含め全身の粉瘤を手術しています。
当院では女性の陰部以外の粉瘤手術の割合は10%程度です。
費用の目安:初診料 8千円程度 手術費用 2から4万円程度(手術費+予約料)
尖圭コンジローマ
性行為感染症STD(性病)です。初期には、できものがあるというだけで、無症状の方や、少しかゆい程度の方がほとんどです。性交渉により感染し、パートナーにもうつします。
性行為感染症STD(性病)です。初期には、できものがあるというだけで、無症状の方や、少しかゆい程度の方がほとんどです。性交渉により感染し、パートナーにもうつします。
とげとげのある白から灰色のかたい小さなできものや、肌色のかたい丸い小さなできものです。ヒトパピローマウイルスの感染が原因です。
非常に多くの方に来院していただいているため、ほんの1~2個のコンジローマの方から、陰部全体に広がり太ももまで広がっている方もおられます。肛門内のコンジローマもすべて対応いたします。婦人科医は肛門内を、肛門科医は膣内を診察できていないことがほとんどですが、当医院では全体を診察治療しています。1か所で、日帰りで治療が可能なのが特徴です。広範囲の場合は1回で取り切れないことがあります。早めの来院が肝心です。
従来、液体窒素を用いて凍らせたり、電気メスで切除する方法がとられてきました。凍らせる方法では一度に全部のできものを処理できなかったり、治療として弱い傾向があります。電気メス切除では痛みが強く、患部だけでなく周辺組織まで焼いてしまうということがありました。
従来、液体窒素を用いて凍らせたり、電気メスで切除する方法がとられてきました。凍らせる方法では一度に全部のできものを処理できなかったり、治療として弱い傾向があります。電気メス切除では痛みが強く、患部だけでなく周辺組織まで焼いてしまうということがありました。
当院では医療用炭酸ガスレーザーによる処置を行っています。膣内、肛門内のレーザー治療も日帰りで即日対応しています。レーザーはピンポイントに照射でき、患部のみを正確に焼却することができます。局所麻酔も行いますので、痛みも心配ありません。
麻酔の痛みを気にされる方は、スケジュールや除痛(麻酔)の程度の希望をお伺いし患部の大きさや範囲を御相談させていただき調整を行えます。
すべて保険診療です。また、べセルナ軟膏にて再発ができる限りないよう治療していきます。漢方を併用し再発のない状態を目指します。
免疫の強い方は早く治ることもありますが、ほとんどの方はクリームを塗っただけ、ちょっと焼いただけでは治りにくい病気です。しっかり治療をしていきましょう。
他院で再発を繰り返している方などご相談ください。
治療費の目安:初診料8千円程度 手術費用 1万円程度(手術費+予約料)
外陰部ヘルペス
性行為感染症STD(性病)です。ヘルペスウイルスの感染が原因です。
性行為のあとすぐではなく、数カ月や数年たってから症状が出始めたり、以前に治っていたものと思っていたのが、10年たってから再発したりすることもあります。
ピリピリとした痛みから始まり、潰瘍(口内炎のようなもの)が多発してきます。悪化して感染を伴い激痛がします。座れない、眠れないほどの痛みを訴えられる方も多いです。
一度感染すると神経の根元にヘルペスウイルスが感染時続け再発を繰り返します。初期の治療が肝心ですが、当院では3種類の初期治療を選択できます(医師の診察のもと、時間、費用等も御相談いたします)。悪化する前に早く受診してください。
かなりひどくなる場合は、帯状疱疹の場合もありあります。点滴治療も外来にて行えるのが当院の特徴です。
すべて保険適応です(数千円)。再発を繰り返す場合は抑制療法をお勧めしています。
すべて保険適応です(数千円)。再発を繰り返す場合は抑制療法をお勧めしています。
バルトリン腺腫、バルトリン腺膿腫
会陰(膣と肛門の間)に左右対称にあるバルトリン腺が、詰まって粘液がたまったり、感染を起こして膿がたまったりした状態です。感染がなければ痛みはありませんが、感染した場合はかなりの痛みを伴います。痛みが出た場合は自然に治りにくいです。なるべく早めに受診して下さい。性病ではありません。(両側に同時発生する場合は性病のこともあります)
