自然に3kgやせた!フランス式「フォークの使い方」でダイエットできるわけ
2017年1月1日 16時11分(2017年1月1日 16時42分 更新)
写真はイメージです
フランスに移住したフードライター、松嶋ゆうこです。
先日、数か月ぶりに日本に戻った時に友人や家族から「やせたね!」と絶賛(?)されました。
フランスといえばマカロンやチョコレートなどのスイーツ、チーズやバターたっぷりの食事に赤ワイン…と、とてもやせるとは思えない食生活。私もそんなフランスグルメを満喫していたのに、太るどころか3kgもやせていたのです。
フランス人が意外にスタイルがいいと観光客が驚くようですが、太らない理由は「フランスの食事マナー」にありました!
◆パスタでもピザでも、フォークはいつも左手に
フランス料理といえば、右手にナイフと左手にフォークを持って食べるのが常識。
ホームステイ先の9歳の男の子がナイフとフォークを使ってピザを食べていたのには衝撃を受けましたし、フランス人の夫は「物心ついた時にはナイフとフォークで食べていたから何歳からかは覚えていない」くらい、小さい頃から自然に身についている食事マナーなのです。
そしてこれこそフランス人が食べても太らない理由。
利き手と逆の左手にフォークを持つことで「ゆっくり」食べているのです。
はっきり気づいたのは、フランス人数人とパスタを食べていたとき。普段食べるのが遅い私が誰よりも先に食べ終えてしまい、不思議に思って周りを見たら皆はナイフとフォークでパスタを食べているではないですか。普段は私もナイフとフォークですが、パスタはフォーク1本で(もちろん右手に持って)食べていたのです。
確かにフランスではご飯とお魚、クレープ、時にはマカロンなども、お店ではナイフとフォークでゆっくり優雅に食べています。
ちなみに、フランス人と比べると、アメリカ人やイタリア人は太った人が多い印象。もちろん食べる物の違いもありますが、テーブルマナーも関係ありそうです。
イタリアはカジュアル志向で、パスタなども右手のフォークで食べる人が多いようです。また、アメリカには1年いたことがありますが、フォークとナイフを使う機会は日本より少し多い程度。切ったあとフォークを右手に持ちかえたり、ハンバーガーのように手づかみで食べることもあります。
◆はやく食べると太る仕組みとは
フォークを左手に持って、食べるスピードが遅くなるだけでやせるの? と思われるでしょうか。私も昔は「トータルの食べる量が一緒なら大して変わらない」と思っていましたが、早食いは肥満の元というのはお医者様も認めるところ。
具体的にいうと、カロリーは変わらなくても「脂肪に変わる」量がふえるのです。
人が食事をすると血液中の糖分が増えて血糖値が上がり、そのままでは糖尿病や高血圧などにつながるので、血糖値を下げる「インスリン」が分泌されます。このインスリン、なんと糖質を「脂肪に変えて蓄えろ」と指令を出してしまうのです!
ゆっくり食べていればインスリンは大して分泌されませんが、はやく食べるとその分血糖値をはやく下げようと、インスリンはいきなり大量分泌を始めます。つまり、ゆっくり食べれば消化されるはずの糖質が脂肪となって体に蓄積されることに…。
◆タニタ食堂は「食材を大きくカット」で、早食いを防ぐ
ヘルシーメニューで有名なタニタ食堂では、食材を大きくカットすることで噛む回数を増やして食事に時間をかけるようにするそうですが、ナイフとフォークで食べるのも「気づいたら自然に」食べるのに時間がかかっていたということがポイントです。
私も食べる量やカロリーは圧倒的に日本にいる時より増えていましたが、食事にかける時間だけが変わっていました。
利き手ではない左手にフォークを持ち、食べものを押さえて、大きさや量を調整して切って、口に運ぶ…と、動作自体が多いので、スプーンやお箸でぱくぱく食べるよりも自然とゆっくり食べることになり、何かを飲むのもふさがった両手を一度おいてからグラスを持つのでさらに時間をかけるので食べたものが脂肪に変わりづらくなるのです。
フランス人はおしゃべりが好きだから食事時間が長いとか、和食より炭水化物が少ないなど、ほかにも興味深い点はありますが、ナイフとフォークで優雅に食べる姿は見た目も綺麗ですし、何より食事を楽しんで自然にやせられるのは魅力的。
時間がなくて忙しい平日ランチは難しいですが、外食時や週末の食事からぜひお試しを!
