治療について~その1~

18:00 pst .12/02 Sun,2012 
突発性難聴について」の中で既に粗方治療法について書きましたが、
私の体験した治療法を具体的に記しておこうと思います。



経口投与




入院前(町医者で処方された)
・ステロイド剤:プレドニゾロン 5mg(朝晩食後2錠ずつ)
・血流改善剤:ローザグッド錠50(毎食後1錠)
・血流拡張剤:ATP腸溶錠 20mg(毎食後1錠)
・複合ビタミン薬:ビタノイリン(毎食後1錠)




入院後
・ステロイド剤:リンデロン 0.5mg(6錠から1錠へ徐々に減量しつつ朝食後10日間摂取)
・胃薬: プロテカジン錠(朝食後1錠)
・血流改善剤:アデホスコーワ顆粒10%(毎食後1包)
・代謝促進剤:メチコバール(毎食後1錠)
・循環器官用剤:イソバイドシロップ(毎食後30ml)



退院後
退院時に35日分として大量の薬を持ち帰りましたが、
それらの薬を消費する前に定期健診に行った際、薬に変更がありました。
・イソバイドシロップ終了
・漢方薬:柴苓湯[サイレイトウ](毎食後1包)
・睡眠薬:リスミン(寝る直前1錠)



各種薬を飲んで随分経つのに、突然左二の腕に謎の発疹が出て、
(これはその日のうちに治ったんじゃないかと思う)
数日後に両膝下にブワーッと発疹が出てしばらく治らずで、
どれかの薬の副作用なのか?と調べたらイソバイドが怪しかった。
数週間後の診察の時に先生にこの状況を伝えたら、
「イソバイドの副作用かもしれませんね」
いままでずっと飲んでたのに今になって出たりすんの?
疲れてたら出たりとかあんの?と聞くと、
「体調によって出た可能性はありますね」と。

もともと、先生がそろそろイソバイドを止めてもいいかと思ってたらしく、
副作用のこともあって処方されなくなりました。
イソバイドは、メニエール病の人に処方される代表的な薬で、
私の場合めまいはなかったけど、
蝸牛型メニエール病の可能性も疑って処方されていました。
が、先生がその可能性がないだろうとの判断をしたから
「止めてもいいと思ってた」らしいです。

柴苓湯は、耳鳴りどうにか出来ませんか?
入院中にチラッと話しに出てた漢方薬どうなんですかね?との話から、
「あ、じゃ、飲んでみます?」と言われて出されたもの。
耳鳴りに効果的な何かと期待していたのに、
薬局に薬取りに行って受けた説明で(゚Д゚)ハイ?
イソバイドの代わりですねとか、水分調節がとか言われたよ?
しかも、薬剤師から「通常漢方薬は空腹時に飲むんですが、
先生から食後とあるので食後に飲んでくださいね」とも。
後で調べてみると漢方薬って食前や食間など、
どこも空腹時に飲むものと書かれていた。
それなのに、私は「食後」を指定されている。
なぜだ?なぜなんだ先生っ?!(゚Д゚)

睡眠薬は、寝られないから処方してもらったもの。
寝付けないのか寝てもすぐ起きてしまうのか聞かれた。
どっちもだ。どっちもだけど、
どっちかというとすぐ目が覚めるのをなんとかしたい。
と思って後者ですと答えたら出てきた薬。
これで、安眠出来る!と思ったものの、
正直、寝るまでが大変だった(大汗)
で、寝れたとしても寝るまでの時間が予定を狂わすから
今度は薬で寝すぎたらどうしようと不安になって、毎日飲めてません。
基本寝坊しても安心な休日ぐらいかな。

