ホールフーズマーケットのオーガニック食品の知られざる秘密

ハワイ滞在中、何度もお世話になったホールフーズマーケット。ホールフーズといえば、オーガニック食品、ベジタリアン食品などの自然食品を扱う超有名なスーパーマーケット。店内では野菜などの生鮮食品を初め、至るところで「ORGANIC(オーガニック)」の文字を目にしますし、様々な商品に「USDA ORGANIC(米国農務省認証オーガニック食品)」のラベルがついています。ホールフーズの商品に対するこだわりを調査しました。

USDA ORGANICと有機JAS

ハワイではホールフーズ以外のスーパーでもよく見かけた「USDA ORGANIC」のラベル。このマークを取得するためには、

農作物には、
・3年以上禁止物質を使用しないこと
・遺伝子組み換え禁止
・土地や水の基準をクリアすること

畜産物は、
・3世代前からオーガニックな管理のもとで育てられなければならないこと
・自由に外へ出入りできる環境で育てること
・ホルモンや抗生物質の使用禁止

USDA マーク

などなど、厳しい条件を満たす必要があり、認証後も毎年査察があるそうです。

日本にも農林水産省による有機JAS認定があります。認定基準はUSDAとほとんど同じで、2013年には日米間で「有機製品に関する同等性相互認証」が成立しており、2014年から両国で認定された有機製品は、両国で「有機」「オーガニック」と表示して販売できるようになっているのだそう。日本でも、地球にやさしいオーガニック商品がもっともっと増えてほしいなぁ。

有機JASマーク

卵のこだわり

ホールフーズの卵は、すべてオーガニックの平飼い卵で、店内で売られるデリやベーカリーもすべて原料にこの平飼い卵を使っているそうです!購入した卵(365ブランドのオメガ3)は12個入りで$6.79でした。

卵コーナーには各ラベルとその意味が書いてあります。

・Cage free           :平飼い卵
・Free range          :戸外へ自由に行き来できる環境で育てた鶏の卵
・Pasture raised     :牧草で育てた鶏の卵
・Organic              :USDA Organic認証を受けた有機飼料で育てた鶏の卵
・Omega-3 or dha :DHAやオメガ3必須脂肪酸を与えた鶏の卵
・Fertile                :雄鶏と一緒に育てた鶏の卵(有精卵)

日本の普通のスーパーでは平飼い卵はほとんど見ませんね。あってもかなりの少数派ではないでしょうか。「こだわりの」「おいしい」「ビタミンE配合」「農場直送」などのフレーズが書かれていますが、自然環境で育った卵はなかなか流通しないのですね。ちなみにわが家はスーパーでも買うことはあるけれど、平飼い卵をらっでぃっしゅぼーやで宅配注文しています。

お肉のこだわり

ホールフーズは精肉(牛肉、バイソン、豚肉、ラム、鶏肉、七面鳥)についても厳しい基準を設けており、ホルモン剤・抗生物質不使用で、安全、健康に育てたものだそうです。ちなみにバイソンって野牛のことなのですね。七面鳥と共に、日本人にはなじみがないお肉です。
精肉コーナーにも「5-STEP ANIMAL WELFARE RATING(5段階の動物福祉に関する格付け)」として「YOUR WAY OF KNOWING HOW THE ANIMALS WERE RAISED(畜産物がどのように育てられたか知る方法)」について、各ラベルとその説明が書かれていました。

・STEP 5+ ANIMAL CENTERED, ENTIRE LIFE ON SAME FARM
(動物本位で一生同じ農場で育っている)
・STEP 5 ANIMAL CENTERED, NO PHYSICAL ALTERATIONS
(動物本位で体に改変(鼻輪や焼き印)をしていない)
・STEP 4 PASTURE CENTERED
(放牧主体)
・STEP 3 ENHANCED OUTDOOR ACCESS
(自然環境へ自由に出入りできる)
・STEP 2 ENRICHED ENVIRONMENT
(わらを敷くなど、動物にとって快適な環境)
・STEP 1 NO CAGES, NO CRATES, NO CROWDING
(かごや柵に閉じ込めない、密集していない)

ホールフーズマーケットでは、最低でもSTEP1を満たしているもののみを販売しているそうです。各商品にはステップ別に色の違うラベル付けがされていて、消費者が選択できるようになっています!さすがオーガニック先進国。ハワイ滞在最後の夜に、STEP4のリブアイステーキを食べましたが、とーっても美味しかった。。

ちなみに、添加物が多いといわれるハムもナチュラルな商品がたくさんありました。こちらは抗生物質不使用で育てられた豚肉を使い、硝酸塩・亜硝酸塩・保存料、その他人工原材料不使用の100%NATURALと書かれたスモークハム。

サンドイッチに挟んだり、サラダに乗せたり、そのまま食べたり。厚めにスライスされていて美味しかったです。こんなハムも日本のスーパーでは見かけないですね。

まとめ

オーガニック業界が日本よりも数段進んでいるアメリカ、ハワイでみたホールフーズマーケットでは、オーガニック食品に対する取り組みについて初めて知ることだらけでした。日本で「普通に」暮らす私たち消費者には、オーガニック商品を選ぶという選択肢が与えられていないなぁと痛感しました。でも本当に私たちは「知らないだけ」なんですよね。こういうことを実現しようとすると値段がとても高くなってしまうんだろうけど、消費者が自分の食べているものがどのように作られているか、そこに思いを寄せることで自然に優しい&食材のエネルギーそのものをいただくことができる、ということにつながるんだろうなと思いました。自分にできることを少しずつ取り入れていきたいです。

ホールフーズマーケットのAnimal Welfare(動物福祉)についてのページはこちらです。

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