<TEXT/フードライター、栄養士、ソムリエ・松嶋ゆうこ>
先日、数か月ぶりに日本に戻った時に友人や家族から「やせたね!」と絶賛(?)されました。
フランスといえばマカロンやチョコレートなどのスイーツ、チーズやバターたっぷりの食事に赤ワイン…と、とてもやせるとは思えない食生活。私もそんなフランスグルメを満喫していたのに、太るどころか3kgもやせていたのです。
フランス人が意外にスタイルがいいと観光客が驚くようですが、太らない理由は「フランスの食事マナー」にありました!
◆パスタでもピザでも、フォークはいつも左手に
フランス料理といえば、右手にナイフと左手にフォークを持って食べるのが常識。
ホームステイ先の9歳の男の子がナイフとフォークを使ってピザを食べていたのには衝撃を受けましたし、フランス人の夫は「物心ついた時にはナイフとフォークで食べていたから何歳からかは覚えていない」くらい、小さい頃から自然に身についている食事マナーなのです。
そしてこれこそフランス人が食べても太らない理由。
利き手と逆の左手にフォークを持つことで「ゆっくり」食べているのです。
はっきり気づいたのは、フランス人数人とパスタを食べていたとき。普段食べるのが遅い私が誰よりも先に食べ終えてしまい、不思議に思って周りを見たら皆はナイフとフォークでパスタを食べているではないですか。普段は私もナイフとフォークですが、パスタはフォーク1本で(もちろん右手に持って)食べていたのです。
確かにフランスではご飯とお魚、クレープ、時にはマカロンなども、お店ではナイフとフォークでゆっくり優雅に食べています。
ちなみに、フランス人と比べると、アメリカ人やイタリア人は太った人が多い印象。もちろん食べる物の違いもありますが、テーブルマナーも関係ありそうです。
イタリアはカジュアル志向で、パスタなども右手のフォークで食べる人が多いようです。また、アメリカには1年いたことがありますが、フォークとナイフを使う機会は日本より少し多い程度。切ったあとフォークを右手に持ちかえたり、ハンバーガーのように手づかみで食べることもあります。
◆はやく食べると太る仕組みとは
フォークを左手に持って、食べるスピードが遅くなるだけでやせるの? と思われるでしょうか。私も昔は「トータルの食べる量が一緒なら大して変わらない」と思っていましたが、早食いは肥満の元というのはお医者様も認めるところ。
具体的にいうと、カロリーは変わらなくても「脂肪に変わる」量がふえるのです。
人が食事をすると血液中の糖分が増えて血糖値が上がり、そのままでは糖尿病や高血圧などにつながるので、血糖値を下げる「インスリン」が分泌されます。このインスリン、なんと糖質を「脂肪に変えて蓄えろ」と指令を出してしまうのです!
ゆっくり食べていればインスリンは大して分泌されませんが、はやく食べるとその分血糖値をはやく下げようと、インスリンはいきなり大量分泌を始めます。つまり、ゆっくり食べれば消化されるはずの糖質が脂肪となって体に蓄積されることに…。
◆タニタ食堂は「食材を大きくカット」で、早食いを防ぐ
ヘルシーメニューで有名なタニタ食堂では、食材を大きくカットすることで噛む回数を増やして食事に時間をかけるようにするそうですが、ナイフとフォークで食べるのも「気づいたら自然に」食べるのに時間がかかっていたということがポイントです。
私も食べる量やカロリーは圧倒的に日本にいる時より増えていましたが、食事にかける時間だけが変わっていました。
利き手ではない左手にフォークを持ち、食べものを押さえて、大きさや量を調整して切って、口に運ぶ…と、動作自体が多いので、スプーンやお箸でぱくぱく食べるよりも自然とゆっくり食べることになり、何かを飲むのもふさがった両手を一度おいてからグラスを持つのでさらに時間をかけるので食べたものが脂肪に変わりづらくなるのです。
フランス人はおしゃべりが好きだから食事時間が長いとか、和食より炭水化物が少ないなど、ほかにも興味深い点はありますが、ナイフとフォークで優雅に食べる姿は見た目も綺麗ですし、何より食事を楽しんで自然にやせられるのは魅力的。
時間がなくて忙しい平日ランチは難しいですが、外食時や週末の食事からぜひお試しを!
<TEXT/フードライター、栄養士、ソムリエ・松嶋ゆうこ>
注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。