何回か嚢腫に対し穿刺、内容吸引するとしばらくの間落ち着くことがありますが、かなりの方は繰り返し感染をおこし疼痛を伴います。
会陰(膣と肛門の間)に左右対称にあるバルトリン腺が、詰まって粘液がたまったり、感染を起こして膿がたまったりした状態です。感染がなければ痛みはありませんが、感染した場合はかなりの痛みを伴います。痛みが出た場合は自然に治りにくいです。なるべく早めに受診して下さい。性病ではありません。(両側に同時発生する場合は性病のこともあります)
何回か嚢腫に対し穿刺、内容吸引するとしばらくの間落ち着くことがありますが、かなりの方は繰り返し感染をおこし疼痛を伴います。
当院ではなるべく嚢腫内の壁をレーザーで焼きとることで再発しにくい方法を工夫してます。
治療費の目安:初診料8千円程度 手術料1.5万程度(手術費+予約料)
その他、外陰腫瘍
その他、ほくろ、線維性上皮腫が大半を占め、その他、血管腫、静脈瘤、脂肪腫、上皮内腫瘍などさまざまな手術をしています。
その他、ほくろ、線維性上皮腫が大半を占め、その他、血管腫、静脈瘤、脂肪腫、上皮内腫瘍などさまざまな手術をしています。
非常に多くの外陰部腫瘍の方を診察しているため、他院ではなかなか治らない、診断があやふやなど是非早めにご相談ください。手術時に病理検査を行い、できものの確定診断をしています。また、術前にダーモスコピーやコルポスコピーなどの拡大鏡で診断も行っております。皮膚科併設の当院ならではの診察といえるでしょう。
手のひらサイズ程度までの腫瘍に対応していますが、大きなものは予約をお願い致します。
手のひらサイズ程度までの腫瘍に対応していますが、大きなものは予約をお願い致します。
当院は診察するだけ、薬を出すだけの治療ではありません。根治を目指し、必要な方は毎日手術を行っています。たくさんの方が治療を受けておられますので、痛みの少ない、出血の少ない治療を実施しています。お気軽にご来院ください。
(即日に手術後希望の場合は有料予約をおねがいします。)
| 陰部のできものQ&A |
Q 3日前からあそこが痛くなってきました。なんだか2倍くらいに赤くなってはれ上がっています。治るかなと思ったらだんだんひどくなって、今日は座るのがつらいです。自転車にはもちろん乗れません。診察してもらえますか?
A はい。可能です。おそらくバルトリン腺のう腫や粉瘤でしょう。初診日当日に手術をご希望の方は事前にお電話でご相談ください。
放置すればするほど悪化して治りにくいです。
思い立ったらすぐに来院してください。
当日手術が不可能、またはご希望でない場合は応急処置も必要です。
Q デリケートゾーンのできもののようですが、多忙です。手術はどの位、時間がかかりますか?待ち時間はありますか?
A ほとんどの場合が2時間(~3時間)程度で御帰宅いただいています。痛みを軽減するための表面麻酔や点滴に約30分、手術に30分~1時間、術後の安静に1時間を目安としています。腫瘍の大きさや状況によりさらに1時間程度かかる場合もあります。
但し、御予約が取れない場合、順番を待っていただく必要があります。
事前にお電話をいただけましたら対応いたしますので、ひとまずご連絡ください。
とりあえず、応急処置をして後日手術可能な状態にする場合もあります。
Q 52歳です。20年ほど前から下にできものが出来始め、だんだん大きくなっていき今では卵くらいの大きさのものがぶら下がっています。始めはがん検診などの時、産婦人科の先生に診てもらっていたのですが、最近大きくなってしまったので、受診はおろか、恥ずかしくて温泉にもいけません。貴院で手術で取った時に大きな傷になったりしませんか?
A 3cm程度までのできものはなるべく縫わずに手術を行っています。(医療用のテープを貼っていただいています。湿潤法)術後の痛みが軽減され、抜糸の時の痛みもありません。また、傷もほとんどわからない程度に治癒します。
大きな腫瘍でも、お話をお伺いする限り、茎があり傷は大きくならなそうです。
とりあえずご受診いただき診察の上御相談いたしましょう。
Q 近くの皮膚科で陰部のアテロームと診断されました。時々赤くはれて痛くなることもあり、ついでに3つもあるので手術をしたいと思います。会社が休みの、土曜日でも手術をしていただけますか?
