ウェブブラウザのJavaScript(ジャバスクリプト)の設定が無効になっています。Javascriptが無効になっていると、サイト内の一部機能がご利用いただけません。 蒼い瞳の天使様(マフィアパロ・ぐだ男総受け)2017年3月24日 22:38ネズミが住まう薄暗い倉庫、鎖にがんじがらめにされた顔面蒼白な痩せた男慣れた手つきで用意されたドラム缶を見た瞬間縛られた男は泡を吐きながら必死に叫んだ。ドラム缶の中は灰色の半固形物がめいいっぱい詰まっており何がなされるかなんて子供でも分かる話だった。「し、知らなかったんです…あ、あんなガキがそんな代物だったなんて…本当に、知らなかったんです!!!!お願いします!!許してください…」男はこの街の南区を支配する組織の一員だった。妾婦のつまみ食いを楽しみにしていた脳みそと下半身が直結した恐れ知らずで馬鹿な彼は上司の上司にあたる組織幹部が連れてきた毛色の変わった子供をいつも通り味見しようとして、一瞬の隙をつかれて逃げられた。これが替えのきく商品だったらいくら何でもコンクリートに沈められるなんてことにはならなかったはずだ。爪剥ぎ、ないし指数本で済んだ話だ。しかし、彼が逃がした子供はおいそれと替えのきく商品ではなくむしろ商品ですらない。ボスをはじめてとする組織幹部を務めている三つ子専用の妾だったのだから。ボスの三つ子の次兄にあたる幹部と出かけたついでに寄り道した、というだけだったのだ。アジア系にしては珍しい美しいアクアブルーの瞳とアジア系らしいブルネットの髪を持った少年は確かに愛らしかったがそれだけなら探せばまぁ、いないことは無い。しかし、「……羽根が生えたガキは天使様だって知らねーわけねーだろバカかお前?」「天使」普通は神の使いを指す言葉だが裏の界隈では全く別の意味を持つ。かつて愛玩用に遺伝子を操作され動物の因子を組み込まれた人間たちがいた。彼らは「人獣」と呼ばれ迫害され個体の寿命は短命、加えて何らかの障害があるケースがほとんどで生き残ったものは稀でさらにそれらも裏オークションでさばかれ絶滅したといっていいほど珍しい「商品」だ。その中でも「天使」…翼を持った種類は元々成功体がほとんどいなかったため写真でしか確認されていないまさに幻の生き物。そんな「天使」が五体満足、障害なし、さらに珍しい瞳と愛らしい容姿で発見された。たまたま外回りに出ていた組織の幹部…三つ子の末が飼い主からはぐれ迷子になったらしい少年を発見し有無を言わさずその場で拉致した。当然少年は暴れたが組織一の武闘派で知られる彼にかなうはずなくそのままボスの元まで連れていかれそのまま「今日から俺たちのな」と彼らのペットになった…という話である。「諦めたほうがいいぜ、オルタは見ての通りブチギレてるしキャスターは今あらゆるツテ使って坊主探してるからよ、まぁ立会人が俺でよかったなーサックリ終わらしてやるからよ沈める前に殺してやるよ」子供を連れてきた次兄は悪いな、とまるで肩がぶつかった程度の気軽さで怯える男に謝りナイフを手に取った。なかなかに大振りなそれは銀色に輝き、男の首くらいならアッサリ搔き切るだろう。「ら、らんさーさん…お、おねがいですおれ、がきつれもどしてきますからだから」「キャスターが探せないものを探す?お前が?無理だ。そもそもテメェの罪はアイツを逃がした事じゃねぇ俺たちの女に手を出そうとした。それだけで100回殺しても足りん。」「つー訳だ。大丈夫大丈夫、どうせみーんな行き着く先は同じだ。お前は先に其処にいくだけ。まぁなんだ、馬鹿なテメェを恨むんだな」男が最期に見たものは悪魔のような赤い瞳と気遣ってるようでこおりのように冷えきった赤い瞳。