ターンオーバーは早すぎても肌トラブルの原因になる件

肌トラブルの少ない健康な肌を作るための鍵は、ターンオーバーにあることは過去記事でも何度か触れているのでチェックしてほしい。

しかし、加齢とともにターンオーバーが遅くなり、老廃物が肌に溜まりハリを失ったりシワができやすくなるのが一般的だから、40代以降の人にターンオーバーがうんちゃらと今更話すつもりはさらさらない。歳を重ねることは当たり前だから。

問題は20~30代の若い人達である。若いうちからターンオーバーの乱れを放っておくのは怠惰極まりないことである。そのくせ肌で悩んでいるなんてセリフを吐くものだから「やれやれだぜ」と空条承太郎ばりにため息が出てしまう。

その点、真面目にコツコツ肌を綺麗にするための努力をしている人には、何とか結果を出してほしい。だけど、ターンオーバーの遅れを取り戻そうとあれこれ手を出すのは好ましくない。一歩間違えるとその努力により肌を傷つけることもあるので注意が必要である。

ターンオーバーが遅れることが悪いという認識はあっても、早まることへのリスクを理解している人は少ないのが現実である。
今回は、その辺について掘り下げて説明していこうと思う。

ターンオーバーが遅れている時のケアについて

ターンオーバーが正常な時は、不要な肌は垢となり自然と脱落していく。しかし、ターンオーバーが遅れている肌は、なかなか脱落していかない。居心地のよいスナックを見つけたお父さん方のように、いつまでも角質が滞在してしまうことで様々な肌トラブルを生む原因になるため、時には意図的に脱落させることも必要となってくる。

最も一般的な方法はピーリングだろう。酸の力で表面の余分な角質を取り除くためターンオーバーの遅れを整える効果が期待できるのだ。
以前は皮膚科や美容外科での処方が一般的だったが、ここ数年で自宅ピーリングという言葉が生まれ、様々なピーリング剤が市販で購入できるようになった。
僕も自宅ピーリングをやった経験があるが、終わった後の肌はピカピカになるため「これはいいぞ」と毎日やりたい衝動に駆り立てられたものだ。

他にもスクラブ入りの洗顔料を使用することで、物理的に余分な角質を落とす方法もある。極端なたとえをすると、研磨剤で肌をこする感覚だろう。洗顔する側の力加減で強さが決まるので、慣れていない人にとっては危険なケアの一つである。

どちらも古い角質を除去するケアになるが、毎日やると肌に負担がかかるという共通点がある。ターンオーバーが遅いとは言え、頻繁にケアしすぎてしまうと今度はターンオーバーが早くなりすぎてしまう可能性が高くなる。これはこれでダメなのである。

ターンオーバーが早いとどうなる?

肌細胞は表皮層の下部「基底層」で作られ、生まれたばかりの未熟な肌は成長するにつれて上へ上へ押し上げられる。そして、肌機能が最も高まる細胞になった時に肌表面にいることが理想とされている。
肌には防御機能が備わっているが、生まれたての未熟なうちではその力を発揮することができないため、時間をかけて肌を成長させることが必要となる。

ターンオーバーが早まるということは、未熟な肌が表面に来てしまうことを意味する。これが良いことか悪いことかは一目瞭然だ。

正常なターンオーバーで作られた肌の防御能力により、我々の肌は紫外線や外部の刺激にある程度耐えることができている。それだけではなく、肌に含まれている水分の蒸発を防ぐのも正常な肌ならではの働きの一つである。これらの機能が失われるとなると肌への悪影響は想像できるであろう。

ターンオーバーが早くなりすぎることで、肌が赤くなる、ニキビができる、乾燥するなど様々なトラブルに巻き込まれる結果となるのを認識してほしい。
努力が水の泡になるとは恐ろしいことで、肉体的もそうだが、何より精神的に辛いものである。

肌の皮がめくれている人をたまに見かけるが、あれもターンオーバーが早い証拠だ。アトピーなどの病気であるなら仕方のないことだが、それが単にケアのやりすぎが原因であれば防ぐことのできる問題である。

自分では過度のケアをしているつもりはなくても、力いっぱいゴシゴシと洗顔したりとちょっとしたことで、本来まだ脱落するはずのない角質が剥がれてしまうことがあるので、肌への物理的刺激については特に気をつけたい項目になるだろう。
ピーリングは月に1回、スクラブ入りの洗顔料は使用しない。最低でもこれだけは守ってほしいところである。

最後に

ターンオーバーは早ければいいというものではなく、一定の期間のサイクルが守られることが重要である。
正しい洗顔や規則正しい生活や栄養バランスなどを整えれば、若い人のターンオーバーの遅れはほとんど改善するだろう。ピーリングやスクラブなど意図的にターンオーバーを早める行為は、それらができているのに結果が出ない時の最終手段として考えることをお勧めしたい。

コメントをどうぞ