ダイエットに失敗した経験のある人は、今や珍しくもありません。
かくいう私もその一人。綿密な計画を立て一生懸命頑張っていたはずなのに結果は期待外れに終わりました。
一体なにが悪かったのか、その答えは”計画”そのものにあったのかも知れません。
目標体重や緻密なスケジュールは、ダイエットを失敗に導く理由にもなりうるからです。
一体なぜそうなるのか、今回はその詳細を私の個人的な経験を交えながらご紹介しつつ、それを踏まえたうえでオススメしたい、私が15kgのダイエットに成功した方法も併せてご紹介していきますよ。
目標体重〇kgは三日坊主の原因になる
ダイエットを始めるとき、たいていの人はまず目標体重を決めることからダイエットをスタートさせるものですよね。
70kgまで痩せようとか、あるいは60kg、50kgといった風にゴール地点を決め、今の体重から〇kg落とすべきかを計算します。
それが終われば、次は期間の設定です。
落とすべき体重を見て、だいたい1か月あたりでどのくらい痩せようか、目標をクリアするには何か月必要か、漠然とした部分はありつつもある程度計画的な日程を決めるのが一般的でしょう。
もちろん目標となる期限、例えばクリスマスや夏、あるいは成人式、同窓会、結婚式と言ったイベントがある場合には、この部分はかなりはっきりとしたものになりますが。
”どのくらいの期間で”、”何kg痩せるのか”、ここまでが決まれば残る項目はあと一つだけ、どうやって痩せるかのみとなります。
食事制限をするのか、運動をするのか、あるいは両方か。
最もスタンダードなのは、摂取カロリーの制限と運動による多少のカロリー消費と言ったところですね。
さて、ここまでがおそらくはほとんどの人がダイエットで実践する、基本的な流れとなります。
それなりに計画的に見えますし、それなりに努力すればおそらく成功しそうに感じますよね。
しかし、ここにはいくつかの大きな落とし穴があることを見逃してはいけません。
計画的に組み立てられたダイエットほど、実は成功させるのは思った以上に困難なものとなりうるのです。
1kgの脂肪を落とすのに必要な時間
私たちは体重が減ったかどうかを判断するとき、〇kgという単位の数字をついつい重視してしまいがちです。
例えば、61.7kg→61.4kgと61.1kg→60.8kgなら、後者の方がなんとなくなんとなく痩せたように感じるものではないでしょうか。
違うのはどの”単位”の数字が変わったかだけで、実際に減った体重はどちらも同じ”300g”だけなのに。
私たちは、目標体重を決定するときまず間違いなくkgという単位、つまり1kg以上の数字をもとに計算します。
目標体重に、小数点以下の数字(63.5kgとか55.8kgとか)を掲げることなどまずありません。
1kgか0gか、私たちのダイエットは常にこの単位によって行われているのです。
しかし、この1kgという数字ははたしてどのくらいの重みを持つのでしょうか。
1kg痩せる、これは一見簡単に感じますが、実際にやってみるとなると意外と大変なものなのではないでしょうか。
実際に数字で表してみましょう。
1kg痩せるため、つまり1kgの体脂肪を燃やすためには、約7200kcalの消費が必要になります。
それではこれを10日間で消費しきるためには、いったい何がどのくらい必要なのでしょうか。
まず運動でいえば、1日当たりジョギングでは1時間半から2時間程度、自転車では速度によるものの2時間~2時間半程度。
水泳なら、クロールか平泳ぎで1時間から1時間半程度が必要になります。
これらの運動によって、1日当たりで約700kcalほどのカロリー消費が得られるのです。
つまり1kgの脂肪を落とすためには、↑の運動を毎日合計10日間もこなさなければならないということになるのですね。
未来のために努力するのは難しい
↑の例で挙げたのは、たった1kg痩せるために必要な数字たちでした。
当然、このぐらいちょっと頑張れば余裕でしょ♪と感じた人も多いでしょう。
しかし、これが2kg痩せるため3kg痩せるため、それこそ10kg痩せるためとなれば、どうでしょう。
目指す数字次第ではゴール地点は遥か彼方、決して楽ではないダイエット生活を長期間にわたって送る必要が生まれてしまうのです。
考えるだけでうんざりしませんか。
はじめの一歩は重く、踏み出す勇気を整えるのにも一苦労するのではないでしょうか。
スタートを切った後も、この苦難は続きます。
なにせ終わりがずいぶん先となることは明らかなわけですから、モチベーションを維持するのは楽ではないのです。
計画が良く練られていれば練られているほどに、この重みは増すでしょう。
