脇の黒ずみをなくすには症状に応じた対策が必要!

ワキの下の黒ずみでお悩みの方は多いでしょう。
自分でお手入れして何とかなるのなら、ちょっとでも薄くしたいと考えるのが当然ですよね。

 

黒ずみがどのくらいひどいのかによってかかる時間も違ってきますが、あまり費用をかけずにワキの黒ずみを解消しようと思えば、自分でお手入れするしかありません。

 

そして、ワキの黒ずみの種類やどんな症状が出ているかに関わらず、程度が軽かったり中等度の黒ずみなら自分で薄くすることはできますが、黒ずみの程度がひどいものは自己流のお手入れでは改善することは困難です。黒ずみが重度の場合には、皮膚科などを受診した方が良いでしょう。

 

ワキの黒ずみには、大別すると3つの症状があります。

 

1.埋没毛による黒ずみ
2.手穴汚れによる黒ずみ
3.カサカサしている色素沈着による黒ずみ

 

この黒ずみの種類によって、黒ずみのケアの方法が異なるので、最初に自分がどのタイプに該当するのか知ってください。
各タイプにふさわしいケア方法を選択すれば、できるだけ早く黒ずみ対策をすることが可能になります。反対に、自分の黒ずみのタイプにはふさわしくないケアをしていると、余計に黒ずみを強くしてしまうことにもなりかねません。

 

 

ワキの黒ずみの症状ごとに、一番ふさわしいお手入れの方法を表にしました。
敏感肌の人は肌に与えるダメージが大きいお手入れ方法もあるので、自分の状態を見ながら費用面なども考えた上で選択すると良いでしょう。

 

 

 

埋没毛型のブツブツ黒ずみの原因

埋没毛は、わき毛を無理に引き抜いたことで起きてしまいます。単純に黒ずんでいるだけではなくて、ワキの毛穴が触っても見た目にもブツブツとした感じがあるのならこのタイプに分類されます。

 

<埋没毛による黒ずみが起きる原因>

 

・毛抜きで無理矢理に引き抜かれた際に切れて埋没毛ができている
・埋没毛が伸びてくると、中から皮膚が押し出されるのでブツブツになる

 

毛抜きで無理にわき毛を引き抜いていると、ブツブツがあるワキの黒ずみができてしまうのです。
わき毛を剃るよりも抜いた方が生えてくるスピードが遅くなるので、自己処理する頻度が少なくて済みますが、埋没毛の心配があるので毛抜きの使用はあまりオススメできません。しかし、後述しますが、カミソリで剃るのも皮膚を乾燥させて色素沈着を起こす恐れがあるのです。

 

 

埋没毛型セルフケアの注意点

・毛抜きでわき毛を自己処理するのをなるべく止める
・毛抜きを使いたいときには、皮膚を挟まないように注意する
・埋没毛があるときは、無理矢理引き出そうとせずに自然にまかせる

 

 

 

毛穴の汚れによる黒ずみの原因

毛穴に汚れがつまってしまい、その部分が酸化することによって黒ずみができるタイプです。制汗剤のパウダーなどによるものが多いです。

 

 

<毛穴の汚れによる黒ずみの原因>
・日常的に使っている制汗剤やクリームなどが毛穴につまったまま汚れが落とせていない
・皮脂の汚れが毛穴に入ったままになっていて、酸化している
・肌の新陳代謝であるターンオーバーがうまく機能していない

 

毛穴の汚れがたくさんつまっているとブツブツして見えることもあります。
毛穴汚れがワキの黒ずみの原因になっているケースでは、ブツブツそのものが黒っぽく見えるのが埋没毛型のブツブツとの相違点です。

 

 

毛穴の汚れによる黒ずみセルフケアの注意点

・制汗剤をこまめに使っている人は、制汗剤の成分が毛穴につまってドンドンたまっていくことがあるので気をつける
・お風呂に入ったときに充分に洗い流せていないと、黒ずみがひどくなるので気をつける
・黒ずみをファンデーションで隠した場合には、しっかりと落とすこと

 

とにかく汚れをため込まないことがポイントになってきます。
ワキは皮膚が柔らかいですし洗いにくい場所でもあるので、入浴時に充分に洗うことが重要になってきます。

 

 

 

カサカサ型の色素沈着による黒ずみの原因と主な対策

 

<ワキの色素沈着>

 

ワキの黒ずみで困っている人のほとんどがコレです。わき毛の自己処理をするときのカミソリや毛抜きによるダメージで、皮膚が乾燥して起こります。皮膚が乾燥していると刺激に対して弱くなり、皮膚を守ろうとしてメラニン色素が身体を守るために反応して黒ずみを形成するのです。

 

<ワキの色素沈着の原因>
・カミソリによるわき毛の自己処理で皮膚が乾燥している
・日常的にワキに摩擦が起きるような恰好をすることが多い
・服や下着によってワキに摩擦がかかっている
・わき毛を自己処理した後で保湿を充分にしていない

 