そんな感じで薬漬けの日々。


点滴


入院してから毎日午前中にベッドに横になって点滴を受けてました。
今まで点滴なんてそうそうする機会なく来たので、
痛くなったら呼んでくださいねって言われても
針がずれたとかそーゆー類でかと思ってたし、
ちょっと痛いぐらいはそーゆーもの、
我慢するべきものなのかと思ってました。
でも、あまりにズキズキ痛む。
しかも、見たら腕の血管赤く浮き出てるし!?
「こーゆーもん?え?違う?これって耐えてたらヤバイ?(゚Д゚;)」
これ、看護師さん呼ばないといけない状態だったようです(汗)
それから毎度のごとく痛いから看護師さん呼んでました。

ネットでいろいろ調べてると"ステロイドを点滴で"とよく目にしてましたが、
私の打ってた点滴は、ステロイドではなかったと思います。
同患者さんと話してた時に「あの白いのってステロイドちゃうん?」
って言われたけど、結局お互い知らないまま・・・。
詳しい説明を受けずに打たれてました。
一応、ある看護師さんから血流促進させるものを打ってる
情報を得るには得れましたが、実は未だ正式名称を知りません(^^ゞ

あまりに血管が赤く出るようなら点滴ストップするって言われたけど、
藁にもすがる思いで出来る治療はやりたいと入院したもんだから、
点滴打つ位置やスピード落としてもらって打ち続けました。
時々それでも痛かったけど、死ぬほどの痛さじゃないから黙って耐えた!
良くないのかもしれないけど、治したい一心で・・・。

毎日毎日刺す場所変えて打ってたんで、
腕の間接部は穴だらけになりました。
この点滴の効果は・・・どーなんでしょう?分かりません。


高気圧酸素治療


この治療法についても効果があるのか微妙と言われています。
でも、私はやれることはやりたいからと入院する病院は
高気圧酸素治療を受けられるところを選びました。
限られた病院にしかマシンがないため、
電車を乗り継いで行くことになるけど、
後悔したくないから「ええぃ!そんなこと!」です。

でも、残念なことに入院前提で事前確認したところ、
床は空いてるけど高気圧はキャンセル待ち状態と言われました。
それだけ突発性難聴の患者が多いってことなんですね・・・。
入院中に受けられるか分からないとの回答でも、空きが出れば受けられる。
それなら、キャンセル待ちでもいいから受けられる可能性に賭けようと
そのまま決めてた病院に入院しました。

高気圧酸素治療ってのは、
「大気圧以上に圧力を上げた気密状態のタンクの中に入り、
 酸素を吸い、身体の隅々まで酸素を行き渡らせて、
 各種の低酸素症状を治療するもの」と病院からの紙に説明がありました。
血中酸素濃度を上げて、内耳の血管に働きかけるってことのようです。

これは、別に突発性難聴の人だけの治療法ではないですが、
私と同時間帯に受けてるのは、みんな突発性難聴の人でした。
症状は、私と同じように聾の人はいなくて軽い人ばかりでしたが・・・。



実際どんな感じかというと、
専用高気圧治療着ってのに着替えた後(っても、服の上からでOK)、
治療室となるタンクの中に患者数人が入って、
酸素マスクを付けて約81分間座って過ごすものでした。
この時間内にタンク内の気圧が2絶対気圧上昇します。
気圧が変わる感じは、飛行機に乗ってるみたいなもんですが、
急激度高めなのでグーッと耳にきます。

ちなみに、約81分という時間は、私の行っていた病院の場合です。
この治療、国で「加圧後60分」というのが決まってるらしく、
その前後は病院で違うんだそうです。
うちのとこは治療開始1分後に10分かけて加圧、
後10分かけて減圧としていたので81分と。
ただし、気圧の変化で耳が痛いなど訴える人がいると
途中で止めたりするのでこれ以上になることもあるから
「約」がついてるんだと思います。