1日1日を予定通り過ごす必要も生まれ、目標到達までの時間の長さも明確になり、ちょっとしたうっかりやミスも許されなくなるのです。
途中で嫌になってしまったり、諦めてしまうのは、十分想像できる未来なのではないでしょうか。
大変なことでもそれが短い期間で済むのなら大抵の人は頑張れるものです。
しかし、それが長く続くとなれば、変わらず頑張り続けられる人はそう多くはないのではないでしょうか。
イギリスの著名なノンフィクション作家、「イアン・レズリー」の言葉を借りましょう。
「人は将来のことだけに関心を向けると、今取り組んでいることに飽きやすくなる」(子供は40000回質問する:光文社・須川綾子訳)
私たちはすぐ先のことなら関心を発揮できますが、遠い先のことを考えて行動するのはあまり得意ではないのです。
計画はたいてい計画通りにはいかない
予定が狂うことを、好意的に捉えられる人はそう多くはありません。
特にその予定がやりたくないものの場合には、やる気が大きく削がれることにもなります。
しかし、そうは言っても物事には予定外なトラブルは付き物、ある程度事前に覚悟しておくべきことでもあります。
例えばダイエットにおいては、以下の2つに分類されるような計画を邪魔する要素があることを忘れてはいけないでしょう。
私たちの身近には、以外にも多くの邪魔者が潜んでいるのです。
ダイエット計画を破壊する外的要因
ダイエットを始めるうえで最も重要なのは、ある程度の長期戦を覚悟しておくことにあります。
一生懸命頑張れば、短期間で痩せることも出来るのでは?と思うかもしれませんが、ダイエットは自分自身だけでなく周りの人や環境によっても失敗してしまうことがあるからです。
例えば、友人や同僚からの食事のお誘いがその一つになりますね。
外食は高カロリーになりがちなのでダイエット中は避けたいところですが、付き合いを考えると断りずらいということもあるでしょうから。
極力低カロリーを意識していても、いざお店に入ってメニューを見るとそれまで我慢してきた分余計に食欲が引き立てられて、ついつい食べ過ぎちゃうなんてことも珍しくはありません。
想定外の高カロリー摂取で青ざめる、ダイエットあるあるの一つです。
ご家族と一緒に暮らされている方の場合も、ダイエットが予定通りいかなくなる可能性は高めです。
誰かと一緒に暮らしていると当然ご飯も一緒に食べることが多いので、低カロリーなメニューは用意しずらいですからね。
人に作ってもらっている場合は頼みにくいですし、自分で作っている場合も他の家族からクレームが入るかもしれません。
かといって自分の分だけ別で作るのはこれまた面倒、ある意味一人暮らしの人よりもダイエットのハードルは高いと言えそうです。
食事の問題だけでなく、運動でもこういった予定外は起こるものです。
例えば、毎日1時間の運動を計画していても仕事や学業の事情から時間が取れなくなったり、お天気の影響でやる気はあっても出来ないなんてこともよくあります。
もちろん、季節の影響もあり。特に冬のジョギングはベリーハードです。
ダイエット計画を破壊する内的要因
また、ダイエットを失敗させてしまう邪魔者は自分自身の中にも潜んでいることも忘れてはいけません。
例えば運動が苦手な方、あるいは体重が控えめに言っても重い方の場合には、運動によるカロリー消費はまず計画通りにはいかないのです。
これは私自身(筆者)も経験したことですが、太っている人がランニングをまともに出来るようになるのは想像以上の時間がかかります。
たとえゆっくりでも1時間フルで走るなんてのは夢のまた夢、歩いている時間の方がほとんど。
挙句の果てにちょっと走れるようになってきたと思ったら、”膝を痛める”なんて不幸も訪れます。
やる気はあるのに膝が痛くて走るに走れない、私も経験しましたがこれはかなり精神的に来るものがありましたね。
結局当初の予定はズレにズレ、仕切り直しになってしまいました。
計画の破たんはダイエットの破たん
このように運動においても食事制限においても、想定外のトラブルは必ずと言っていいほど起こるものです。
計画をきっちり立てていればいるほど、その影響は当然大きくモチベーションの維持にすら関わるでしょう。
嫌なことはちょっとしたきっかけでも辞めたくなってしまうもの。
それまで惰性で何とか続けられていた習慣も、1度休んじゃうと再びやる気を出すには一苦労ですから、明確な目標期間はあえて設定しないのがオススメです。
短期間のダイエットは、リバウンドンリスクが高いと言われていますしね。
多少余裕を持ったスケジュールで、のんびり向き合った方が回りまわって希望の結果が得られるはずですよ。
ダイエットを成功させる一番の方法はダイエットにハマること?