そして首から噴き出した紅い血潮。それだけだった。[newpage]「あー汚ねーな…黒だから目立たねーけどよー。なぁオルターなんか拭くやつねーか?」事切れた肉塊を見向きもせずただ革靴についた血を気にする男…ランサーは背後に控えていた幾分大柄な自分と瓜二つな男…オルタに話しかけるが弟は聞く素振りもないまま倉庫の出入口に向かう。用が済んだからいい、それより逃がした子供を追うといわんばかりに「落ち着けよ…区内ならメイヴとキャスターでなんなく見つかるし東のローマとは同盟組んでるから情報はくる、西の大和はまず壁でいけない。見つかるから大丈夫だって」長兄であるキャスターと組織の女幹部メイヴの蜘蛛の巣のような情報網なら大丈夫だろう、と末子を宥める彼に宥められた末子は噛み付いた。「北は?スリーピーホロウの縄張りだぞ境界の治安は悪いがその分人も多い身を隠しながら渡るには条件が揃ってるが?」だめだ。完全に目が据わってる。とりあえず落ち着かせようとランサーはどうどう、と手のかかる弟を制する。「だーかーらー。まずはキャスターからの連絡…あ、来たわ。」素晴らしいタイミングで軽快な電子音を立てた携帯に耳を当てランサーは「はーいはいなーに?お兄様」とまたまた軽い口調で電話越しの兄と相対し数分話したあと携帯を懐にしまい。睨みつける弟に手を合わせた。「あーお前の最悪が当たりました。すまん、坊主は北の境界を越えた。スリーピーホロウ…「首無し」の縄張りだ。」まあ、これをきっかけに潰すのもありだな笑う次兄の瞳に見えた剣呑な輝きを見た末子は「道化が…」と小さくボヤき扉を開けた。彼の瞳にも同じ輝きがあることを気づいていたのは真っ赤な月だけだった。[newpage]夢を見た。誰かと手を繋いでいる。手袋は俺と手を繋ぐときは必ず外してくれる。ふわふわの髪と紅色の目をした怖いけど、優しくて大好きな俺の「×××」さま「リツカ、少しまっていろ」頭を撫でてくれるその手が大好き、笑うと優しい顔になるの、俺知ってる。「うん!!俺まってる!!」「いい子だ」二つ返事で頷けばまた頭を撫でてほっぺにキスしてくれた。少しくすぐったいけど幸せな気持ちでいっぱいになる。手が離れてその人は人の波に消えてしまった。不安だけどまつ。すぐに来るから大丈夫。いつも約束守ってくれるから。壁にもたれて地面を見ていたら不意に黒い影に覆われた。見上げれば蒼い空の代わりに赤い瞳ととがった牙を持った知らない人がニヤリと笑った。「おまえ、こい」手を引かれる。爪が食いこんで痛い、痛い!!だめだ!!約束したんだ。待ってるって!!「!?や、やだ、やだ、たすけて…!!」名前を呼びたいのに、わからない。わからない。大好きな人、大切な俺のー夢はいつもそこで終わるんだ。[newpage]「■■■、!!」背中に凄まじい重量と鼓膜に響くこれまた凄まじい声にはね起きた。見れば蒼い毛並みの体躯のいい…いや、巨大な狼が甘えるように身を乗り上げていた。この家の番犬で俺の友達「ロボ」だ。「~、~ッ!!び、びっくりした…おはよう…ロボ…ダディとへシアンは?」目を擦りながら問えば鼻先で扉の向こう…ダイニングを指しワン、と一声。そういえば今日は…(君に合う服は難しいからね…喜びたまえマイボーイ…明日はお出かけだ!!さすがにいつまでも私のシャツでは…え、なんだねへシアン?「あんたの趣味が8割」?何言って…)お出かけだ!!昨日の会話を思い出しロボが止めるのも気にせずダイニングに向かって走って俺は盛大に滑った。そうだ、スリッパは滑るのだ。しかし想像した衝撃は来ず温かい何かに抱きとめられそのまま抱え上げられた。