過敏性腸炎(IBS)と体臭の関係~おなら、便臭が気になる~

最近、よく聞くようになった病気の一つに過敏性腸炎があります。過敏性腸炎はストレスにより腸内環境が悪化し、下痢や便秘、ガス腹になったりする病気で、体臭や口臭に影響がある場合もありますので、このページでは、過敏性腸炎について深く掘り下げてみたいと思います。

過敏性腸炎(IBS)とは?

過敏性腸炎とは、ストレスなどにより小腸や大腸の蠕動運動が上手く起こらず、下痢や便秘を繰り返したり、お腹がガスで張ったりする症状が現れる病気で、具体的には以下のタイプに分けられます。

  1. 不安定型(腹痛を伴い、下痢と便秘を繰り返すタイプ)
  2. ガス型(お腹にガスが溜まり、おならが良くでるタイプ)
  3. 慢性下痢型(心理的なストレスにより慢性的な下痢を引き起こすタイプ)
  4. 分泌型(腹痛と共に大量の粘液が排出されてしまうタイプ)

過敏性腸炎と体臭の関係

過敏性腸炎になると、腸内での消化活動が上手く行われず、腸内環境が悪化するため、どのタイプでも体臭として出るケースがあります。

また、ガス型の場合は、おならがよく出るため、おならのにおいが気になったりするケースもあるようです。

過敏性腸炎の場合、性格的に神経質であったり、ストレスを感じやすい人がなる傾向が強いため、おならのにおいや体臭などが過度に気になってしまうということもあります。

過敏性腸炎による体臭

過敏性腸炎では、腸内環境が悪化し、口臭や体臭が便臭やおならに近いにおいがしたりすることがあります。

過敏性腸炎の治療

過敏性腸炎では、ストレスが大きく影響しているとも言われているため、消化器内科的な治療方法だけでなく、心療内科的な治療方法も取り入れられ、治療が行われていきます。

心療内科的な治療方法

ストレスを減らすことで、過敏性腸炎の症状が治まることがあります。この場合に取り入れられる治療法は、抗うつ薬や抗不安薬の処方による投薬治療やカウンセリングを受けたり、自律訓練法などの精神療法を行うことにより、ストレスを過度に感じすぎない様にする治療が行われます。自律訓練法のやり方については、以下の通りです。

自律訓練法のやり方

以下の言葉を心の中で順に唱えます。姿勢は、仰向けまたは座っている状態で、目は閉じます。
①気持ちがとても落ち着いている。

②手足が重い。

③手足が暖かい。

④心臓が静かに打っている。

⑤呼吸が楽になっている。

⑥お腹が暖かい。

⑦額が涼しい。

リラックス出来ないという方は、実践してみて下さい。

消化器内科的な治療方法

過敏性腸炎はお腹の不調であることから、整腸剤や腹痛を抑える薬、下痢止めや便秘薬、腸内の蠕動運動を改善する薬などが症状に合わせて処方されることがあります。心理面、体調面、両方に作用する為、漢方薬が使われることもあります。

病院での治療は、精神療法や投薬以外にも、日常の生活習慣、食生活や運動習慣の指導なども併せて行われます。ここで、上記以外の日常での対策についてもお話したいと思います。

規則正しい生活リズム

生活リズムが狂うと排便のリズムが狂うことがあります。また、体への負担も大きくなることから、早寝早起きの規則正しい生活リズムを送ることが重要です。特に食事の時間を出来るだけ決めることにより、次第に排便のリズムが整ってきます。

運動習慣

運動習慣がない人の場合、腸の蠕動運動が上手く行われず、便秘になったりすることがあります。したがって、腸の活動を活発にするためにも適度な運動は欠かせません。また、適度な運動はストレスの解消にも繋がるため、心掛けていきたいポイントです。

食事に関する注意

1.不安定型、慢性下痢型

食事に関する注意として、不安定型の人は、野菜など食物繊維を多く含む食材を沢山取り入れると良いでしょう。

乳酸菌などが含まれる食品を摂取することもお勧めですが、乳製品などの食品は、下痢を加速させてしまう人もいるため、サプリメントやその他の発酵食品で上手に補うことが良いです。

2.ガス型

ガス型の人は、肉類や豆類などの腸内で発酵しやすい食品は避けた方が無難です。また、早食いをすると胃腸に負担がかかったり、食事の際に空気の嚥下が起こり、お腹のガスが増えてしまうため、時間を掛けてよく噛んで食べる工夫が必要です。

また、過敏性腸炎のタイプに関わらず、刺激の強い香辛料やアルコールの摂取は控えた方が良いとされています。

衣類について(おならのにおいを吸着してくれるショーツなど)

1.ガス型の人

ガス型の人はおならが頻繁に出るため、密閉空間などではかなりのストレスを感じると言われています。このような場合、おならのにおいで周りの人が迷惑しいているのではないかと更なるストレスを感じ、症状が悪化してしまいます。このような人向けにおならのにおいを吸収してくれる機能性衣類というものがあります。値段は少し高めですが、ガス型の人は取り入れてみるのも一つの手と言えます。

まとめ

過敏性腸炎は、タイプごと症状が異なるので、タイプに合わせ、治療を行っていくとともに、生活習慣の見直しも重要です。

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