デリケートゾーンのニオイと痒みが強くなる仕組みと対策方法
2015年12月22日
デリケートゾーンのニオイと痒みを解消するにはさまざまな方法がありますが、間違ったケアは逆に悪化させてしまうこともあります。なので、適切なケアをするためには原因を知ることが大切です。その原因から正しいケアができます。
ここでは、デリケートゾーンのニオイと痒みが発生する原因から対策方法を紹介します。正しいケアをしてクサい性器臭とさよならしましょう!
女性の陰部周辺は痒くなったりニオイがしやすい
男女限らずデリケートゾーンは服や体毛に覆われているため外気に触れにくく、からだの中でも蒸れやすい箇所です。そのため、ニオイや痒みが多少あるのは仕方ないでしょう。
しかし、女性の場合は特に細菌や真菌(カビ)が繁殖しやすい環境といえます。
その理由は以下の3つです。
- 性器がからだの内部になる
- 構造が複雑で経血やおりものなどさまざまな分泌液が常に出ている
- ナプキンやストッキングも合わせて履くことが多いので蒸れる
このように女性の陰部周辺は、どうしても痒みやニオイが強くなりやすい環境といえるでしょう。
ニオイと痒みを悪化させる原因を避ける
女性の陰部のニオイと痒みを悪化させる原因のほとんどは洗い過ぎや肌を強く掻くことによる肌荒れです。
肌を強く掻くことによる肌荒れ
肌にはバリアゾーンがあります。バリアゾーンは異物から肌を守るためのバリア機能です。痒みによって強く掻いてしまうとそのバリアが壊れて肌が荒れます。すると防御機能が弱まるので、細菌と真菌が繁殖しやすくなってしまうのです。細菌や真菌が増えれば、当然ニオイも強くなります。
さらに、細菌や真菌が繁殖するとニオイだけでなく痒さも増します。すると、そこでまた肌を強く掻くいてしまうといった悪循環に陥ります。
洗い過ぎによる肌荒れ
肌を洗いずぎると皮脂を過剰に除去してしまいます。皮脂は肌の乾燥を防ぐために大切な存在です。その皮脂を過剰に除去してしまえば、肌は乾燥しやすくなります。肌が乾燥すれば痒くなるのでそこで肌荒れを起こすのです。
特に、使用しているボディーソープに界面活性剤が含まれている場合は注意が必要です。界面活性剤は強い洗浄力と刺激があり、洗い過ぎによる乾燥だけでなく、肌バリアも傷つけます。たとえ植物性と書かれていても、界面活性剤はいろいろなものからつくることができます。
本当に植物成分とは限りませんので肌へのダメージを考慮するのであれば避けるべきでしょう。
また、デリケートゾーンの石鹸と言えばジャムウ石鹸が有名ですが、選び方には注意が必要です。ジャムウというと肌にやさしい成分が含まれていますが、ニオイを抑える効果が弱いものもあります。なので、しっかりと消臭成分を含んだジャムウを選ぶといいでしょう。
また、膣内は基本的に洗剤で洗ってはいけません。膣内を洗ってしまうと、菌が繁殖しにくい弱酸性に保っているデーテルライン乳酸菌という常在菌を洗い流してしまうからです。常在菌が減れば、自浄作用が弱まってさらにクサくなってしまいます。基本はシャワーの水圧で洗うだけです。どうしても洗いたい場合は専用の洗浄液を使いましょう。
疲労はデリケートゾーンを臭くするから要注意!
ストレスや身体的な疲れがあるときは抵抗力が落ち、痒みやニオイが発生しやすくなります。特に敏感肌の方は影響を受けやすいので注意しましょう。また、ホルモンバランスが崩れる更年期もホットフラッシュや急激な体温の上昇によって菌の繁殖を促し、痒みとニオイを強くします。
抵抗力が落ちても細菌や真菌が繁殖しないよう、日ごろからこまめにナプキンを変えたり、ウォシュレットで洗うなどして陰部を清潔にすることを心がけましょう。
痒みが強い場合は早めに病院へ
炎症が軽度であれば清潔にして専用の軟膏を使うことで治りますが、症状がひどい場合は感染性外陰炎や尖圭コンジローマ、トリコモナス膣炎である可能性もあります。その場合は治り難くなる前に病院での受診が必要です。たとえば、
- 痒みが強い
- おりものの量が異常に多い
- 悪臭のある黄色っぼいおりもの
- 外陰部がただれる
このように、いつもと違っておかしいと思ったら早めに産婦人科で診てもらいましょう!
清潔に保つことを心がけて対策を!
陰部周辺の痒みとニオイの原因は蒸れによる菌の繁殖なので、できるだけ蒸れを防ぎ、清潔に保つことが大切です。
- スカートにすることで通気性をよくする
- 通気性と吸湿性が高いパンツをはく
- デリケートゾーンを締め付けるようなストッキングやパンツ、ガードルを避ける
- 生理用品はこまめに変える
- 肌にやさしい弱酸性のボディーソープまたは石けんで丁寧に洗う
中でもボディーソープは先に記載した通り、陰部周辺のニオイと痒みへの影響が大きいので洗浄力が強い製品は避けましょう。