このタンク内に入る時は電気製品持込禁止なので、
携帯電話をいじったり、ゲームをして時間を潰すことは出来ません。
私は、入院病棟にあった小説を借りて読んだり、
タンク前の本棚にあって目に留まった
井上雄彦さんの「リアル」って漫画を借りて読んだりしてました。
漫画読み慣れてないから1回の治療で1冊のペース(^^ゞ
81分が長いと思うことはなかったです。
大半が雑誌や小説、漫画などを持ち込んでましたが、
ボーっとしてるだけって人や、ウトウト寝てしまってる人も。
酸素を目いっぱい身体に送り込むことに集中するべきかとも思いましたが、
まぁ、取り込める量は決まってるし、喋ってても影響はないそうなので、
何してても良さそうです。



井上雄彦 - リアル(REAL) 1巻 / 2巻 / 3巻


ただただ酸素マスクをつけてダラーっと過ごすだけではあるのですが、
この治療中、耳抜きが絶対に必要になります。
これがすっごい重要な作業なのです!
なのに、実は私、耳抜きがうまく出来ない・・・というかですね。
随分昔に鼻血が止まらなくなって治療したことがあって、
それは耳抜きが原因でなったわけじゃないけど、
鼻に力入れてまた鼻血出たらと怖くて
鼻摘まんでってやつはやったことがなかったんですよ。
正直、やり方が分かってない。
説明してもらっても、イマイチ分かってないのか出来てなさげ。
多分、恐怖心が勝って思いっきり出来てないんだと思う・・・。
だから、高気圧酸素療法ってのがあると知って調べた時に、
ここがネックだ、大丈夫だろうかと思っていたのはありました。

飛行機に乗った時も、毎回耳が痛くてどうしようもなく、
ひどい時は下りてから1日耳が聞こえづらいなんてしょっちゅう。
そんな耳抜き不得意人間。
アメちゃん用意して唾を飲み込む方法でなんとかならないか?
そう思って挑んでたんですが、ダメでした。
急激な気圧変化に対応しきれず、
毎度毎度耳が痛くて大変でした(-o-;)

タンク内では、オルゴールの音が流れていて
「その音が聞こえにくくなってきたら耳抜きしてくださいね」
「耳抜きがうまく出来なくて痛かったら言ってくださいね」
と言われてるんです。
だから、別に痛くなったらなったで、
「すみませーん」って言ったらいいんです。
でも、なんか私ごときで圧力の増減を止めさせて
他の人に迷惑かけちゃうのも・・・と気が引けてしまってですね。
結構我慢してしまってました。
先生は「みんなそう思うみたいだけど、遠慮なく言って!」って
言ってはくれてるんですがね。
なかなかそうは・・・ね(^-^;

でも、周り気にせず言った方がいいですよ。
耳抜きが出来ないと、鼓膜を傷めて炎症を起こしたり、
滲出性(しんしゅつせい)中耳炎ってのになってしまうんです。
一般的な滲出性中耳炎というのと違って
これは菌がいないタイプなので膿んだりすることもなく、
ただ水が溜まるだけだそうで、
その水もしばらく放っておいたら捌けるらしいですが、
耳に水が溜まるのは良くないことなので、
そうなってしまうと治療を止めざる得なくなってしまいます。
(注射器で吸い出して継続も出来るらしいけど、鼓膜に穴開きます)
無理しちゃダメってことです。

ちなみに、

耳抜きが出来ない、痛いの我慢して受けてた私は、
まんまと鼓膜が炎症を起こし(鼓膜が赤くなる)、滲出性中耳炎にも。
で、10回分毎日受けるはずがドクターストップくらってしまいました。
そうなったらこの治療自体終わりにする人が多いそうですが、
藁にもすがる私は、中止と再開を繰り返し、
効果を感じられないと止める人もいる中、
計10回分受け切りました。
元々スタートがキャンセル待ちからで遅かったから
入院中に全て受けられないのは分かっていましたが、
退院後も通院で毎日のように病院に行っていたので
距離があったから大変だったのと、
入院費としての扱いにならないのでお金がどんどん飛んでいく羽目になり、
いろんな意味で痛かったです(ノω・。)クスン

