便秘の解消に薬剤を使いたくないと思っている方は、乳酸菌サプリや
オリゴ糖を摂っている方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。
オリゴ糖といえば便秘解消に効くサプリとしてご有名です。
でもこのオリゴ糖は、便秘解消に効果的なだけでなく肌荒れや吹き出物
にも効果的なのです。
それは、便秘と肌荒れは関係があるからなのです。
この記事では、オリゴ糖を摂取して肌荒れや吹き出物を改善する方法
について解説します。
●肌荒れや吹き出物が便秘と関係する理由
便秘は何らかの理由で腸の動きが低下してしまうため、腸内での
便の移動に時間がかかってしまう症状です。
便の移動に時間がかかると、水分が余計に吸収されますので便が
硬くなってしまいます。
また、腸内細菌の悪玉菌によって消化されずに残っているたんぱく質
が分解されて、腐敗が起こります。
腐敗によって発生するのが、アミン、インドール、スカトール、
フェノールなどの有毒物質です。
排便がスムーズに行われていると、これらの有毒物質のほとんどは
便と一緒に排出されます。
ところが便秘しているとこれらのの有害物質が腸壁から吸収され
血液に流れます。
有毒物質は肝臓で解毒されますが、解毒しきれなかったものは
血液に入り体内を巡り肌に届きます。
肌表面ではこれらの有毒物質を皮脂や汗などと一緒に排出しますが、
この排出に手間を取られると、肌本来の働きであるターンオーバー
が十分できなくなります。
このため、肌荒れや吹き出物が引き起こされる原因となります。
本来、便秘になっていなければ腸内環境が善玉菌優位になって
いるので、善玉菌の代表格のビフィズス菌はビタミンB群を
合成しています。
ビタミンB群の中で特に肌荒れに効果的なものは、ビタミンB2
とB6でこれらが健康な肌を作っています。
ところが便秘になると、悪玉菌が優位になるのでビタミンB群の
合成も低下し肌荒れに拍車をかけてしまいます。
●オリゴ糖とビフィズス菌との関係
オリゴ糖は善玉菌が優位となるように腸内環境を整える方法
として利用するものです。
普段馴染みの深い砂糖や果糖は、二糖類といってブドウ糖と
果糖が結びついたもので食べるとすぐに分解され吸収されます。
ところが、オリゴ糖はブドウ糖や果糖などの単糖が3~10個
結びついたもので、ほとんど吸収されません。
このため、オリゴ糖はそのまま腸まで届きます。
腸に届いたオリゴ糖は、腸に直接働きかけ腸内環境を整えること
ではありません。
実は、腸内に棲んでいる善玉菌のエサになるのです。
オリゴ糖はビフィズス菌が大好物なので、これを食べてドンドン
増殖します。
フラクトオリゴ糖を23人の人に2週間摂取してもらった結果、
フラクトオリゴ糖摂取中と摂取前では、摂取前に比べフィズス菌
の数が約10倍に増加したとう実験結果もあります。
善玉菌のビフィズス菌が増殖し、腸の中を酸性にすることで、
悪玉菌の増殖を防いで善玉菌が優位の腸内環境が作りだされます。
このため、腸の動きも改善され便秘が改善されます。
その結果腸内での腐敗も少なくなってきますので、有害物質の
発生も減少し肌荒れや吹き出物も改善されます。
●オリゴ糖の種類
オリゴ糖にはいろいろな種類があって、小腸で吸収されるもの
と吸収されずに大腸に届くものがあります。
消化されるものは消化性オリゴ糖、消化されないものは
難消化性オリゴ糖とも呼ばれます。
ビフィズス菌のエサになって腸内環境を整える効果のあるもの
は、”難消化性オリゴ糖”の方です。
特定保健用食品やサプリメントに使用されているのも、
難消化性オリゴ糖の方です。
一般的に売られているオリゴ糖としては、
イソマルトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、
ガラクトオリゴ糖、乳果オリゴ糖、ラフィノース、
キシロオリゴ糖などがあります。
オリゴ糖の種類と特徴、摂取方法については、次の記事が
参考になります。
●ヨーグルトとオリゴ糖の相乗効果で便秘・肌荒れを解消
腸内環境を整えて便秘や肌荒れを解消するには、ヨーグルトや
乳酸菌サプリを摂ることでもできますが、併せてオリゴ糖を
摂れば相乗効果で腸内環境が改善できます。
オリゴ糖はリンゴ、バナナなどの果物、玉ねぎ、キャベツ、
アスパラなどの野菜類にも含まれていますが含有量はそう
多くはありません。
でもこれらは食物繊維も豊富なので、オリゴ糖+食物繊維として
腸内環境の改善が期待できます。
積極的にオリゴ糖を摂りたい方は、オリゴ糖として製品化されて
いるものを利用した方がいいでしょう。
オリゴ糖はシロップタイプと粉末状のタイプがありますが、
シロップタイプは安価ですが砂糖などが含まれていることが多く、
オリゴ糖は30%程度しか入っていません。
シロップタイプを利用してみて、あまり効かないなと思ったら
オリゴ糖100%の粉末状のタイプを利用してみることをお奨め
します。