A ご安心ください。土曜日でも行っています。
但し、バルトリン腺のう腫や粉瘤の手術などある程度時間のかかる処置施術に関しては、予約に基づく診療を行っています。手術を御希望の場合は、保険外併用療養費として予約料5,400円(税込)(保険外ですので、自己負担額はどのような保険証をお持ちでも同額です。)をご負担頂きます。万が一、予約時間から30分以上お待たせした場合は予約料は徴収しません。予約料は、皆様のご了解を得て徴収させていただくものです。とくに土曜日など、混雑が予想されるなか、施術時間をあらかじめ用意するため、予約料徴収をご承諾ください。
Q デリケートなところにぶつぶつがたくさんできています。ネットで調べたらどうやらコンジローマのようです。近所のクリニックには恥ずかしくて行けません。貴院で知り合いに出会ったらどうしようかと不安です。プライバシーが守られるようになっていると書いてありますが、大丈夫ですか?
A 当院では陰部のできものの摘出手術や人工妊娠中絶などは個室の回復室を準備しています。回復室での会計や説明、トイレの時もプライバシーの確保を行っております。
プライバシーを特に厳重に重視される方は安心して来院してください。
Q 陰部のできものは、手術になったらいくらくらいかかりますか?
A 日帰りでの手術費用は3割の自己負担で1万5千円程度(保険適応)が当院の平均です。予約料を含めても2万円強程度が平均です。
美容目的でない限り、すべて保険適応です。
Q 32歳です。コンジローマが全然治りません。近所の病院に通っていました。電気メスで焼いたと思うのですが、コンジローマがなかなか治らず、最近は病院に行っていません。近頃は椅子に座るのがつらくなり、あそこがえぐれてきました。
A 当院では、コンジローマに対し、CO2レーザーによる切除蒸散術、ベセルナクリームの塗布などの治療を行っています。(保険診療です。初診日でも、レーザー蒸散術を行うことができますので、ご予約ください。)
遠方の方はCO2レーザーの手術のみで来院されても対応しております。(術後の痛みはほとんどありません。)
A 当院では、コンジローマに対し、CO2レーザーによる切除蒸散術、ベセルナクリームの塗布などの治療を行っています。(保険診療です。初診日でも、レーザー蒸散術を行うことができますので、ご予約ください。)
遠方の方はCO2レーザーの手術のみで来院されても対応しております。(術後の痛みはほとんどありません。)
コンジローマの鑑別には、膣前庭乳頭症という良性の生理的病態(つまり病気ではない)があります。また、子宮頚ガンを起こす高リスク型HPV(ヒトパピローマウイルス)が原因のボーエン様丘疹症という似たような病気があります。 ボーエン様丘疹症は、外陰部にたくさんできる黒色のおできのようなもので、尖圭コンジローマと同じような病気もあります。精密検査をしてもなかなか区別できない場合があります。当院では、ダーマスコピー(皮膚科の道具)やコルポスコピー(婦人科の拡大鏡)を使って常にしっかりとした鑑別診断を心がけております。
Q 彼氏からコンジローマをうつされました。彼氏が忙しいからとなかなか病院に行きません。私も治療したいのですが、ちはるクリニックでは彼氏も一緒に診てもらえますか?
Q以前から陰部に黄色の出来物があります。婦人科検診で脂肪の塊と言われて、”ほっておいても問題ないといわれてきました。でも、年々大きくなってきています。ほんとに放置してもいいのでしょうか?
A あまりよろしくないと思います。まず、脂肪の塊が間違っています。婦人科医によってそのように診断されている方はかなりいらっしゃるように思います。それは、粉瘤(アテローム)と思ってほぼ間違いないでしょう。感染のある場合(痛くなる)はすぐに治療の対象ですが、そうでなければ経過観察することも多いです。しかし、ご質問は年々大きくなっているとのことですのでいずれ、かなり巨大になって邪魔になることが予想されます。また、かなり稀ですが悪性の腫瘍の場合もあります。
傷が小さくて済むうちに、当院で手術ができるうちに(日帰り)手術されることをお勧めします。
Q肛門から、肛門の中にまでコンジローマがあるようです。
他の病院で治療がすべて自費で40万円と言われました。とても高額で払えません。ちはるクリニックではどうなっていますか?
Aご安心ください。当院ではできる限り保険診療を行っております。初回手術時にひどい方は5千円の予約料を頂戴しておりますがそれ以外はすべて保険診療であり、数千円から1万円程度で1回の診察料、手術料は済みます。