ワキは人間の身体の中でも特に皮膚が薄くてデリケートな部分です。
乾燥しやすい部位ですが、そのことを知っている人が少ないので慢性的に乾燥していることも多く、黒ずみの原因となっているケースが非常に多いです。

 

顔に保湿をするのと同じように、ワキの下も保湿が必要であることを知っておくと良いですね。顔はしっかりお手入れするのに、ワキの下はないがしろにしている人が多いようです。

 

 

 

色素沈着よる黒ずみセルフケアの注意点

 

・カミソリで自己処理をするときには、カミソリを肌にすべらす回数を減らすこと
・洋服や下着などがこすれると黒ずみがひどくなるので、摩擦が少ないタイプのものを選ぶ
・ワキを不潔にしないように注意して、肌のターンオーバーを促進させる
・ワキを洗うときは優しく丁寧にこすらず洗うこと。こすり洗いをするとメラニン色素の生成が促進される
・肌が乾燥しているとメラニン色素が産生されるので、肌の保湿を心掛けること

 

 

 

脇の黒ずみケア手順 黒ずみを解消するベストな3ステップ

ワキの下の黒ずみを良くするためには、どのタイプにも共通なスキンケアの方法が存在します。正しい化粧品を使って、正しいケアの方法をマスターして、一刻も早くワキの黒ずみを改善しましょう。

 

 

正しいケアをしてターンオーバーを促進させれば治ります

わき毛を自己処理し過ぎて肌が刺激を受けると、ワキを刺激から保護するために皮膚の角質層が肥厚してメラニン色素が産生されます。その結果、肌が本来持っているバリア機能も低くなり、肌細胞が生まれ変わるサイクル(ターンオーバー機能)が遅くなってしまいます。すると、メラニンを外に出すことができなくなってしまうため、ワキの下がいつまでも黒ずんでしまうことになるのです。

 

結局、ワキの肌の新陳代謝を活発にさせてあげることが、最良の黒ずみケアということになります。
ワキの肌のターンオーバーを促進させるためのスキンケア方法は3ステップとなります。

 

 

 

黒ずみ専用の石鹸やボディーソープで洗う

まずはワキの肌をキレイにしないと、クリームを塗ってもムダになってしまいます。
一般的な市販のソープ類には、黒ずみケアに有効な成分は配合されていませんが、充分に泡立てたときに細かめの塩をひとつまみ入れると、黒ずみケアに効果的です。

 

ワキの黒ずみ対策になる石けんとしては、「ジャムウロンタルハーバルジェルソープ」が有名です。アイテムランキング2位になるほどの評判の石けんです。
普通の石けんやボディーソープ類と違って、メラニン色素に直接機能する成分が配合されています。ただ身体を洗っているだけで黒ずみ対策になるというスグレモノですね。
ちょっと洗い方を工夫して、充分に泡立てた泡で包んで3分間パックすると、成分が皮膚に浸透して黒ずみ解消効果がアップするのでオススメです。
ワキを泡パックしている間に身体の他の部分を洗うようにすると良いでしょう。

 

市販のソープ類を購入するのも良いでしょうが、黒ずみ対策用の専用石けんを試してみるのもひとつの方法ですね。黒ずみを効率良く改善することができるはずです。

 

 

 

ピーリングジェルで角質落とし&ターンオーバーUP!

ワキをキレイに洗った後は、ピーリングで古くなった角質を落としていきましょう。
古くなった角質層が落ちると、肌の細胞が生まれ変わるサイクルが促進されます。正常な肌のターンオーバー周期は約1か月程度ですが、これに近くなることで黒ずみが目立っていた肌が生まれ変わる速度がアップして、ワキの黒ずみが徐々にキレイになっていきます。

 

また、ワキのお手入れは毎日しなくて大丈夫で、週に2日くらいで構いません。
毎日使っても大丈夫だと書いてある顔用のピーリングジェルを使えば、ワキの下も優しくケアできます。ワキ以外にも、同時に首の黒ずみやひざ、くるぶしなどの古くなった角質層もお手入れすると良いでしょう。
なお、ピーリングジェルは、濡れた手で使っても効果がないので、手の水分をふいてから優しく丁寧にワキなどをクルクルとピーリングしましょう。

 

 

 

黒ずみ専用クリームでケア

「1.洗う」ことと「2.ピーリング」で、美白成分が充分に浸透する肌を作ってきました。
今度は、すでにでき上がっているワキの下の黒ずみを薄くする美白成分を浸透させていきましょう。
美白成分が浸透しやすいようなやわらかな肌になっているため、単にクリームを塗るよりも浸透率が高いです。

 

ワキのケアを怠っていると、黒ずみは解消するどころか逆にドンドン悪化してしまいます。
メラニン色素は沈着しやすいので、何も黒ずみケアをしていないとワキの下の色が目立つようになるのです。

 

メラニン色素の沈着を抑制する成分が配合されているケア商品を、ワキの皮膚に浸透させることが大切です。

 

ワキの黒ずみは、1日や2日では消えません。黒ずみの対策をするようになってから、だいたい3ヶ月くらい経過した頃から効果が目に見えるようになってきます。
ひとつのアイテムだけではなくて、2つ3つと実践するとより早く効果が出るでしょう。

