ショートケーキでもお馴染みの果物イチゴ。1年中見かけるので旬がわかり にくいのですがイチゴの旬は春です。近頃、駅とかでもイチゴ狩りのポスター を見かけるようになってきました。 まあ、でもイチゴ狩りっていってもそんなに食べられないですよね・・・
イチゴの害虫駆除に使われるモノとは?
2014年3月2日付朝日新聞GLOBEに面白い記事を見つけました。
虫には虫をつかってイチゴを育てる「天敵農薬」
全国の生産量の6分の1近くを占める「イチゴ王国」栃木県。特に栽培が盛ん な県南東部に位置する芳賀町の農家、谷田貝成一(63)は、化学農薬をほと んど使っていない。害虫退治の主役は「虫」だ。イチゴに大敵のハダニには、 これを食べる別のダニ。同じく害虫のアブラムシには、卵に寄生する アブラバチを使う。虫で虫を制する。こうしたやり方は、「天敵農薬」と呼ばれる。
「自分も最初は信用できなかった」と谷田貝は笑う。化学農薬は、11月に予防的に一度まいただけ。「以前は2週間に一度は農薬を使っていた」
放ったダニは全長0.3ミリと極小なので見えないので農家さんも最初は効果がよく見えなかったそうです。なんか、見た目に可愛らしいイチゴですが、栽培は結構大変のようです。他のサイトも見てみると・・・ありました。この方も無農薬イチゴに挑戦してハダニにやられたそうです。ちなみに古い葉は光合成ができないのに存在するだけでダニの温床になるそうで古い葉を除去することが大事みたいです、、、怖い!!
一般的に農産物の栽培では害虫対策として農薬を使っているわけでその農薬を使わない或いはなるべく減らしたい農家さんにとっては農薬以外での害虫駆除方法に頭を悩ませているようです。イチゴ農家においても例外ではなく、農薬以外でハダニを駆除する方法としてミヤコカブリダニやチリカブリダニといった天敵農薬がよく用いられているようです。でもイチゴのようにそのまま実を食べるような果物にダニを放って人間に影響はないのでしょうか??悪い虫:ハダニ、良い虫:ミヤコカブリダニってどんな虫なのか調べてみました。
イチゴに付くハダニとそれをやっつけるミヤコカブリダニ
一口にダニって言っても世界には2万種類もあって英語では人畜に影響を与える吸血性のダニとそれ以外のダニは別の言葉で区別されており、嫌がられているのは前者のみだそうです。一方、今回のイチゴに付くダニも含め、日本ではダニといえば呼び方は一つだけで全て吸血性のダニのイメージで語られています。では悪い虫:ハダニ、良い虫:ミヤコカブリダニをそれぞれ見てみましょう。
ハダニ
http://www.sc-engei.co.jp/navi/gaichu22.html
種類は約70種程度いて、成虫で体長が0.5mm程度と小さく、主に葉裏に寄生しています。葉裏に寄生して汁を吸うため、葉の表面から見ると、吸われた部分の葉緑素が抜けて、針先でつついたような白い小斑点を生じます。(中略)被害が進行するに従って葉色は悪くなり、草花や野菜では落葉して枯れることもあります。庭木などでは枯れることはありませんが生育が悪くなり、葉色もさえないため美観が損なわれます。
これって今、気付いたのですがあのCMソングですよ!!
00:06頃をご覧ください。当時「肌に」って何だろうと(テレビ画面は見てない)思ってましたが、35年の時を経て謎が解けました。
ミヤコカブリダニ
http://www.greenjapan.co.jp/spical.htm
- 広い捕食範囲を有する広食性カブリダニ。
- 定着型のカブリダニであり、長期間の効果が期待できます。
- 高温、乾燥に強い(適温は12~35℃、25℃以上の高温期により高い効果を発揮)。
- 天敵生物であり、環境に対する影響、各種残留問題、人畜に対する毒性で、経済的に長期間密度を抑制します。
- 天敵生物なので、薬剤抵抗性発達の心配がありません。
- 放飼の処理が簡単で、労力の軽減がはかれます。
- 新JAS法に適合し、農薬散布回数にカウントされませんので、有機栽培・減農薬栽培等でも使用可能です。
イチゴ栽培における天敵農薬
- 上記に加えイチゴに付くアブラムシに対してコレマンアブラバチが天敵農薬として機能している。
- イチゴにおける2種類の天敵農薬はうまくいっており被害が出ていない。
- 農林水産省によると、登録された天敵農薬の製品数は1995年度に2種類だったが、現在は45種類。日本植物防疫協会の統計によると、2001年度と2012年度の出荷量を比べると、チリカブリダニは 約2800キロから約6200キロ、コレマンアブラバチは約150キロから約800キロに増えている。
ヴァルヴェルベのハーブティーについているてんとう虫も天敵農薬
ビオイッシモで販売しているヴァルベルベのオーガニックハーブティーのパッケージにはてんとう虫がついています。実はてんとう虫も天敵農薬として用いられており、イタリアではオーガニックの象徴にもなっています。
★ヴァルベルべ イタリア産有機ストロベリー&カシス ハーブティー