生理不順の症状と対処方法とは?
最近、生理が遅れることが多く、生理不順ではないかと心配です。生理不順が起きるのには、どのような原因が考えられるのでしょうか?また生理不順の対処法についても教えてください。
- 専門家からの回答
- 月経周期(生理周期)に乱れがある場合は、早めに婦人科を受診しましょう。
- 3行でまとめると?
- 月経周期(生理周期)が25日未満または40日以上の場合、月経不順(生理不順)の可能性が
- 月経(生理)が、ある程度定期的にきていても無排卵の場合も
- 月経不順(生理不順)改善には体を温め生活改善を。ひどい場合はピルや漢方も
月経不順(生理不順)とは?
正常な月経とは、
・月経周期が25~40日の間
・出血期間が4~7日間で、排卵周期になっている
状態のことを言います。
「月経周期」は月経の初日から次の月経前日までの日数を数えます。「月経が終わった日」からの日数ではないので数え方に注意が必要です。
そして、この正常範囲から外れる月経をすべて「月経不順」と言います。月経周期の乱れで、3週間ごとに短い周期で月経が来たり、2~3か月間あいてしまったりするケースがあります。
月経周期が安定していても油断できない?
また、月経周期は大体30日前後だけれど、排卵せずに月経が来る「無排卵性月経」になっている場合もあるので、排卵の有無は確認が必要です。月経周期が多少ばらついていても、排卵周期になっていれば様子を見ても問題ありません。排卵しているかどうかは基礎体温をつければ分かります。
無排卵を疑う症状としては、
・月経量が減った
・月経痛が軽くなった
・出血期間が2~3日くらいで終わるようになった
・少量の出血がダラダラ続く
・月経期以外に度々不正出血する
があります。
これらの症状がある場合は、少なくとも基礎体温で排卵の確認をした方がいいでしょう。
月経不順(生理不順)の原因と対処法とは?
月経不順になる原因は様々ですが、多いのは冷えやストレスや環境の変化などです。また、体重が減り過ぎても増えすぎても月経不順になりやすいため、急な体重の増減は注意が必要です。月経が来て以来ずっと月経不順という場合は、「多嚢胞性卵巣症候群」という体質的な問題で排卵しにくくなっている可能性もあります。
稀に、甲状腺機能の異常で卵巣の働きが妨げられたり、脳の下垂体というところに腫瘍ができて他のホルモンが出過ぎてしまったりして、そのせいで排卵が抑えられてしまうというケースもあります。また、胃薬や精神安定剤の中には、お乳を作る「プロラクチン」というホルモンを増やし過ぎてしまうものがあり、そのせいで月経不順になる場合があります。
いずれも、血液検査で卵巣機能やプロラクチンの値を見ればすぐに異常に気付けますので、月経不順が続く場合は放置せずに、きちんと病院で検査を受けるようにしましょう。
月経不順(生理不順)の治療には、ピルや漢方を
月経周期が多少ばらつくけれど排卵している場合は、体を温めたり、定期的な運動で血行を良くしたり、バランスのいい食事を心がけながら様子を見ても問題ありません。体重の増減のせいで月経不順になった場合は、適切な体重に戻すことが一番の治療になります。無排卵周期だけれど、ホルモンバランスにはそれ程異常がないという場合は、体を温め「お血」を改善する漢方を試してみてもいいでしょう。
※「お血」とは体の中の悪い血液が滞った状態を言います。
全く排卵しない場合、月経周期が20日以下や60日以上の場合、出血がダラダラ続いてどれが月経なのか分からない場合、ホルモンバランスに大きな異常がある場合などはホルモン剤による治療が必要です。また、妊娠を希望していて無排卵の場合は、排卵誘発剤による治療が必要になります。
月経不順は、体に負担がかかった時に最初に出てくる体からの「SOS」なので、放置せず早めに受診するようにしましょう。
私がお答えしました
- 産婦人科医 清水なほみ
- ポートサイド女性総合クリニック~ビバリータ~院長。女性特有の病気を中心に日頃の不調を改善するためのアドバイスをいたします。
月経不順(生理不順)の場合まずは基礎体温の把握を
生理不順の症状や原因、対策について、清水先生に解説していただきました。
生理周期が安定していても「無排卵性月経」というものがあることもわかりましたね。ちなみに、無排卵性月経になっていても、妊娠を希望している場合でなければそのまま様子を見ても大きな問題はないそうです。
生理周期を改善する、無排卵性月経に気が付くためには、自分の生理周期と排卵期について把握する必要がありそうですね。
排卵周期は基礎体温表をつけることで知ることができます。
基礎体温表は産婦人科でもらえる場合もありますし、最近ではスマホアプリにも体温を毎日入力するとグラフにしてくれるものがあります。
生理日やPMSの出る日についても記入することで、生理周期やPMSが起こりやすいタイミングも把握することができます。
まずは自分の生理周期と排卵期を把握して、生理不順の改善に役立てましょう!
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