 

毎日コツコツと継続することがカギです。
クリームやジェルは勿体ないからと少ししか塗らないと本来の効果が出にくくなりますので、タップリ塗ることが早めに黒ずみを解消するコツですよ。

 

 

 

脇のムダ毛処理にも注意が必要

ワキの脱毛は済んでいますか?全身脱毛は難しいという人は、ワキだけでも脱毛しておくと良いですよ。
カミソリや毛抜きによるわき毛の自己処理は、黒ずみを起こす大きな要因です。

 

もうすでにできている黒ずみを毎日ケアしても、カミソリなどの自己処理を続けていると、また新たに黒ずみを作っていることになるのです。
脱毛サロンやクリニックでの脱毛をしてもらうのが賢い選択です。
今は安くて痛みもあまり感じずに、スピーディーに脱毛できる環境が整ってきていますから、まだ脱毛していない人は一度検討してみると良いでしょう。

 

どうしてもわき毛を脱毛するのがイヤな人は、除毛クリームであまり肌にダメージを与えずに処理する方法がオススメです。
パイナップル豆乳除毛クリームなどを使用すると、だんだんとわき毛が減少するので良いのですが、コスパの面も考えると、やはり脱毛施術しておいた方がお得で便利です。ムダ毛の自己処理にかかる時間とお金は、想像以上にかかっているものです。

 

 

 

 

肌の黒ずみ症状別セルフケアの注意点

 

ワキの肌のお手入れの手順は同じですが、黒ずみの症状によって個別に気をつける点があるのでみていきましょう。

 

 

毛穴の汚れによる黒ずみのセルフケアの注意点

・制汗剤をこまめに使っている人は、制汗剤の成分が毛穴につまってドンドンたまっていくことがあるので気をつける
・お風呂に入ったときに充分に洗い流せていないと、黒ずみがひどくなるので気をつける
・黒ずみをファンデーションで隠した場合には、しっかりと落とすこと

 

 

 

埋没毛型の主な対策セルフケアの注意点

 

・毛抜きでわき毛を自己処理するのをなるべく止める
・毛抜きを使いたいときには、皮膚を挟まないように注意する
・埋没毛があるときは、無理矢理引き出そうとせずに自然にまかせる

 

 

 

色素沈着よる黒ずみのセルフケアの注意点

 

・カミソリで自己処理をするときには、カミソリを肌にすべらす回数を減らすこと
・洋服や下着などがこすれると黒ずみがひどくなるので、摩擦が少ないタイプのものを選ぶ
・ワキを不潔にしないように注意して、肌のターンオーバーを促進させる
・ワキを洗うときは優しく丁寧にこすらず洗うこと。こすり洗いをするとメラニン色素の生成が促進される
・肌が乾燥しているとメラニン色素が産生されるので、肌の保湿を心掛けること

 

 

 

重度の脇の黒ずみや早く治すため美容皮膚科の治療も検討しましょう

あまり時間をかけずに一刻も早くワキの下の黒ずみを何とかしたいと考えている人は、料金はちょっとかかってしまいますが、皮膚科や美容皮膚科を受診すると良いでしょう。

 

ワキの黒ずみが軽度から中等度ならセルフケアでも良いのですが、重度の黒ずみの場合には限界があって、自分でお手入れするよりも皮膚科などを受診した方が費用面でも結局は得になるケースも多いです。

 

色素沈着によるワキの黒ずみや、埋没毛によるワキの黒ずみのケースでは、ハイドロキノンなどの薬を塗る方法やレーザー治療が適しています。

 

毛穴つまりによるワキの黒ずみの場合には、ピーリング治療が効果的ですね。
いずれも医師とよく相談してから自分に合った方法で治療していくと良いでしょう。

 

 

 

脇の黒ずみが改善するまでは隠すという方法もあります

クリニックなどで治療しない限り、セルフケアで黒ずみが解消するまでには時間が必要です。
急にワキの開いた洋服を着るような機会が訪れないとも限りません。すぐに黒ずみを何とかしたいと思う場面もあるでしょう。

 

ワキの黒ずみをすぐに隠したいときの応急処置について知っておくと、いざという時に慌てなくて済みます。

 

そんなときは、ワキの黒ずみや毛穴を隠すためにファンデーションを使用すると便利ですよ。

 

 

 

脇の黒ずみを隠すポイントとは

 

・黒ずみが気になる部位を中心にして、ワキの下全体に塗り広げて使うこと
・汗に強いウォータープルーフタイプを選択すること
・衣類につきにくいので、リキッドタイプよりもパウダーファンデーションの方が適している
・オフするときは、クレンジング剤と石けんで充分に洗い流し、ワキの保湿も怠らないこと

 

ファンデーションを塗るのは取り敢えずの応急処置ですから、塗った後はしっかりオフしておかないと、ファンデーションの成分が毛穴につまってしまって、また新しく黒ずみを招いてしまうので気をつけなければいけません。