忘れもしない、あの日のことは…
ある日、職場の先輩からメールが来ました。合コンにお誘いのメール。
正直行きたくなくて断りたかったけど、日頃から良くしてくれてた先輩ということもあったので参加することにしました。
その合コンは次の土曜日。少し時間もあるので、その日までに肌の調子がマシになればと、頑張ったのを覚えています。
普段に増して洗顔を頑張る。野菜も一杯食べる。 ついつい食べてしまっていたスナック菓子も、自分に言い聞かせどうにか我慢。
そういえば、この頃になるとネットで調べまくってて、良いと思えたことは全部やってましたね。
- 肌のゴールデンタイムが始まる22時までにベッドに入る
- 肌の血行が良くなるということで、温水と冷水に交互に顔をつけてみる
- 造顔マッサージをしてみる
で、土曜日が来ました。
何も変わってねぇ
もう、やばかったですね。ストレス、憂鬱、ネガティブ思考。いずれも極限に達していたと思います。
決して忘れられない合コンが始まった
夕方になり、重い足を引きずりながら指定の居酒屋へ行きました。
で、居酒屋につくと他のメンツも。 しばらくして、遠くから先輩が女の子を連れてやってきました。
「あんま期待しないでね。」事前にそう聞かされていた。 そんなこと言っても、まぁそこそこ今時の子連れて来るんだろうなって思ってたけど・・・
チーン(合掌)
「え〜っと、右からおブスさん、おブスさん、一人飛ばしておブスさん。」
「あ〜ごめんなさいね、一人飛ばして。って、あなたニコちゃん大王やないか!」
もう、色んな意味で帰りたくなってました(笑)
自分のニキビの状態に加え、この女子の顔ぶれでテンションはゼロ。否、マイナス状態でしたかね。
そんな状態で始まった合コン。後ろの座席には、別グループの綺麗なお姉さんたちがいたのをハッキリと覚えています。ドブス揃いのコンパでしたので「きっと後で笑いのネタにされてるんだろうな〜」なんて考えてました。
で、自己紹介が始まりました。
「あ〜、見ないでくれ」なんて思いながら小さい声で言いました。「鈴木です」と。
「テンション低っ!!」間髪入れず声が。その方向を見ると、そこにはニコちゃん大王が。
「コイツは顔以外もクセがありそうだな。」と、イラッとしつつも、そう場を適当にやり過ごしました。
一通り自己紹介が済むと、もう僕には記憶がありません(笑)多分、どうでもいい会話をして、淡々と時間が過ぎたんでしょうね。 終わりを迎えた頃からの記憶は、今でも鮮明に残っていますが。。。
糞つまらない2時間が過ぎました。
言うまでもなく何も生まれない合コンだった。 ただ一つ、完全に酔っ払ったニコちゃん大王を除いては。
絡みまくるニコちゃん大王。
「ねぇ〜ねぇ〜、カラオケ行こうよぉ」
「私ってなんで彼氏できないのかなぁ〜」
・・・。
一通り絡んだ後、に説教モードに入るニコちゃん大王。
「◯◯(先輩)はそんなだから、彼女できないんだよ!」
「今日のコンパはイマイチ。先週は盛り上がったんだけどな〜。」
・・・。
ブス女にルックスをバカにされるという屈辱
みんなイライラしていました。
男も女も、そして既にテーブルの片付けを始めていた店員さんも。 指定の時間を過ぎてもニコちゃん大王が重い腰を上げず、いつまでも居座ろうとしたから。
しょうがないので、手を引っ張って起こそうとしました。
「触んないで!」そう言いながら僕の手を払いのける。ニコちゃん大王の矛先は僕に向いた。
「今日のメンバーの中で一番つまんなかった!」
「なんでテンションそんな低いの?みんなに合わせなよ。」
イライラしつつも適当にかわしていました。しかし、ニコちゃん大王が次に発した言葉が琴線に触れた。
「てかどんだけニキビだらけなんだよwウケるwww」
何かが頭の中で弾けた。これまでの人生の中でも、一度や二度くらいしかない感覚。
拳を高く上げる僕。そして力を込めて思いっきり振り落とした。
ドガッ!
ビクッとするニコちゃん大王。後ろのお姉さんグループ含め僕たちの周りはシーンとなった。ニコちゃん大王に向かい僕はありったけの暴言を吐いた。何言ったかはよく覚えていないけど。
「お前みたいなブスが人の見た目いじんなや!」
「さっさと店でろや糞がぁ!」
こんな感じだったと思う。
次は店全体がシーンとしたのは覚えています。すぐに冷静になり恥ずかしくなった。店員さんにテーブルを叩いたことを詫びて一人で店を出た。
時刻は22時くらいだったでしょうか。その居酒屋から自宅までは4駅ありました。 電車もまだあったけど僕は歩いて帰った。とにかく、歩きたかった。
家につくと既に日付は変わっていた。汗がダラダラ。その汗がニキビにしみる。すぐに風呂へ。