テーマ:膝関節

変形性膝関節症とは

だんだん関節をうごかせる範囲がせまくなり・・

変形性膝関節症は、歩いたりしたあとや、膝を動かしはじめたときに痛みます。
しかし変形性膝関節症の初期は、動かし始めはこわばりがあってぎこちないのですが、動かしているうちに少しづつ楽になり、また動かしすぎると痛くなるというパターンです。

変形性膝関節症が進むにつれ、しだいに膝をのばしきれなくなったり、また完全に曲げることができなくなるなど、関節をうごかせる範囲が限られてきて正座がつらくなります。
階段を下りるときにも痛みます。

変形性膝関節症が進行すると関節に水がたまって、はれるなどの炎症がおきます。
また、変形性膝関節症は寒い時期や梅雨の季節に痛いという人もいます。変形性膝関節症の人にはとりあえずのポイントは「冷やさない」ことです。入浴や保温をかねたサポーターを使ったり、外出をひかえたりしてください。

変形性膝関節症は、膝の負担が大きい肥満の人や、O脚の人、過去にスポーツなどでケガをした人、または過去に膝を使いすぎる仕事についていた人に多くみられます
変形性膝関節症の原因
骨と骨の隙間が狭くなり・・
関節の表面は軟骨で覆われています。
弾力性に富んだ組織から成る軟骨は、衝撃を和らげるクッションの役割を果たし、関節の動きを滑らかにしたりします。
軟骨は70~80%が水分となり、新陳代謝を繰り返し、弾力性を保っています。
関節の中には、「関節液」があり、軟骨の栄養成分や酸素を供給する、重要な役割をはたしています。
変形性関節症には、一次性のものと二次性のものがあります。
一般的に多いのが一次性のもので、加齢による関節の老化や代謝の低下で、骨と骨の隙間がだんだん狭くなり、やがては、骨と骨がこすれ合うようになります。
関節軟骨には神経がないので、摩擦による痛みはありませんが、周りの組織(靱帯や関節包)
が次第に刺激され痛みが起こります。
一次性の場合、突然発症するわけではなく、長い年月をかけて症状は進んでいきます。
二次性のものは、さまざまな外傷(交通事故などによる関節損傷、関節内骨折、靱帯損傷等)によって関節が変形したり、機能障害を起こすものになります。
変形性膝関節症の症状
自覚症状がが無い場合も・・
体重がかかる膝関節や股関節などに多く起こりやすく、最初は、立ち上がったり、歩き始め、朝起きた時など、動作の開始時に関節とその周囲に軽い痛みや十分に伸ばせない、といった違和感を感じる程度で、しばらく関節を動かしていると治まってくるため、自覚的症状はほとんどありません。
痛みが出始めると、階段の上り下りや長時間の歩行、正座、ひざの曲げ伸ばしがつらくなります。
歩行時の痛みが強まると、患部をかばい、足をひきずったり、休み休み歩くようになり、関節を動かす機会が減ってきます。
関節をかばって動かさなくなると、周辺の組織が弱化したり、筋力の低下で関節への負担が増し、立ったり歩いたり出来なくなるという悪循環を招いてしまいます。
さらに症状が進むと関節の炎症による腫れや発熱、変形、むくみや関節液の流れがとどこおり膝に水が溜まる(関節水腫)という症状がみられ、ひどくなると、寒い時や寝るときにも常に痛むようになってきます。
変形性膝関節症にかかりやすい人
女性は男性の2倍の発生率!
変形性関節症は40代までは男性に多く、壮年期以降の40~50代以降になると女性に多く見られます。

男性では重労働をしていた人に明らかに多く、女性では肥満の人に多くみられるのが特徴です。
また、骨が完全に形成できていない少年期の激しいスポーツなども原因となります。
変形性関節症の発生は年々急増し、発生率は女性は男性の2倍と圧倒的に多いようです。
変形性膝関節症の改善について
意識してほしい関節への負担

体重が増えると関節の負担も増えるので、発症しやすくなります。
無理をしない程度に、出来るだけ体を動かすよう心がけることが大切です。

適度な運動は、関節を支える筋肉を鍛えたり、新陳代謝を高めるため、痛みを和らげる効果が期待できます。
温水プールでの水中ウォーキングや水泳は、膝への負担が少なく全身運動となり、変形性膝関節症の人に適しています。

痛みがある場合は、無理な運動や長時間の歩行、長時間立ち続けない、正座は避ける、階段や坂道の上り下りを控える、重いものを出来るだけ持たない、トイレは深く屈伸する和式は避けなるべく洋式を利用する等、関節への負担には気をつけることです。
サポーターなどは患部の固定、保温効果があるので、ご利用をおすすめします。
痛みのある患部に、ホットパックをあてたり、温シップ、痛み止めの入った湿布剤を貼ったり、入浴時ゆっくり浴槽につかることで、患部の血行を促進させ痛みを和らげます。
※患部が熱を持ち、腫れのあるような急性の痛みには、冷却が効果的です。