石原なな さん
- 勤務先
- 2008年4月 就職
株式会社 風の丘ファーム(埼玉県)
野菜生産 / スタッフ10名 田・畑 4ha
- PROFILE
- 年齢:28歳
経歴:元事務職
免許:普通自動車免許MT
農業を始めたきっかけは、農家の友達のお手伝いをした事でした。
笑顔が素敵なおねえさん的空気を醸し出す石原さん。その石原さんが農業を始めたきっかけは、地元・北海道の有機農家で働いていた友達のお手伝いだったそう。農業独特の時間の使い方に魅力を感じ、この世界に入った石原さんも最初は厳しい洗礼を受けたようだ。
「初めは友達の手伝いとして気軽な気持ちで参加したのがきっかけでした。それまでは事務の仕事をやっていたんですが、事務の仕事のように時間に縛られて仕事をするのではなくて、天候や太陽に従って仕事をするという農業独特の時間の使い方にすごく魅力を感じましたね。それで、本格的に“農業゛をやりたいと思うようになって、事務の仕事を辞めて農業の世界に飛び込みました。実際にそこの有機農家さんのところで働くようになったんですが、これまで事務仕事しかしていなかったということもあって、筋肉痛にもがき苦しむ毎日で、最初は全くついていけませんでした(笑)本当に農業が楽しいと思えるようになったのは、体に筋肉がついて作業をこなせるようになってからでした。」
そして、沖縄『南農場』で農業アルバイト
北海道の有機農家で研修を始め、秋が過ぎ、冬になり、北海道では農業の仕事がなくなる季節が到来。石原さんは次の就農地を探すべくパソコンで「農業」を検索。第一次産業ネットと出会うこととなった。
「冬の間、働けるところで、なおかつ北海道でも応用できる農業をやっているところで働きたいと思って、行き先を探しました。沖縄の南農場に決めたポイントは、北海道でも生産されている“カボチャ”の生産を行っていたからです。」
農業のアルバイトで体力に自信が持てるようにました。
そして、沖縄の南大東島に飛び立った石原さん。南農場ではどんな仕事をし、何を得てきたのでしょうか。
「南農場ではカボチャの栽培を行っていました。私は主にカボチャのツル直しや収穫などの仕事をやりました。広大なカボチャ畑での作業だったので、腰が鍛えられて、体力がついたと思います。おかげで帰ってきてからの農作業がかなり楽になりましたね。また、有機農業と慣行農業の違いもわかったのですごく勉強になりました。仕事以外にも、沖縄でしかみられないきれいな海の景色や生活も体験でき、とても楽しかったですよ!」
生きるの源になる野菜だからこそ余分なものを使わずに育てたいと思いました。
南農場でのアルバイトを終え、有機農業と慣行農業の違いを感じたという石原さん。なぜ、有機野菜を選び、そしてなぜ、風の丘ファームへの入社を決めたのでしょうか。
「私たちの作る野菜は人の口に入れるもの、そして生きる源になるもの。だからこそ、余分な農薬や肥料を与えずに育てる有機農業でやっていきたいと思いました。その後、本格的に有機農業を学びたいと思い、ネットで検索し、見つけたのが、今お世話になっている風の丘ファームでした。風の丘ファームに決めた理由は町全体で有機農業に取り組んでいて、研修後に畑を貸してもらえるという点とバイオマスを導入している点です。」
自分が「おいしい」と感じた時、お客様に「おいしい」と言ってもらえた時、
仕事に喜びを感じます。
石原さんが働く風の丘ファームでは20年前から無農薬・無化学肥料栽培を行っている。自然の力とスタッフの愛情で育ったおいしい野菜は評判で、都内を中心としたレストランでも使われてる。無農薬・無化学肥料栽培ゆえの苦労も多いはずだが、ここでは苦労以上の喜びを得られているようだ。
「農業をやっていて幸せを感じる瞬間は自分で作ったものがおいしいと感じた時、即ち、食べて頂いた方の声を生で聞けた時です。最近、風の丘ファームのみんなでうちの野菜を使ってくれているレストランに食事に行ったんです。自分たちが作った野菜がきれいな料理になって出てきた時はとても感動しました。それに、シェフに自分たちの作った野菜がお客様にすごく喜んで頂いているということを聞き、とても嬉しかったです。今後はぜひ、シェフや一般の方々にも畑を見に来てほしいと思っています。」
今後の目標は自分の畑をすこしづつ広げていく事です。
農業を楽しんでいる、そんな印象の石原さんに今後の目標と農業をやってみたいと思っている方へのメッセージをお願いした。
「今、私は風の丘ファームで3aの畑の管理をしていますが、もっとしっかりと実力をつけ、広い畑を管理できるようになりたいと思っています。農業に興味をもっている方はぜひ、一度やってみて下さい。最初、体が出来上がるまでは体のあちこちが痛くなり辛い時期はありますが、農業を楽しいと感じれば大丈夫!虫が大嫌いだった私もなんとかなりました。みなさんもぜひチャレンジしてみて下さい。」