物事を成功に導く最も簡単な方法は、その物事に積極的に取り組むこと、いわばハマることにあります。
先ほどの取り上げた人の好奇心を研究した話題作「子供は40000回質問する」には、こんな興味深い一文があります。
ジムでトレーニングする学生100人のうち、半分には「体重を落としたい」と言った目標を常に意識するよう指示した。
もう半分の学生には、トレーニングをして経験したこと(その時の気分や体を動かすということ)を意識するよう指示した。
トレーニングを始める前、よりやる気に満ち溢れていたのは前者だったが、最終的に長い距離を走り運動を”楽しんだ”のは後者のグループだった。
目標を決めることは、頑張ろうというやる気を生み出すのには有効です。
しかし、目標達成に至るまでの過程においては、より大きな効果を生み出すのは目標ではなくその過程を”楽しむ”ことにあるようです。
嫌なこと面倒なことを一生懸命頑張るよりも、逆に楽しいことや興味深いことに変えてしまうこと、自分からやりたいと思えることに変えることの方が、得られる効果・結果はより大きなものとなるのですね。
私はこうしてダイエットにハマった
ダイエットを目標に掲げるのならば、一番効果的なのはダイエットにハマることになります。
しかし、これには問題があります。
一体ダイエットの何にハマればいいのでしょうか、そもそもどうやってハマればいいのでしょうか。
ダイエットにハマるって、ちょっとイメージしにくいですからね。
しかし、この問題の答えは意外と身近にあります。
例えばわたしの場合、それは”料理”でした。
ダイエット中の味気ない食事に不満を抱いたことから、料理を少しは覚えようと思い立ったのがそのきっかけですね。
お弁当や外食だと食べられるものが極端に制限されてしまいますし、自分で作るにしてもスキルが低すぎて作れる料理はわずかでしたから。
もともと美味しいものを食べるのが好きな性分だったこともあって、覚えれば覚えるほど自分の好きなものが食べられるようになっていく料理にはすぐに夢中になっていきました。
カロリー制限をしながらでもマンネリせずいろんな味を楽しめるようになれる、お肉など高カロリーな食材もうまくダイエットに取り入れられる、ダイエット効果の高い食品を積極的に食べられる、糖質制限だって思いのまま、かつて抱いていた食事の悩みは大幅に改善されていきましたね。
もちろん、肝心のダイエットの結果も上々でしたよ。
無理のない食事制限(カロリー制限)とほどほどの運動の甲斐もあってか、なんと約15kg近くものダイエットに成功することが出来たのです。
料理を覚えたこと、料理にハマったことは、私のダイエットにとってのターニングポイントだったと言えるでしょう。
もちろん、これはあくまで私個人のほんの一例にすぎません。
しかし見方を変えれば、料理に限らず色々なものが”ダイエットと楽しさを両立出来る”。
この一例は、その証明の一つになるのではないでしょうか。
ダイエットと楽しさは色んなとこに隠れてる
「ダイエットと楽しさの両立」、これは私(筆者)にとっての料理だけに限らず、いろいろな所に隠れています。
例えば、登山などのアウトドアなんてどうでしょう。
アウトドアが好きな人や自然が好きな人ならカロリーを消費しながら楽しめますし、あんまり好きじゃない人でもFacebookやインスタに写真をアップすればいいネタになります。頻繁にいかなくても月一程度でも十分趣味と言えますし、カロリー消費が大きい分普通の運動より効率的とも言えそうですしね。
サーフィンなどのマリンスポーツや最近流行りのボルダリングなども、一人でも始めやすいうえ消費カロリーも大きいのでオススメです。
誰かと一緒にできるなら、フットサルやバスケ、テニスなんかはダイエットついでに友達を増やすチャンスにもなってくれるでしょう。
ダイエットと楽しさの両立は、何気ない日常の中にだって隠れています。
流行に敏感な人やお出かけが好きな人であれば、割と行うことの多いウインドウショッピング、これにもまたその一つです。
1時間真面目にウォーキングするのは退屈ですが、いろんなお店を見て回るのならば1時間どころか2時間でも3時間でも楽しく歩き回れてしまいますから、知らないうちにびっくりするくらいのカロリー消費を達成できてしまうのですよ。
このようにとにかく重要なのは、ダイエットにもなるがダイエットと感じにくいものに没頭することにあります。
目標の達成という結果を結果的に得られるような選択こそが、最も簡単にダイエットを成功させる1番の方法と言えるのですからね。
ダイエットが楽しみに変わるいくつかの例
ダイエットを楽しむこと、楽しみをダイエットにつなげること、それは言葉にするのは容易いですが、現実的には難しく感じるものですよね。
しかし、そこであきらめてしまうのは時期尚早です。
ほんの少し見方を変えれば、それを実現するための”種”は私たちの周りには意外にも多くあることに気付けるはずなのです。
一体どんな”種”があるのか、その例をいくつか挙げてみましょう。
例えば…、
- 運動
- ジム通い
- スポーツ
- 料理
- 早寝早起き
- ショッピング
などなど。
これらが一体どうやってダイエットにつながるのか、その続きは以下の記事にて詳しくご紹介していきますよ。