それから、稀にらしいですが、鼻血が出る人がいるそうです。
なぜそんなことを知っているかというと、
何を隠そう、この私がそうだったから(汗)
減圧後に鼻水が出たのかと思ったら、ティッシュに茶色の液がですね。
え?何これ?と思ってそこの担当の先生に聞いたら、
「ああ、稀に鼻血が出る人がいるんですよ」と。
ドバドバ赤い血が出るわけじゃないし、止まらないわけじゃないけど、
結構な頻度で出てしまってたので、
私にはこの治療法キツメだったようですね(^-^;

で、頑張って受けたこの治療の効果のほどは?
ええ、です。
聴力の結果がグーンと良くなったという結果は出ませんでした。
高気圧酸素治療を受けたから、身体が楽になってぐっすり寝れたわ♪
なんてことも特になく(汗)
今まで受けてきた人に感想を聞いても、
実感出来る何かがあったという人には出会えませんでした。
それでも、やれることがあるならやりたいと思う私は、
いろいろ痛かったけど後悔はしていません。

回復してるとこに負荷がかかり、別の症状が出てしまうリスクがあるので、
望みを賭けて受けたいと思う人が受けたらいいものだと思います。


副作用について


たいした病気にかからずきたので
薬でアレルギーが出たことは?と聞かれても
「ないと思います」としか言えないのですが、
今回の治療でいろいろ副作用など出てしまいました。

副作用が怖いと言われているステロイド。
長期投与じゃないから心配するほどのことじゃないかと思ってましたが、
私は普段そんな出ないニキビがいっぱい顔に出てしまいました。
また、退院後ぐらいに顔がぽよぽよに(o・ω・o)
ムーンフェイスとやらにもなってしまったようです。

ステロイドのせいなのか、精神的ストレスのせいなのか、
不整脈が出て心臓が痛い日も続きました。
心臓がグネングネンして「おいおい、どうしたってんだぁぁぁ?」ってぐらい
明らかおかしい脈を打ってましたよ・・・。
日に何回も起きるので心配だから看護師に伝えてみたのに、
最初の方は聞いてなかったみたいで。
言い続けて数日後にそんなの初耳!みたいな対応で。ったく。
突発性難聴とは別に、循環器科にお世話になって心エコーも取りました(-_-;)
原因はステロイドの影響と言えないようで不明だと言われたんですが、
幸い悪性のものではないとのこと。
それでも、今後も出る可能性がありますとの診断でした。
(謎だらけのまま、とりあえずなんとかなってます)
あと、入院部屋でのストレスで円形脱毛症にもなりました・・・。

また、先述の通り「イソバイドシロップ」の影響か、謎の発疹出現。
漢方薬の柴苓湯は、服用初日すごい気分が悪くなって
本当にどうしようかと思いました。
35日分も処方されてるのに全部ゴミになるのか!?と。
もったいない精神で飲み続けてますが、その後はなんとかなってます。

リスミンは、副作用ってか効かねぇー!(゚Д゚メ)
初回あまりの効かなさに驚きましたね。
飲めたとしても休みの日なんで、
仕事のある日の睡眠は質が悪くても我慢せざる得ません。
お陰で休みの日は、ほぼずっと寝てる状態です(=_=)

アデホスやメチコは栄養剤というか補助剤というか、
そんな役目の薬のようなので副作用が出ることは滅多にないかな?

点滴でも、血管がヤバくなったし、
高気圧酸素治療でも鼓膜炎症・滲出性中耳炎・鼻血。
通院で高気圧受けた後、駅まで歩いてたらフラフラしたことも。
あん時はしゃがみこまないといけないぐらいヤバかったけど、
そーゆーことあるんですか?って聞いたら
「今まで聞いたことないですね」って言われました。
なんだったんだろうな・・・。

昔、製薬会社の営業マンに
「薬は毒だからね~」と言われたことがあるんですが、
出来れば飲まない方がいいもんなんでしょうね。

風邪をひくこともほとんどない人間が、
こんな急に薬漬けになってしまうなんて・・・。
なんてこったですよ。
本当にいろいろ出て大変でした。

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