「へシアン!!おはよう!!今日も真っ黒だね!!」上から下まで真っ黒な服、顔すら真っ黒なヘルメットで隠した全身真っ黒人間・へシアンだ。ダディのボディガードらしいけど話せないからいつもタブレットを使ってる。凄く背が高くて力持ちなんだ。軽くはないはずの俺を片腕でだきかかえ、そのままタブレットを持ち「おはよう、リツカ。起き抜けで走るのはいけない。気をつけて」と凄まじい速さで打ち込む彼に「はぁい…ごめん…」と謝れば分かればいい、とすんなり下ろしてくれた。そしてダイニングに入ればいた!!灰色の髪青と灰が混じった不思議な目ちょっとおじいちゃん…いや、おじさん?な物知りで楽しい俺の大好きな人!!「ダディ!!!!!!」先のへシアンの約束は何処に行ったといわんばかりにの全力疾走からの抱きつきに戸惑うことなく両手を広げ受け止めてほっぺにキス。お髭がくすぐったい、でも幸せな気持ちでいっぱいになるからいいや。「おはようマイボーイ!!今日も朝から元気だな!」「うん!!俺元気だよ!!ダディ、今日お出かけでしょ?手、繋いでね?」「いいともいいともそれ位!!君に似合う服を見つけないとね…大丈夫!!へシアンもロボも一緒だ怖くないからね…」お出かけは楽しみだけど怖い。一週間前、俺はお出かけ中に怖い人に攫われて凄く怖くて恥ずかしいことを沢山された。知らない人が外に連れ出してくれた時に運良く逃げれたけどその後また怖い人に連れていかれかけた所をたすけてくれたのがダディとへシアン、そしてロボだ。『驚いた、本当に実在したのか…嗚呼、怖かったね。もう大丈夫だよ。私は君を助けに来たんだ』ダディはボロボロの俺を抱き上げて土がついたほっぺにキスしてくれた。幸せな気持ちになるけど汚いよ、って止めたら『君が汚いなんて…こんなに可愛い君に汚い所なんてないよ。』そういってダディは俺を家に連れ帰った。温かいお風呂に入れて美味しいご飯をくれた、傷が痛むと悪いからと痛み止めもくれた。ありがとう、といえばダディは少し困った顔をして『…「天使」の刷り込み、って奴かね…』と頭を撫でてくれた。よく分からないといえば『いいよ、今日から私が君のー』あれ?なんて言ったんだけ?ダディはあの時…「リツカ、大丈夫かい?」名前を呼ばれてハッと顔を上げた。ダディが心配そうにこちらを見てる。名前しかわからない羽根が生えた怪しい俺を子供のように愛してくれるダディに心配かけるなんて、なにをしてるんだ。「大丈夫、今日もダディはかっこいいな、って!!」満面の笑みで答えればダディは「くー!!聞いたかいへシアン!!今日もマイボーイが可愛いよ!!」とよろこんでくれた。よかった。だってダディは俺の大好きで大事な「 」だから[newpage]「刷り込み…買い手を「かけがえのないもの=主」として認識させる一連の行為。個体によって違うが「伯爵」を尾けて正解だった。優秀な人材は失ったがそれに勝る情報を手に入れることが出来た。継続的な頬へのキスによる多幸感と安心感そして契約の言葉前の主の消去は専用の薬を。ケルトの奴らに出し抜かれたときは焦ったがマヌケがヘマをしてくれたおかげで助かった。これで「リツカ」は私の可愛い「天使」だ。」北区の支配者、「首無し」の収めるスリーピーホロウのアジト、その最奥で「ダディ」と呼ばれていた紳士・モリアーティは楽しそうに笑う。便宜上というか世間ではへシアンがボスになっていて彼はへシアンの秘書扱いだが真実は真逆。組織の頭脳にして影の首領モリアーティ最強にして不死身の番人、へシアンそして最凶にして最速の狼王ロボ、この3人が治めているのが「スリーピーホロウ」という組織なのだ。ちなみになんでへシアンが表向きリーダーなのかといえば「君のほうが凄みあるし、私は裏方が好きだから」というモリアーティのわがままのせいだがまあ上手くいっているからいいだろう。『ケルトの奴らが嗅ぎ回ってる。伯爵らしき人物を北区で見たという話も出てる。確認中だ。』へシアンの慣れた手つきでタブレットに打ち込んだ文字を見てモリアーティはふむ、とうなづきながら手に持った杖…の形をした銃をカツリと鳴らす。「ケルトは無視していい、キャスターが出てきたらアレだが…ランサーとオルタは脳筋だ。うん、凄く。パワープレイならなんとかなる。問題は伯爵だ…万が一、リツカが彼を見たら思い出す可能性がある。刷り込みの焼き直しが終わるまで絶対リツカから離れるな、ロボ、お前ならリツカが隠れても連れ帰れるからな。」そこまで一気に話し盛大にため息をついた。しかしその表情は酷く楽しげで憂鬱な様子は何も無い。「ああ、早く帰ってリツカを可愛がりたい…にしても天使なんて皮肉だな。誰も彼もこぞって彼を取り合って欲しがって争う。あの幼さでみんなを惑わして骨抜きにしてしまうんだから怖いものだよ。」白い翼の悪魔かな?天使の飼い主は勝者の笑を称えていた。[newpage]「なぁ知ってるか?南の「ハニーシロップ」のトム、ケルトのクーフーリンたちの女に手出したらしいぞ」「はぁ!?あいつ薬キメすぎたんじゃ…いや、前からだわ。なに、メイヴちゃん?」「いや、メイヴじゃなくて…蒼い瞳のガキらしい。バレて速攻殺されたって。末子がブチギレて店半壊にしてメイヴがめちゃくちゃキレてたけど事情聞いて「天使ちゃんに手出したの!?」ってトムの玉を踏み潰したらしいから」「ヒェ…アイツ本当にアホの極みだな…メイヴちゃんに玉潰し…御褒美じゃねーか!!」「…引くわー…でもまじで羽根が生えてたらしいから本気で天使だったのかも…」「おい、詳しく聞かせろ。」「はぁ?なにお兄さん…他所に…え?あんたなんで、いんの…」「え?誰?お兄さん。知り合い?」「俺を知っているか、顔は知れているからな。まぁ名乗っておこう。ケルトの犬と首無しに伝えておけ」『巌窟王の所有物を返せ』とな[chapter:蒼い瞳の天使様](さぁ、一体誰のもの?)[newpage]雑な設定ぐだ男(リツカ)→10歳くらい?背中に羽根が生えた「天使」と呼ばれた愛玩用人間の末裔。ゲスな金持ちに売られかけていた所をエドモン(モンテクリスト伯)に助けられた。頬へのキスはエドモンが繰り返し与えていた彼に対する愛情表現なので本来の刷り込みには必要ない。刷り込みされたため現在の主はアラフィフ。しかしエドモンのことは「かけがえのない人、」と認識している。なお処女はクーフーリンズにぶち抜かれた。新茶→北区を治める「スリーピーホロウ」ボス。伯爵が天使を連れているという噂を聞きめちゃくちゃつけまわして刷り込み情報ゲットしたのにまさか脳筋集団に先越されて焦りMAX→結局棚ぼたで可愛いマイボーイゲットした今作のラッキーマン。とりあえず伯爵とケルト消してぐだ男を可愛がりたいダメなダディ。クーフーリンズ→たまたま街で見つけた天使に一目ほれ→他人のものは俺のもの精神で拉致して処女いただきました。執着度は一見オルタ>>キャスター>ランサーだがじつはランサー>>>>オルタ=キャスターである。刷り込みの情報あれば完全勝利だった。巌窟王→ぐだ男の主。完全に善意でぐだ男を助けた唯一の人。天使ではなくぐだ男個人を愛している。例え記憶がなくなって彼の中から消えてしまっても必ず幸せにすると固く誓っている。隣にいるのが自分でなくても彼が幸せならそれでいい。